岡村通信 No.71  「むっちり隊長」 2006年5月31日
いかがお過ごしですか? 


【 最近観た映画の感想 

映画 『オーメン』 2006年6月6日 公開予定 http://www.foxjapan.com/movies/omen/
1976年公開のリチャード・ドナー監督作品のリメイク。 何度も驚き、退屈はしなかったが
登場人物のキャラクターに深みが欠けているのが辛い。近頃、こういうリメイク作品は多い。
“B級よね。でも、最後まで見せられちゃったわ”とは、試写室で一緒だったおすぎさんの弁。
うまいなぁ、言い方が…。

                                                                  【 5月16日 火曜日 午前11時すぎ 曇のち雨 調布市・味の素スタジアム 】
 
映画 『日本以外全部沈没』(河崎実監督/小橋賢児、柏原収史、藤岡弘、筒井康隆、小松
左京、村野武範、寺田農、松尾貴史、デイブ・スペクターほか)、シーン74[街角]の撮影だ。

文字通り、日本列島以外が全部沈没して来て、キャサリン(デルチャ・マハエラ・ガブリエラ)の
気持ちは、アカデミー賞俳優・ジェリー(ブレイク・クロフォード)に傾いて来た。
ある日、ジェリーは空腹のあまり万引きをしてしまい逮捕され、連行しようとするGAT隊長(私)
と、キャサリンの夫(小橋賢児)と4人の間で修羅場となる… というシーン。

直前になって、雨が降って来たが、撮影を強行した。
監督のカットが掛かって、“ちょっと怒鳴り過ぎたかもしれないな。気持ちは入っていたが…”と
思っていたら、カメラが護送車の窓ガラスに写り込んでいた、との事で、リテイクとなる。
次のテイクに入る時、まだ気持ちが出来ていなかった。 正直、自分の中では、イマイチだった。 
 
終わって、“どっちが良かった?”と、メイクの小堺ななさんに訊いてみたら、“断然、後の方よ!”。
正解はない。演技は、面白い。 

午後は、自動販売機の下に落ちている小銭を拾う“外国人浮浪者”たちを連行するシーンを撮影。
ボロをまとっている彼らは、ルーマニア人、レバノン人、アメリカ人、ブラジル人、メキシコ人…。
本番での大熱演に、我らGAT隊員らも圧倒された。

演技暦(一応)23年の私も、ロシア人女性のお尻を思いっ切り蹴っ飛ばしたのは、初めてだった。
非常にキワドい問題に切り込んだともいえるこの映画は、公開前から物議をかもすに違いない。
そう。これは、“図らずも、世界が一つになって行く”映画なのだ。

この日の撮影スナップの別カットが、このHPのフォトグラフ『2004〜』でご覧になれます。


【 私の最近の出演作品です 是非ご高覧下さい 】

映画 『THE JUON/呪怨』  6月12日 午後12時50分〜 WOWOW 放送予定
http://www.thejuon.com/flash.html                                             
(清水崇監督/サラ・ミシェル・ゲラー、ジェイソン・ベア、ビル・プルマン、石橋凌ほか)               東京で福祉を学ぶ留学生・カレンは、寝たきりの老女・エマの介護に出掛ける。行ってみると、部屋の中は散乱し、エマはボンヤリと天井を見つめている。不気味に思いながらも介護を始めたカレンだが
突然、二階から物音が聞こえて来る…。
私は、カレンの恋人が勤めるイタリア料理店のマスターを演じています。

映画 『青空のゆくえ』 http://www.aozoranoyukue.com/  DVD 好評発売&レンタル中        
(長澤雅彦監督/森田彩華、中山卓也、黒川芽以、多部未華子、三船力也ほか)                 
一学期もあと少し。いつもと変わらずに過ぎるかと思われたホームルームが、ある発表で一変する。
バスケ部の部長・正樹が、今学期限りでアメリカへ転校するというのだ…。
私は、三軒茶屋で酒屋を営む、15歳の少女の父親を演じています。

映画 『デコトラの鷲・其の参〜恋の花咲く清水港』  DVD 好評発売&レンタル中
http://www.walkerplus.com/tokyo/latestmovie/mo4029.html 
(香月秀之監督/哀川翔、真中瞳、コロッケ、柳沢慎吾、小西博之、江藤博利ほか)
鷲一郎は、ある日浅草で、ミステリアスな美女・蝶子と出逢い、またもや一目惚れしてしまった!
しかし、蝶子は自分の住所も名前も分からない記憶喪失だった…。
私は、蕎麦が好きでたまらない清水港・港湾職員を演じています。
 
映画 『ミラーマンREFLEX』DVD 好評発売&レンタル中 http://www.vap.co.jp/mirror/reflex/
(小中和哉監督/唐渡亮、伊藤裕子、三輪ひとみ他)  
夜の街、逃げる男を追う怪人たち。その前に謎の男と少女が立ちふさがる。鏡を持った少女が言葉を発すると、鏡の光に包まれた男は“鏡の武神”に変身し、怪人たちを倒した。一方、亜佐美は古代鏡に刻まれた文字の解読を続けていた。
私は、ジャズ喫茶のマスターを演じています。 

かわさきFM 『岡村洋一のシネマストリート』  http://www.kawasakifm.co.jp/ 
月曜・火曜14〜15時の放送に加えて、同日22〜23時の再放送もあります。
周波数は、79・1MHZ。 かわさきFMは、電話でも聴けます。
Teledome 0180−994−791 (通常の通話料のみ) を是非、ご利用下さい。                 6月5&6日のゲストは、河崎実監督(『蟹ゴールキーパー』)です。


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今年の春は、特に短いですね。

季節の変わり目、どうかご自愛下さい。
もしも時間がありましたら、あなたの近況等を教えて下さい。

待っています。

では、また!