細かなお掃除。 |
細かなお掃除の始まりです。
ここで活躍するのは、カラム、という道具です。
カラムとは何か??
言ってみれば、ろ過機、です。
泥水なんかでも、ろ過機を通過させて飲み水に!
というシーンをテレビなんかで見たことがあると思います。
装置の上から泥水を注ぐと
水が中を通過している間に、いろんなものが除かれて
最後に下から綺麗な水になって出てくるあれです。
今回の場合、
カラムの上からダイオキシンとイロイロな成分(泥水)
を注ぐと
下からダイオキシン(綺麗な水)が出てくる
というわけです。
そんな、実験で使うカラム。どういったものかといいますと、
ご想像できる通り、長細ーい筒です。
(無断リンクで図。売っているやつはこれです。)
そこに、ダイオキシン以外の成分(泥)を取り除く
いろいろな砂状の薬剤が、地層みたいに詰めてあるのです。
***
…
こういうのって、売ってそうですよね!?
確かに売っているそうです。
しかしっ!!
貧乏な私達はこれをイチイチ作らなくてはなりません。
使いまわしできませんから、一つのサンプルにつき一つ・・・
粉を量りとっては筒につめて、
量っては詰めて・・・
面倒…
ふう、思い出してしまいます。
***
そうそう、このカラムにダイオキシンを通すとき、
液量が多いと非常に時間がかかってしまいます。
ポタッポタッっと、一秒に一滴しか通過しませんからね。
ですから、ダイオキシンが入っているこのヘキサン。。。
カラムに液を通す前にヘキサンを蒸発させて
小指の第一関節くらいまで
液量を減らさなくてはいけないのです。
これも面倒…
そして更に!その量の液体をカラムに注ぐ作業!
弾丸摘出作業なみに、手がブルブル震える細かさです…
フラスコの穴の大きさ(ほぼ実物大)
から
カラムの穴の大きさ
へ
・・・
細かいっ!
まったく、分析は面倒なことだらけです。
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