アンコール・トム

バイヨン

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バイヨンのレリーフは必見

建築的な魅力に加えて、もう一つバイヨンの最も外側にある第一回廊に施された浮き彫り(レリーフ)にも注目したい。アンコール・ワットの浮き彫りが、宗教、政治色が強いのに対して、バイヨンでは日常的な庶民生活や貴族の暮らしが盛り込まれ、それらが生き生きと描かれている。チャンバ軍との戦闘画面をよく見ると、後方では女性や子供たちが料理を作ったり運んだりしていて家族ぐるみで戦場に移動していたことがわかる。

象に乗って森を進むカンボジア軍。チャンバ軍と

戦いを繰り返していた当時を物語っている。

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カンボジア軍の兵士。

 

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バイヨンの第一回廊は一大絵巻物だ。一辺が約150mの壁面は12世紀の人々の生活模様で埋め尽くされている。

漁、狩り、炊事、闘鶏、将棋に相撲、出産シーンまで飛び出す。

 

写真は地上、水中の境なく自然界の様子が描かれている。

 

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