2002/01/01

770X 7BUを 770Z 8AU化する。

 


770Xの7BUを購入して真っ先に試してみたことは、Mobile Pentium3 500MHzへのCPU換装でした。770シリーズは、発売当時私にとっては高嶺の花でしたので何か別世界のマシーンのような気がしていました。しかし、560や600を使いながら「いつかは770」の想いは、つのるばかり。 想い続けていればいつかめぐり合いはあるもので気がつけば770E、770 30J 1AJと増えてゆきました。アメリカからIBM純正のPen2-400MHz(MMC1)Upgrade Kitを入手しこのシリーズのMAXスペックまで引き上げました。

際限なく肥大するMS社のOSは、次々とハイスペックマシーンを要求します。いつしかThinkPadのFlag ShipはAシリーズへ移行しましたが770のキーボードから離れられず「770XならMMC-2だしPen3が載るかもしれない。そうなれば500MHzや600MHzが」と考え るようになりました。770Zという選択肢もあったのですがスペックを見る限りCPUやHDDの強化としか読み取れませんでした。(オークションでの価格もだいぶ違いました し。)

こうして入手した770X 7BUの500MHz換装結果は、600Eで実績のある「127からESC F1で逃げる」が利かない、OS起動画面へ達しないというものでした。やむおえずPen2-400MHzでつい最近まで使っていました。

いずれ770Zの程度の良いものが現れたらオークションでの購入をと考えてはいましたが最近、AやTを購入し外付けキーボード A^^) でこれらハイスピードマシーンを使い始めてしまったので770Z購入は、ちょっと遠のいてしまいました。
そんな時、pallasさんが770Zのシステムボードを何枚かお持ちのことをMessage Boardで知り早速一枚分け 頂きました。770Zは、日本未発売に終わったマシーンですので国内でこのボードがショップ等で販売されることはまずないでしょう。


 

 


770の分解やシステムボード交換に関しては、すでにご紹介していますので今回は私の換装ツールを並べてみました。
左からスターバックスのスプーン、マイナスドライバー、プラスドライバー大、小、六角ドライバー大、小、ピンセット、先の曲がったラジオペンチ。

スターバックスのスプーンはラッチはずしに使うため匙の部分は切り落とし先をやすりで削ってあります。

マイナスドライバー(小)は、LCDのコネクタが硬いときや、キーボードのフラットケーブルコネクタの止めを浮かせるために使います。

プラスドライバー(大)、ほとんどこれを使っています。つぶれたねじでも使えるというやつです。

プラスドライバー(小)は、外付けFDDコネクターをとめているスクリュー用です。

六角ドライバー2本(中)(小)(あらら大が写っていないことに気がつきました) できるだけ厚みのないものでないとRS232Cなどコネクタ部分があたってはまりません。実機をお店に持ち込んでサイズ合わせしないと。 A^^)
六角スペーサーを傷つけないため、均一なねじ締めするためをこのツールは必須です。

田宮のプラモデル用ピンセット、バッテリー、CD-ROM取り出しようフラップのバネをつまむためです。(^^)

先の曲がったラジオペンチは、各種電気周りケーブルコネクタを抜くためです。

 



pallasさんに分けていただいた770Z用のシステムボードです。770X用とどこが違うのか良くわかりません。ひょっとしてBIOSぶぶんだけだったり? (^^)

770XでPen2が蹴られたこと自体一回だけのチャレンジでしたので疑わしくなってきました。
satoluceさんがCeleron400も770XではだめとおっしゃってましたのでPen3がだめなのは幻ではなかったような・・・。 (^^)


 


システムボードを交換するとまず時計あわせの画面が出てくるはずです。

次に127のエラー画面が出たらTESTモードで各デバイスのチェックを行いその後、Easy SetupからConfigでシステムのイニシャライズをしてください。

次にUSのIBMサイトから最新のBIOSを入手して770ZのBIOSをアップグレードしてください。

 CPU IDなど各種IDをあわせると127のエラーが解消されるような話が一部にありますがそれだけではないようです。
ここをジャンプさせるヒントはIBMの提供するBIOSセットアップ起動ディスクにあるような気がしています。 (^^)
 








上がIBM純正PC100 128
下がGreen House 256
両方とも当機では問題ありでした。



IOデータのSDIM2100 128MHz
このメモリーでは安定稼動中です。

 

今回、不思議なことに遭遇しました。770Xの時に問題なく使えていたGreen HouseのバルクPC100 256メモリーの相性がシスボ換装と同時に悪くなり挙動不審に陥りました。
このページがなかなかアップできなかったのはここが解明できなかったためです。

色々試して見ましたがどうもこの子は素性の良いPC66メモリー(例えばSDIM2100のような)を要求します。

ひょっとして私のシスボだけなんてことないですよね。A^^)

PC100 256が使えないのもなんなので現在相性の部分を検証中です。


あっ、大事なことを書くの忘れていました。
今回Mobile Pentium 500MHzで上記の挙動不審に見舞われたためちょっと贅沢な650MHzのバッテリーモード500MHzとなっています。(挙動不審はメモリーの性だったと思いますので500MHzでもOKでしょう。)
500MHzよりも発熱量が少ないためちょっと安心。でもいずれCeleron700MHzにしたいですね。

 

恒例のHDBenchですがここはもう少しロードテストを繰り返し問題がないようならUPしたいと思います。60GのHDD入手してからかもしれません。(^^)
ThinkPad 770には、ちょっと贅沢をさせてやりたい。ヾ^^)


 

戻ります