岡村通信 No.83  「世界はときどき美しい」 2007年4月29日


GW、いかがお過ごしでしょうか? 

私のHP内の「写真日記」が携帯でも見られるようになりました。 毎日、欠かさず更新しています。
こちらを入力して、是非、御覧下さい。 http://blog.drecom.jp/y_okamura/m/   


【 最近観た映画の感想 】

映画 『世界はときどき美しい』  http://www.sekaihatokidoki.com/     公開中
人間は言葉でしか会話出来ないけれど、実は映像にも言語があり、映像でしか語れない事がある。
「確かに画面は綺麗だったけど、何だかフンワリし過ぎてて、かったるい〜」と思った貴女は、ちょっと
心が堅くなってしまっているのかもしれない。これは、「ひらがなで書かれた、柔らかい映画」なのだ。
たまには、ひらがなの優しさを味わいに劇場へ行こう。とても思い切りの良い作品だと思う。

映画 『ハンニバル・ライジング』    http://www.hannibal-rising.jp/    公開中
「レッド・ドラゴン」でのアンソニー・ホプキンスは、もう既に結構老けていて、続編はキビしいかも、と
思っていたら、この手があったか!レクターの叔母として、突然、コン・リーが出て来たのには驚いた。
しかも、日本人役。もしも、リドリー・スコット監督なら、きっと、日本人女優を使っただろうに、残念!
レクターの「巨大なトラウマ」が、どんなものだったか?という興味が最後まで、引っ張って行ってくれる。

映画 『ドレスデン、運命の日』    http://dresden-movie.com/     公開中
ラストは、S・スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」を思わせる、胸に迫るものがある。
戦乱の中でのラブ・ストーリーというよりは、空襲の本当の意味での恐怖とサバイバル、戦争の愚かさ
巨大な空しさを描いた感がある力作。 私も、この美しい地方都市・ドレスデンに行ってみたくなった。
そして、この、問題だらけだが、とりあえずは平和な国・現代のニッポンに住む幸せを噛みしめた。


【 4月10日 火曜日 午後7時半 曇り 川崎市川崎区・川崎市産業振興会館 9F 】

映画 『カレイド・スコープ』(梶原知使監督/水元秀二郎、金山一彦、萩原流行、保坂尚樹ほか)
の撮影だ。孤独なヒットマンとスターを目指す少女、事件を追う刑事のデリケートな心の交流を描く。

捜査四課の課長である私は、「青山刑事(金山一彦)をいつも罵倒しながらも、最終的にはお互いに
尊敬し合っている、という感じを出したい」と思って、本番に臨んだ。

ここは、かなりの長台詞のシーンだ。原稿用紙に書き出してみると、全部で5ページあった。
プロデューサーのTさんが、“良ければ、カンペを用意しますが…”と言ってくれたが、もちろん断った。

大丈夫、大丈夫。
昨秋やった舞台の「10分間・独り喋り」に比べれば、何の事はない。
全く、怖くなんかないゾ…(汗)。

NG1回で、何とか終了。
ホッ…。
終わって、川崎駅まで、一人、ゆっくり歩いた。

葉桜の夜桜。 くっきり、目に鮮やかだ。
世界は、ときどき美しい。
次の仕事も新しい事務所も、まだ何も決まっていないが、不思議に全く不安はない。
自分の中の、ある充実感だけを肴に、今は、焼酎“黒霧島”で、一杯やっている。


【 私の最新の出演作品です 是非ご高覧下さい 】  

映画 『デコトラの鷲・其の四〜愛と涙の男鹿半島』   絶賛公開中!  
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD10438/index.html                       
(香月秀之監督/哀川翔、井上晴美、及川奈央、柳沢慎吾、小西博之、江藤博利ほか)
いつものようにデコトラで全国を飛び回る鷲一郎は、浅草でドタバタ騒ぎを起こし、ひょんな事からワケあり美女と知り合いに。未練を残しつつも稼業に戻り、秋田のデコトラ全国大会に参加する。しかし、そこで、鷲一郎のデコトラが、何者かに乗り逃げされ、壊されてしまう羽目に…。
私は、金に困った鷲一郎に、インチキ毛はえ薬“ハエール”を売り付けられる男を演じています。

海外ドラマ 『エイリアス2』 第34話“脅迫者の正体” http://www.tv-tokyo.co.jp/alias2/
テレビ東京・ランチチャンネル 5月9日(水) 午後12時30分〜1時25分 放送予定!         私は、ニースの空港で主人公・シドニーらの罠にかかる税関の職員の声で出演しています。

映画 『九転十起の男・2〜激動編』 5月12日 公開予定! 
http://toyama-brand.jp/INT/2007/02/no2872.php
(市川徹監督/加勢大周、寺田農、堀田眞三、網本圭吾ほか)                             激動の近代日本を駆け抜けた、真の実業家・浅野総一郎。不屈の精神で立ち上がり躍動し続けた男の真実を描く第2弾。前作では描き切れなかった、京浜工業地帯との関わり、困難にもめげず次から次へと残していった偉業の数々、そして、浅野の荘年時代を力強く描き出す。
私は、浅野が辛酸を舐めた末に興す海運会社へ出資する男・森村市左衛門を演じています。

テレビCM 『メタボリックシンドロームの予防・対策〜ぽんたのしない、する篇』
2月に、大分県の水族館で撮影、セイウチと共演したCMです。ナレーションは、大平透さん。
恐怖に耐えながら、何食わ〜ぬ顔でジョギングする私を是非、御覧下さい。 
http://bb.pref.shizuoka.jp/ から、どうぞ! 
                               
かわさきFM 『岡村洋一のシネマストリート』  http://www.kawasakifm.co.jp/ 

日曜・月曜14〜15時の放送に加えて、同日22〜23時の再放送もあります。
この番組は、インターネットでも、無料で、一ヶ月分の放送が聴けます。
http://is-field.sakura.ne.jp/4.html  から、是非どうぞ! 5月7日のゲストは、加勢大周さんです。 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
 
今春の私は、何故か、有難い事に花粉症の被害・ゼロでした。
あなたは、大丈夫でしたか?

もしも時間がありましたら、あなたの近況等を教えて下さい。
待っています。