新たに作られたドイツの北部第3捕虜収容所に、札つきの脱走常習者・連合軍空軍将校たちが運び込まれた。しかし、早くも“心臓男"と異名をとったヒルツは鉄条網を調べ始めるし、ヘンドレーはベンチをトラックから盗み出す始末だ。まもなく、ビッグXと呼ばれる空軍中隊長・シリルが入ると、大規模な脱走計画が立てられた。まず、森へ抜ける数百フィートのトンネルが同時に掘り始められた。 それはトム・ディック・ハリーと名付けられた。何と、全員250名が逃げ出すという企みだ。アメリカ独立記念日、トムが発覚してつぶされた。が、ほかの2本は掘り続けられた。しかし、掘り出し口が看守小屋の近くだったため、脱走計画は水泡に帰してしまう…。
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