タイ王国

アユタヤー

バンコクから北へおよそ80km、チャオプラヤー川とその支流に囲まれた中洲に

アユタヤーの町はある。1350年から417年間にわたり、35代の王がアユタヤー

王国の歴史を築いた場所だ。17世紀には遠くペルシャやヨーロッパ諸国とも外交

関係を結び、“ロンドンのように見事”と讃えられたほどの国際都市。しかし、度重

なるビルマとの戦いを経て、1767年にアユタヤーは陥落する。そしてビルマ軍の

手によって当時の建造物の多くは徹底的に破壊された。顔のない仏像、途中から

崩れ落ちているチェディ、土台だけが残された寺院…アユタヤーの遺跡は、今も静

かに時を止めたままだ。(流れている歌はタイの歌謡曲です。)

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アユタヤーまで片道はチャオプラヤ川をオリエンタル・クイーン号でクルージング。

 

 

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オリエンタル・クイーン号の2階内部。バイキングの昼食を食べながらの2時間の船旅である。

 

 

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川岸から川の中まで迫り出して造ってある民家。沐浴から洗濯、野菜まで洗っているのが見えた。

 

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ワット・アルン(暁の寺)

アユタヤ−時代にはワット・マコークと呼ばれる小さな寺院にすぎなかった、トンブリー王朝のタークシン王が、エメラルド仏を祀る第一級王室寺院とするよう命じた。王の死後新たにチャクリー王朝が開かれ第一級王室寺院もエメラルド仏もワット・プラケオに移されることになる。三島由紀夫の小説『暁の寺』の題材ともなっており、朝日に輝く姿、夕景に浮かび上がる独特のシルエットもまた美しい。高くそびえる大仏塔とそれをとりまく4基の小塔がある。

 

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