身近なものでもつくれちゃう。 |
ダイオキシンというのは、
- 炭素(墨や鉛筆の芯の主成分)
- 酸素(空気にある、なきゃダメなもの)
- 塩素(エンカ〜といった製品や、殺菌・漂白なんかに良く使う)
といった、身近な物質からできています。
このうちの塩素や酸素の組み合わせ方等で、3バージョン、
約200通りの種類のダイオキシンが存在します。
ところが、こんなにたくさんのダイオキシンがあるにも関わらず、
実を言うと、そのなかでも「毒」をもつとされているやつは、
特定の構造を持つ十数種類!しかありません。
(専門的には平面構造をもつもの・・・と言っています)
新聞やニュースで
〜gのダイオキシンが〜〜
と言っているのは、この毒をもつ種類の「毒の強さ」を換算して
その合計値を言っているのです。
毒をもつと「されている」といったのは、実を言うと今後、毒を持つとされる奴が増える可能性があるからなのです。
「毒がありますよ」ということは、実験で確かめられています。
どんな実験かというと、人のカラダにある、ある決まった働きをする細胞をどれだけ邪魔するのか??という
ことで、毒のある、なしと、その強さの度合いを決めているのです。
ですから、その実験がドンドン行われれば、新たに「毒」とされるダイオキシンが出てくるかもしれないのです。
ちなみに、毒の強さの度合い、といいましたが、ダイオキシンの中でもっとも強い毒をもっているのが
2-3-7-8-TCDDという種類のダイオキシンです。前の数字は、塩素がドコについているか?ということを表しています。
そうそう、参考までに、ダイオキシンとされているモノの表記の仕方を列挙してみます。
これを知っていれば、少しはダイオキシンについて詳しい!といいはれるかも!?
・DXNs(ダイオキシン類の略語)
・PCDDs (ダイオキシン類のジオキシン類、ポリ塩化・ジベンゾ・ジオキシン)
・PCDFs (ダイオキシン類のフラン類、ポリ塩化・ジベンゾ・フラン)
・co-PCB(ダイオキシン類のコプラナーPCB)
・dioxns(英語のダイオキシン類)
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