およしのデジカメ日記です。
今日は何処へ出かけたことやら・・
今日は羽黒山に参ります。「出羽三山を巡る旅・完結編」
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名付けて「出羽三山を巡る旅・完結編」です。
と申しますのも20年前、月山、湯殿山に参拝致しましたが未だ羽黒山が残っていたからです。
振りだしに、玉川寺(ぎょくせんじ)を訪れました。玉川寺は全国でも珍しい九輪草の純群落など、
さまざまな花が咲くことから「花の寺」と呼ばれています。九輪草は殆ど終わって居りましたが、
お部屋から眺めた庭園は国指定名勝の名に恥じません。ここで久しぶりに蛇君に出会いました。 ご参考URLです。 http://www.gyokusenji.or.jp/ |
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お寺の外壁に珍しい物がありました。これは、修羅( しゅら)と言って、これに大木や大石を 載 せて曳いたのだそうです。雪国で冬に橇として用いたのでしょうね。今も使う事あるのでしょうか。 |
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玉川寺から車を走らせ、いよいよ大きな鳥居をくぐって羽黒山へ参りました。鳥居をくぐると
驚く程の宿房が並んでおり、ここが山伏たちの修験の場で有ることが良く分かります。丁度全国から
山伏が集まって修行を行う「秋の峰」が終わったばかりでした。 羽黒山の国宝五重塔です。厳かな気持ちになります。ここまでは簡単に登って参りました。 この塔を左に見て、いよいよ二千段以上の石段登りの始まりです。 ご参考URLです。 http://www.izakaya-taira.gr.jp/taira09/newpage17.htm |
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羽黒山は標高414m、全長1.7km、2446段の石段があります。この杉は樹齢350〜500 年で、国の特別天然記念物に指定されているそうです。途中でへたばったら大変と、「気」を いれて一段一段登ります。 |
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一の坂踏破、急な二の坂を上りきると、二の坂茶やがありました。みんなここで一休み。 ここからの眺めは絶景で、稲が黄金色に実っている庄内平野、そのずっと向こうに霞む日本海まで見晴らせます。 |
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この茶やで、羽黒町長さんから一寸早めの登山認定証が頂けます。曰く、「あなたは特別天然記念物羽黒山参道 杉並木のなか2446段の石段を踏破し霊山羽黒山を参拝されました。その健脚をたたえ認定証 を授与します。」 エッヘン。 |
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ここは芭蕉三日月塚です。 今日のガイド兼ドライバーさんは親戚の若者T君です。彼は学生時代からの山男。頼り甲斐があるというものです。 今日の為に次のようなメニューまで用意してくれました。「今回は羽黒山の石段、国宝五重塔、 三山合祭殿をたずねる。また、芭蕉の足跡を辿る。云々・・」で、三の坂の手前から脇道に逸れて 芭蕉が庵を結んだという南谷というところまでウオーキングです。 この画像の所からまたず〜〜〜っと歩きました。 |
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南谷は全く浮世離れした空間で、訪れる人もあまりなさそうで、こんなところに庵を結んだ
芭蕉にひととき思いを馳せました。庵の礎石が残っておりました。この東屋の机に誰がおいたのか
きのこが乗っておりました。 |
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やっとこさっと無事に登りきりました。コングラチュレイションです。ここに三神合祭殿
(重要文化財、日本最大の茅葺きの建物)があります。出羽三山の神様が一緒に祀られて
います。大きいので、近くから全体を写す事が出来ませんでした。 ドライバーT君の次なるメニューは「最近メジャーになりつつある山形のそばだが、庄内地方は そば文化圏から外れる小麦粉文化圏。そこには「麦きり」というそば切りに対抗しうる絶品がある。 山形そばと合わせて食す事ができる。」・・・という訳で鶴岡までつっ走り、「寝覚屋半兵エ」 なるそばやへと誘ってくれました。ツルツル。美味美味。 |
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突然の画像は肘折り温泉の宿の晩餐です。峠道から下り下って黄昏どきに鄙びた肘折温泉着。熱い温泉に入って、
鮎の塩焼き、あけびの実のタネを抜いてそこに何か詰めて輪切りにしたもの、「えい」の甘辛煮、鳶たけ、
名だたる「いも煮」など、土地の珍しい山の幸と、美味しい銘酒・大吟醸「絹」に舌鼓を打ち、一日の疲れも
たちどころに雲散霧消です。 ご参考URLです。 http://www.yamagata.isp.ntt-east.co.jp/wnn-c/onsen/mogami/hijiori/ |
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これが名だたる本場の芋煮。しょうゆ味です。旅館のせいで上品。きのこが入っています。 |
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翌朝、朝市に行ってみました。サテ、これは何だと思われますか?私は大きな「冬瓜」だと思いましたら、
同行のたかちゃん(親戚)は自信たっぷりに「夕顔の実です。」と。あの夕顔の???? ご参考URLです。 http://www.agara.co.jp/syasetu/syasetu20000813.html |
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郷土色豊かな朝市です。昔からの湯治場なので、自炊の材料をこの朝市で買い求めたそうです。
その名残がこの朝市とか。自分の家で作った野菜や漬けもの等色々並べて売っております。
滅多に手に入らない「えご草」を発見!ぜんまいと共に大好きな食品です。小振りなキューリの
塩漬けも何本か買って持ち帰りましたが、味が落ちる事もなく、自然の甘みがあって絶品でした。 ご参考URLです。 A HREF="http://www4.ocn.ne.jp/~lavender/9_2.html |
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当初のT君の予定では庄内の酒造資料館へも行く予定でしたが、残念ながら次回(?)に持ち越し です。出羽三山を巡る旅 完結編は滞りなく終わり、山形新幹線新庄駅に掲げられた祭りの大凧に 見送られて、父の古里山形に別れを告げました。Tくん皆様、有り難うございました! |