☆はじまり☆ スタジオでのレコーディングが始まったのは1999年8月28日 この時点では、まだ全曲は作曲できていませんでした(・・;) コーラスをとるには、ドンカマ(拍子をとるカッカッカっていうような音)とピアノガイドが必ず必要です。 それが終わるとコーラスを録音していきます |
小さい写真ですが共同プロデユーサーの吉岡氏とゲストボーカリストANNASUGARさんと3人で |
☆コンセプト☆ コンセプトはもちろん「アジアヒーリング」なのですが、このアルバムを制作するにあたって、大きなポイントがありました。 それは「日本と全世界で発売」ということです。 「舞」を作るきっかけになったのは、「月 various artist3」で「竹田の子守歌」と「song of birth」に参加して、日米ともに好評を頂き「ソロアルバム」の声を頂いたからなのですが、アンケートによると、海外では「竹田の子守歌」が素敵。そして日本では「song of birth」がよい。というはっきりとした違いが現れておりました。 それは私自身「月 various artist3」に参加する前から感じていたことで、以前にナッシュビル(アメリカ)にレコーディングで参加仕手いた時に、ロックっぽいものは何も反応なくミュージシャンはプレイをしているのですが、日本っぽい曲にはすごい反応をみせたのです。 それが私達日本人にとっては、日常または小さい頃から聞き尽くしているせいか、当たり前になっていた 日本の曲 『世界でやっていくには、日本の伝統、よさ、風流、わびさび・・そういう海外が憧れている日本というテイストを入れることが大事なのだ』と・・・ 日本語で歌っても構わないじゃないか。アメリカに進出しても日本を表現していないポップスの歌手の人達のつまづきはそこにもあるのかもしれない。同じ土俵で英語で、ある程度の歌唱力で、抜きでれるわけがない。。 とも・・・ しかしながら、日本での発売を考えた時には、「エスニックブーム」でもあり、「song
of birth」がうけるというのもうなづけるところです。 そこで、「舞」は日本テイストもいれつつ、アジア全体に・・ また私のヒーリングものは メロディーと伝えたいイメージが広がるERI造語を使っていますので、それも良い意味で表現できたと思っています。 そして、なによりも私の声にアジアの楽器を綴った時の瞬間の鳥肌がたつような感激は忘れられません。 |
☆多重コーラス☆ ソロアルバムアーティストの方などは レコーディングというと集中して行われるものですが、スタジオミュージシャンである私はなかなかそうも行きません。 割と仕事の入りにくい土曜日曜のスタジオを押さえ、他の仕事が入るとどんどん先に伸びてゆく・・・ 最後の曲を歌い終わったのは11月のことでした(^ ^;A
コーラスの1人多重というのはいろんなやり方があります。 普通のアーティストのバックのコーラスを録音するときは同じパートを2回歌います(ダブルといいます) 「舞」や「AIR」はダブルでなく、同じパートを3回〜4回重ねてゆくものがほとんどでした。(初恋はまったくのシングルソロです) この何回も重ねる作業 1曲5分あると単純に計算しても 3声×4パート×4回の同じことのダビングとして・・48声×5分=240分 歌いっぱなしで4時間です。 時としてバックのコーラスが二番が同じもので、ダイナミックスも変えなくてよい時は一番に歌ったものをそのまま移植(ポンダシといいます)してもらうこともあります。 ですが、「AQUA」のように段々と盛り上がっていく場合は、やはりバックのコーラスも盛り上げてゆきたいので、歌います そんなこんなの作業をしつつ・・そして仕事を終えてはあとの曲書きという毎日が8月〜10月まで続きました^^ |