分析って大変なの?  

早く簡単な分析方法みつけておくれよ。疲れたよ、本当。


そんなダイオキシンを分析することになった私。
分析するときの問題は、もちろん毒物だ〜! というのもあるのですが 環境中に存在する、悪さをする量、というのが 数ピコグラムという

ものすごく微量なため
(ダイオキシンが1リットル中1ピコグラム、という量は 50km×20kmで水深1mのプール中に1gに相当)

分析する準備にものすごい手間暇をかけて あげなくてはならないのです。

どんなに大変な作業かといいますと、 たとえばある地面をはって動く探索機械で 東京ドームに落ちている10円玉を探して 数を数えると考えてください。

探しやすくするためには、まず人やモノを どけなくてはならないでしょう。

そして、落ちている1円や50、100、500円玉も、 機械が誤認してしまうので除かなくてはなりません。

10円玉を探し出すためには

1.東京ドーム中の邪魔な人や モノをすべてどかし、

2.しかも10円玉を一緒に取り除かないように、似ている他の硬貨を 注意深く取り除かなくてはなりません!

こうして、始めてその機械で10円玉の数を 数えることができるようになる。

そしてさらに、探した10円玉の製造年月日まで調べなくちゃいけません!!

そんな10円玉(=ダイオキシン)を探す作業と 同等のことを、ドームではなく

ちっちゃな三角フラスコレベルのスケールで
行わなくてはならないのです!


一緒にある邪魔な物質を取り除き、 似ている物質もきっちり分ける!さらにその物質を詳しく分ける!
そして分析へ・・・

大変ですよ・・・
さてそれでは、一体どうやって分析を実行するのか??

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