カリダス博士の贈り物

 

  2001/12/24

2001年12月21日今年最後(?)のThinkPadを購入しました。

あの名機ThinkPad 701を世に送り出したDr.Karidisがこの機械を発売しなければ辞めるといったとか言わないとか
こんな記事がネット上に流され発売当初から少なからず興味を持っていました。

私は、ThinkPad 701の大ファンです。701の生みの親であるDr.Karidisのへの尊敬の念も手伝ってこのマシンTransNoteの想いはつのるばかりでした。

しかし、30万円を出費して外れてしまったら。それが怖くてどうしても購入に踏み切れませんでした。
それと発売直後ラオックスの実機に触れてみてあの手書き操作は、何が何やらさっぱり訳がわからず、キーボードの感触は気に入ったものの購入を見合わせてしまいました。

それから何ヶ月かが過ぎアメリカに続き日本でも標準価格が198000円まで下がりました。米のオークションでは千ドル前後で取引されているのを横目で見ていつかは買ってしまうのだろうと思っていました。

12月の初めに若松のサイトで109800円を見たときボタンを押しそうになったのですが知り合いからの極秘情報(?)10万円割れの可能性を聞き踏みとどまりました。

そしてついに99800円、「もってけ泥棒」的な価格。(^^)
これなら、外れても許してもらえる文房機価格でしょう。


大体このマシンは、良い点より欠点の方を挙げるほうが楽かもしれない本当に変なマシンです。A^^)

A22pを上回る場所ふさぎ。
喫茶店でも丸テーブルでは開けないでしょう。
新幹線や飛行機の中でも難しいのではないかと思われます。

わかり難いThinkScribe。ラオックスで触ってさっぱりわからなかったわけです。
TransNoteを開くと手書きパッドの教材が入っています。20分あればすぐ使えるようになると書いてありますが購入より二日たっても全然慣れません。 (^^ゞ

加えてこのなんとも直感を許さない不思議なギミック。


さて良い点はというと。

キーピンチは狭いのですが感触の良いキーボード。なぜこのキーが良いかというとキーボードの下になにもない。これが均一の感触を与えます。
最近のノートは、薄さ、軽さ、コスト(?)を追求するあまりキー感触を犠牲にしているような気がします。
770のキー感触のよさはしっかりしたアパーシールドと厚めのキーボードの下板だと思います。TransNoteには下に部品が何もないため当然ながら均一な感触を与えてくれます。

タッチパネル。見やすい液晶。
当然1024であって欲しいところですがシルバーシートに座ってしまい周りを見回せば私が一番シニアってなことの多い今日この頃、800*600でよかったのかもしれません。
WinCEマシンを多く使ってきた私としてはタッチパネルに関しては大歓迎です。

ThinkScribe も慣れたら結構良いかもしれないという予感(?)あるいは、もう少し追及すればこの2世代後くらいには良い製品が出てくるのではないかというような
予感は感じます。
でもこの機械にEやX、Zはないでしょう。 (^^)

IBMは、これまでいろいろな形で理想のPadを模索してきました。今回もその模索に一実現形でしょう。IBMがこだわってきたPadへのあくなき探求の姿をこのマシンに強く感じてしまいました。

理想の"ThinkPad"を追求してきたIBMが商売抜き(?)で出してきた超失敗作(?)
"TransNote"に私は久々にこの会社の頑固なポリシーを感じましたし、心打たれるものもありました。

本年度、「わが心に残るThinkPad」は、このTransNoteと決めました。

でも明日、私はこのマシンをけちょんけちょんにけなしているかもしれません。 (^^)


なんとも場所ふさぎな

某大型パソコンショップで99800円でした

セットアップガイドは、箱いっぱいの大きさ


Lotus Organizerが入ってます


紙のカバーがかかっています
文房具感覚(^^)
 
















こんなことが・・・・・。(^^ゞ


これから手書きのホームページが作れるんだ。
































戻ります

 
どっちを下にして開いたらよいやら
 

バッテリーはここに
 

LCDパネルを持ち上げると
 

まず教材で手書きの操作を学びます
 

使ってみるとこの機械の意味が見えてきます