いかがお過ごしですか?
【 最近観た映画の感想 】
映画 『ミリオンダラー・ベイビー』 http://www.md-baby.jp/ 公開中
主演の3人のバランスがとても良い。トップスターでもあるクリント・イーストウッド監督は、映画の観客は、俳優を観に来るものだ」という事を熟知している。
女性ボクサー・マギー(ヒラリー・スワンク)の太った母親は、いつも自分の利益しか考えていない人間だが、演じる女優が抜群に上手いので、映画に奥行きが感じられた。
これは『ロッキー』ではない。ヒーローは何処にもいない。監督の現在の境地が感じられるやや地味な一本。そういう意味では、作品の中身とタイトルとのバランスは悪い。
映画 『四日間の奇蹟』 http://4kiseki.biglobe.ne.jp/ 6月4日 公開予定
何故、我々は「人生の途中」までしか生きられないのだろうか?
考えてみると、「此岸という名の大いなる謎」をくぐり抜けて、また「彼岸という名の大いなる謎」へと旅立つのが人間の宿命のようだ。撮影の多くは山口県で行われたらしいが、この作品は、どの時代の、どの国の映画でもない気がする。
あえて言えば、「映画の国」での出来事。特に物語の終盤近くに出て来る、夜の海の雲の形、あれは凄い。絶対に映像でしか語り得ない大いなる力が、そこにはあった。
映画 『ヴェラ・ドレイク』 http://www.veradrake.net/ 6月下旬 公開予定
マイク・リー監督は、あの傑作『秘密と嘘』の時と同じ様に、今回も、俳優たちに脚本を読ませず、即興で撮影する方法をとった。俳優達の存在自体が、演技を超えて、まるで本物みたいな感じがした。客席にいる我々までもが、世界大戦の傷がまだ癒えない1950年のイギリスに、125分間、滞在していた。ヴェラの取調べを担当する刑事と婦警は、言葉には全く出さないが、彼女に同情しているのが、表情で伝わって来る。
この静けさこそ、マイク・リー監督の品格なのだ。
【 5月26日 木曜日 午前9時30分 晴れ 神奈川県丹沢湖・三保ダム 】
テレビ朝日『アストロ球団』(8月10日放送開始)の撮影。
ドラマ上の設定では、今はジャコビニ彗星も近づく1972年の秋。ここは、黒部ダムなのだ。
監視員2
(私) |
「そういや、営林署の連中が言っとったが、最近、上流の方で怪物の様な叫び声が聞こえて来るってよ」 |
監視員1
(木下ほうか) |
「気のせいだろ。(ボールを手に取り) 登山の連中が山で野球する訳ねえし・・・
何だか気味悪りぃな」
|
“この監視員2人は、もう何万という時間を一緒に過ごし、お互いウンザリしているに違いない”
“何処か、真面目じゃない、ふわっとした感じでやろう” “ここの台詞、変えていい?”
何でもないシーンを2人であれこれ工夫してコント風に仕立てて、実に楽しい仕事になった。
少しだけど、千葉真一さんともご一緒出来た。
私にとっては、『キル・ビル』よりも『影の軍団』よりも、やはり『キー・ハンター』なのだ。
世界のMr.サニー千葉は、すごく気さくな方で、ちょっと恥ずかしかったけど
皆で、記念撮影をさせて頂いた。 (^。^;)
【 私の最新の出演作品です 是非ご高覧下さい 】
NHK BS−11 『ER・X』〜マケンバ 5月30日(月)22:00〜22:47http://www3.nhk.or.jp/kaigai/er10/index.html
クリスマス・イブのER。カーターから送られてきたアフリカのプレゼントで盛り上がるフランク達。コバッチュもカーターに頼まれ、クリスマスプレゼントをアフリカに送っていた。その頃、アフリカのキサンガニでは、カーターがアフリカ系の女性ケム・リカスと一緒の夜を過ごしていた・・・。
私は、現地で働くフランス人医師・ウォルターの声を演じています。
フジテレビ 『恋におちたら〜僕の成功の秘密』 6月2日(木)22:00〜22:54http://wwwc.fujitv.co.jp/koiochi/top.html
(佐藤嗣麻子脚本/草薙剛、堤真一、木村佳乃、山本耕史、佐藤江梨子,和久井映見ほか)
「フロンティア」の取締役となった島男の経済界での評価は、うなぎ上り。しかし、その名声と共に島男は、以前の自分を失いつつあった。妹のまり子や親友の龍太との関係も微妙に変化し、香織も島男の変化に戸惑いを感じ始める・・・。
私は、冒頭のパーティーで、主人公・島男に商談を持ちかける財界人・多田を演じています。
フジテレビ 『早春スケッチブック』(’83年1〜3月放送) DVD−BOX 6月1日発売http://www.ponycanyon.co.jp/wtne/dvd/050601sou.html
(山田太一脚本/岩下志麻、山崎努、河原崎長一郎、樋口可南子、鶴見辰吾ほか)
死んだと聞かされていた実の父親に再会した息子の心の成長を描きながら、家族の在り方や本当の幸せとは何かを問う。平凡な生き方への恫喝が胸に突き刺さる、ホームドラマの傑作。
記念すべき、私の初出演ドラマ。 第11回の中華街のシーンにほんの少し出ています。
映画 『デコトラの鷲(しゅう)〜祭りばやし』 6月12日(日)4:00〜5:30 WOWOW
(香月秀之監督/哀川翔、こずえ鈴、柳沢慎吾、小西博之、石橋蓮司、さとう珠緒ほか)
http://cs-tv.net/movie/press/press_detail_05072.html 人気シリーズ第一作。
派手さが命のデコトラ(デコレーション・トラック)を転がし、年中旅を続ける鷲一郎が年に一度、故郷の浅草に帰る時がやって来た。三社祭の季節だ。実家に戻ると、ブロンドの若い娘であるルーシーが住みついていて驚くが、たちまち恋に落ち、アメリカからはるばる父親を探しに来たという彼女のために一肌脱ぐことを決意するのだが…。
私は、若い妻と名古屋から浅草へ新婚旅行に来た花婿を演じています。
映画 『世界の中心で、愛をさけぶ』 6月19日(日)14:30〜16:50 WOWOW
http://aiosakebu.yahoo.co.jp/
(行定勲監督/大沢たかお、柴咲コウ、長澤まさみ、森山未來、山崎 努、天海祐希ほか) 大ベストセラーとなった小説では、ほとんど語られることのなかった成長し大人になった主人公・朔太郎のストーリーを大幅に追加。 “現在の愛との対峙”と原作小説にある“過去のアキとの甘くせつない純愛”が織り成すアンサンブル・ストーリーとして再構築。
私は、冒頭に出て来る葬式の司会者を演じています。
かわさきFM 『岡村洋一のシネマストリート』 http://www.kawasakifm.co.jp
4月から、月曜・火曜14〜15時の放送に加えて、同日22〜23時の再放送が始まりました。
周波数は、79・1MHZ。 かわさきFMは、電話でも聴けます。
Teledome 0180−994ー791 (通常の通話料のみ)を是非ご利用下さい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この所、朝夕の気温の差が激しいですね。
どうかご自愛下さい。
もしも時間がありましたら、あなたの近況等を教えて下さい。
待っています。
では、また!
オフィシャル・サイトの「作品集」に
イタリア旅行の写真をアップしました