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カナダ紅葉紀行
ハンツビル
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6日目
10月3日に成田を出発して、トロント、ケベック、モントリオール オタワ、ハンツビルと移動して、6日目の今日、ゆーくりのリゾート気分 も此処までで、そろそろ旅も最終ラウンドです。
「皆さーん、お昼はお弁当でーす。どこで召し上がってもいいですよー。 バスの中でも汽車の中でも。でも、ハンツビルの駅までは、15分位で 着いてしまいまーす」
バスに乗り込むと、それぞれの座席におおきな、ランチボックスが置いて あります。お弁当と言うので、小さなサンドイッチでも出るのかと思って 居りましたのでビックリです。昔々、幼稚園生が持って歩いたバスケット 位あります。
何だかみんな幸せそうな顔をしております。 中を覗くと、缶入りオレンジジュース、市場で見た小振りのリンゴ1個、 顎を外さなくては噛みつけないハンバーガー、(2つに切ってあります。 ハムが4センチ位の厚さです。) ポリ袋の中にキューリ、セロリ、人参のステイックが入っています。 塩、胡椒、マヨネーズ、おまけにチョコチップの入った厚いクッキーが 2枚です。汽車の中で頂くことにしようと、大事に膝に抱えます。
「ハンツビルの駅は無人駅なので、ゴメンナサイ、皆さんご自分のスーツ ケースを運んで頂くことに成るかも知れません。宜しくお願いします。 それから、列車は必ずおくれまーす。カナダ時間ですので、すみませーん。」
ハンツビル駅
に到着です。 添乗員のMさんは、どこかに電話しています。結局、50分遅れで、 走行中との連絡が入ったとのこと。 ハンツビルの町までゆくも良し、この辺でピクニックするも良しと言う ことです。
先程通り越したハンツビルの可愛い町にいってみたくなりました。 やはり感謝祭の大きなカボチャや、人形が、家の前をメルヘンテイック に飾っていました。こじんまりした町には夢が一杯つまっていそうです。 でも、反対する「人」が居りましたので、結局駅を見下ろすさりげない 空き地のベンチに陣取って、アノお弁当をゆっくり頂く事にしました。 このアイデイアもなかなかなものです。
駅の向こうは、美しい湖だったのです。素晴らしい景色です。 振り返ると、道を隔てた向こうの、正にカナデイアンスタイルの家の庭の モミジが真っ赤です。列車が遅れたお陰で、思わぬピクニックを致しました。
無人駅の裏側風景
この向こうから汽車が来ます
止まっている貨物列車
駅の前の家
目に沁みる紅葉です