2003/12/28

 

15万アクセス記念
プレゼント品への大迷惑薀蓄

WorkPad Z50 (2608−1AU)

PDAファンであるTrimdaleにとってWindows CEは、特に思い入れのあるOSです。それまでPDAOSといえばDOSPsionが採用したSymbian OSPalm OSZaurus OSといったところでした。メインマシンがDOSからWindowsに移行しそのアプリケーションとのデータ交換が重要性を増す中それらのOSではお世辞にも相性がいいとはいえませんでした。また急速に発達するネットワークにも弱さを持っていました。Windowsと同じ操作性でハードディスクレスの軽いOS、当然のことながら母艦OSであるWindowsとの親和性は、抜群。そんな期待が発表当時のWindows CEにはユーザー、機器メーカーそしておそらくMS社にもあったことでしょう。
最初に手にした
Windows CEマシンは、19961130日、カシオが北米で発売しそのまま日本でも発売したカシオペアA10A11でした。クラムシェル型キーボードタイプのこのマシンを手にしてびっくりしたのはその遅さ、液晶の視認性の低さ、操作性の悪さの三重苦。その後日本語OSが出て更にびっくり。輪をかけて遅いのです。当時PalmZaurusが低いスペックながらあんなにも軽やかに動いていたのに比べこのOSときたら・・・・。
その後
CEは、多少改善され、Sunの提唱するNetwork Computer(NC)に対抗し、サーバーに接続して動くThin Clientとして注目されはじめノートPCサイズのCE機が登場するのですがその先駆け的なマシンとしてCompaq  HP  IBMがノートサイズの製品を次々発売しました。HDDレスなためいわゆるガチャ切りができバッテリー寿命が長いことでそれなりにニーズがあるものと思いましたがノートPCとの価格差のなさが致命的だったように思います。
 





WorkPad Z50は、ThinkPad240と良く似たフォルムですが画面が小さくDSTNの視認性はかなり低いです。TrimdaleのテリトリーなのかBurmyGreenのそれなのか行くわからない製品です。日本では、正規の発売はなかったように記憶しますがイケショップのモバイル店が末広町駅上にあったころ、販売しているのを見かけたことがあります。Trimdaleは、このマシンをebayのオークションで購入しましたが標準ではメモリーが少なく日本語環境を構築するとかなり惨めな状態になり、環境を作っただけでコレクションとなってしまいました。

 

本題から離れますが、勝つまで止めないビル氏のことWindows CEは、迷走を続けるもペンタイプのPocketPCでついにPalmを捕らえPDA OSの代表格へと進化しましたがそれまでの道のりは短いものではありませんでした。Trimdaleは、ペンタイプが苦手なため、NEC モバイルギア、日立ペルソナ、シャープテリオスが相次いでキーボードタイプから撤退してゆく中、NTTNECとタイアップして送り出したSigmarionのシリーズがWindows CE.NETを搭載したSigmarionIIIを発売したことは、σ^^)にとって唯一の救いになっています。
 


USB5ピンのようなコネクターは、RS232Cケーブル用 、その左がCFスロットです。


CFスロットの隣に外部ディスプレー用コネクターがあります。
 

左サイドにはPCカードスロットオーディオ(マイク、イヤホーン)、モデムジャックがあります。
 


スピーカの脇に写っているのは乾電池2本、なんとバックアックバッテリーです。メモリースロットが上、下のボードは、CEのOSが載ったROMカードです。
 
 

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