岡村通信 No.20 「山形じょんがら節」

2002年6月30日

お元気ですか? 今、決勝戦が終わりました。
私もまた、にわかサッカーファンの一ヶ月でした。

【 近頃、テレビを観ての感想 】

★ 中国の日本領事館で警官の帽子を拾っていた係官・・・・古い日本人

☆ 道頓堀や渋谷のセンター街で大騒ぎしている若者・・・現在の日本人

☆ ベルギー戦でゴールを決め、自らを指差す稲本・・・少し未来の日本人

  我達はもう少し、自信や希望を持ってもいいのではないかと思いました。

さて、最近の私(前回の続きから)です。

【 映画「アルカディア」  第2次・山形ロケ〜その2 】
 http://arcadia2002.hoops.livedoor.com/

 [ 5月21日 火曜日 ]
朝8時半から一日、田植えをする。 初めての経験だったが 泥にまみれての作業は意外にもとても楽しかった。 子供の頃は毎日外で遊んでいたっけ。
途中で野性のタヌキが現れ、みんな大騒ぎ。 近くに「熊出没注意!」の看板もある。 いつの間にか日が暮れていた。

あ、今度は腰が痛いゾ。

 [ 6月 1日 土曜日 ]
今日は農作業のシーンのみ。
初めてサクランボを枝から取って食べる。 まだ少し酸っぱいがウマかった。 地元の農家の方にご馳走になった芋子汁も信じられないくらい美味しかった。
夕食の時、初めて松原智恵子さんの素顔を見た。 やはり、美しい…
明日は私が演じる市会議員の秘書が追放される重要なシーンだ。

 [ 6月 2日 日曜日 ]
土蔵の中での長ゼリフのシーン。 斎藤耕一監督からかなり細かい指示が出るが 本番は一発でOKとなる。 自分自身では70点くらいか…。 いや、わからない。
殴られるシーンでは鹿内孝さんにどうしたら本当に殴られているように見えるかを 教えて頂き大いに助かる。これで私のヤマ場は終わった。少し淋しくなって来た。

 鹿内孝さんから多くを学ぶ

 [ 6月 3日 月曜日 ]
撮影監督の寺さんがついに過労で倒れる。 しかし病院で注射を打ち、すぐに現場へ戻り、撮影を再開。 風邪を引いている人も多く、私も喉が痛い。 
この日は群集シーンだ。
撮影の隙間をうまーくぬって、このロケのために休んでいる自分のラジオ番組に 鹿内さんと電話で生出演する。 あと、MDで松原智恵子さん、浅茅陽子さん、 永島敏行さんらのインタビューも収録。充実した一日だった。 さらに撮影は続く… 

【“唄の市Vol.1−俺たちはここから始まった〜忌野清志郎 VS 加奈崎芳太郎”
          6月15日 土曜日 雨 長野県 諏訪市文化センター 】



30年ぶりの唄の市
誤解を恐れずに言うなら、人間にとって一番大切なのは「育ち」(環境)だと思う。 大人になった今は自分の環境や付き合う人たちをある程度選んだり、勝ち取ったり できるようになったが、思春期にどんなものに出逢い、影響を受けたかは本当に その人間のその後を左右すると思う。 私の場合はフォークソングブームだった。

拓郎、泉谷、古井戸、RC…この方たちがいなかったら、今の自分は絶対にいない。
だから、久しぶりに忌野清志郎さん http://www.kiyoshiro.co.jp/と元・古井戸の加奈崎芳太郎さん http://www.geocities.co.jp/MusicHall/1181/がコンサートを開くと聞けば、何をおいても飛んで行くしかないのだ。
サービス精神一杯の不良ロック少年(?)達のライブを聴きながら思った。
「ああ、本当に迷ったり疲れたりしたら、ここへ帰って来ればいいんだ…」
終了後、今は仕事で時々お付き合いさせて頂いているお二人の楽屋にお邪魔した。

「ここに泉谷(しげる)http://www.wagasha.co.jp/が居たら大変だな、岡村!」加奈崎さんは私が何を考えているのかすべてを察している。
高校時代の体育会系の部室でコワーい先輩と再会したような、あるいは 母親の子宮に帰ったような、恐ろしいけど心地良い、最高の時間が流れていた。


                     嬉しいけれど緊張している

【私事ながら、もうすぐ放送されます】

映画「遥かな時代の階段を」(95年 林海象監督/永瀬正敏、南原清隆ほか)
http://cinema.media.iis.u-tokyo.ac.jp/movie.cgi?mid=1387
7月8日 月曜日 深夜2時30分〜4時30分 日本テレビ ご存知、探偵・濱マイクシリーズ第2弾。 私は鰐淵晴子さん演じるリリー(実は濱マイクの母親)が出演しているストリップ劇場の助手の役です。

是非、ご高覧下さい。

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もしも時間がありましたら、あなたの近況などを教えて下さい。

あっという間に今年も半分過ぎてしまいましたね。

季節の変わり目、どうかお身体大切に…

ではまた!