2000年7月23日
中陣唯夫 不当配転(神奈川県)を解決するために、全国からご支援を!
かながわ定時制教育を考える会
神奈川県教育委員会はこの4月1日に、異動希望を出していない中陣唯夫さん(当時平塚商業定時制)を強制的に、全日制の秦野曽屋高校へ異動させました。中陣さんは、異動の撤回を求め、県人事委員会に提訴しました。しかし、人事委員会は門前払いをしたため、その違法性を指摘して、横浜地裁に行政訴訟を起こしています。
神奈川県では、「県立高校異動要項」があり、この「異動要項」では、57歳以上の人は、本人からの異動希望がない限り、異動対象から除外されると明記されています。中陣さんは、57歳以上であり、異動対象除外者であることは明確です。
中陣さんは、神奈川県の高校に採用されてから30数年にわたり、定時制一筋で教育活動に全力を注ぎ、多くの生徒、教職員から信頼されています。組合活動にも熱心に取り組み、本部執行部選挙の委員長にも立候補しました。さらに、「かながわ定時制教育を考える会」の代表として、県立高校の統廃合計画に対し意見書を提出したり、三崎高校定時制の募集停止の反対運動を支援するなど、高校教育のために、全力を傾けてきました。
特に、昨秋には4年生の修学旅行が校長によって、生徒や保護者、教職員にも知らされずに、直前にキャンセルされるという事件が起こったときに、生徒と保護者、教職員とともに、修学旅行が実現できるように奮闘しました。結果的に、校長と定時制教頭が異動(事実上の更迭)され、5ヶ月後に修学旅行を行うことができましたさい。
このときの4年担任である中陣さんとI さんに対し、不当配転が強行されました。ぜひ、県教育委員会と県人事委員会に対しては抗議の声(抗議のハガキ、メール)を、横浜地方裁判所には「速やかに人事委員会の門前払い決定の違法性を認定する」判決を出すよう、要請の声を全国から集中してあげて下さることをお願い申しあげます。
トップにもどる