アンコール・トム
宇宙の中心バイヨン
創建者:シャヤヴァルマン七世、建築年代:12世紀、信仰:仏教
南北140m、東西160mの第一回廊の内部にある。
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↑アンコール遺跡群の中でも一種異様なバイヨンの外観。
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バイヨン。 |
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バイヨンに秘められた宇宙観。 アンコール・トムの中心にあるバイヨンは、メール山(須弥山)を象徴化している。メール山は古代インドの宇宙観によると神々の住む聖域で、また神が降臨する場所でもあった。この宇宙観を正確に具現化することが王の重要な使命であった。東西南北に延びる幹線道路は、須弥山から世界に向かう道を象徴し、城壁はヒマラヤの霊峰、城壁を取り巻く環濠は大海を表したものである。 |
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