SW2の運命は如何に!
来年3月に車検の来るSW2をどうしようかと迷っていたのだが、つい浮ついた気持ちで会社のリース契約でゴルフGLiを予約してしまった。 GLiは、ゴルフVの中でも最も乗り心地のいいお薦めグレードだが、さて車庫証明も出して、フランス出張から帰って来ると、販売店からいついつに登録がかかるという連絡が入っていた。

あわてて以前にファミリアを買い取ってもらったリンゴのマークの買取店にSW2を持っていくと、これが査定はゼロ。 「ガーン」、一月半前に電話で問い合わせたとき10万くらいと言っていたのに。 曰く、
「知り合いとかオークションで売れるものなら、そちらをお薦めしますよ。ただし、売った後すぐに調子が悪くなることもありますから、取引後は一切文句を言わないとしておかないと友人を失うこともあります。」

丁寧な対応だが、要は引き取りたくないということか。 それではと、今や中古車最大手の「巨人」となったG社のお店に持っていくと、出てきた店長は親切に対応してくれながらも、 全国600店+オークションネットワークに情報を流してみても引き合いがなく、システム上は値段はつかないと申し訳なさそうに言う。

(店長)「まだ3万7千キロで、きれいに乗っておられて状態もいいし、ワゴンですから売れないことはないと思うんですよ。 しかし、なにせオークションで過去三ヶ月間に3台しかこのぐれーどは出ていなくて、その相場が3万円。 リサイクル料金や登録抹消の費用を考えると赤字が出ますから、値段は付けられないんですよ。 うちも台数ほしいし、なんとか5千円なら引き取らしてもらいます」
(YM)「売れなかったらどうなるんですか」
(店長)「そのときは解体ですね。先日、珍しくサターンのクーペが入りまして、それはトランクが水漏りでカビが生えてて解体行きでした。」
(YM)「、、、、。」

せっかく洗車して持ってきたのに、こんなにきれいでどこも調子は悪くないのに、スクラップというのはあまりにつらい。 クルマには7年間の家族の成長の思い出が詰まっているではないか。 しかし、買い取る方も、長く在庫しているわけに行かないので、引き取り後一週間以内に売れなければ解体行きだという。 思わず、夏のディズニー映画の「Herbie」(カブトムシ)を思い出す。 それではあまりにクルマが不憫ではないか。

しかし、Yahooオークションなどをみても、車両を出品しているのはいずれも自動車修理屋さんらしき人たち。多分、下取りなどで引き取ってそれを仕方なく出品しているのだろう。 3−4台出ているうちには、「パーツ取り車」とうたっているものもある。 ああ、無念。 サターンオ―ナーの多くがこんな思いをしているとしたら、一体誰のせいだ!

スクラップ行きの可能性が大となると躊躇してしまったが、G社は買取台数も実績として大切らしく、「月末だから今日なら一万円つける」と店長はプッシュセールス(?)してくる。 もう夜の9時半を回っている。 ゴルフの納車期限は週末に迫るし、あきらめるしかないのか。 「スクラップではなく、必ず再販すると約束してくれるなら」と言って、とうとう根負けして買い取り契約書みたいなものにサインをしてしまった。
「でも、気が変わるかもしれないよ」 
「そのときは仕方ないです。」

蕭然として、家に帰る。 家内が「いくら付いたの」と聞く声にも言葉を濁す。 実家に電話をして、サターンを手放すことになりそうだが、誰か親戚なんかで乗る人はいないか、タダで上げるから、と話す。 翌朝も気になって早く目が覚めた。果たして、SWはついに解体の憂き目にあうのか(続く) 
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