2002年12月27日

  12月6日、「ゆきとどいた高校教育を実現する県民署名実行委員会」が12,563筆の署名を添えて、県議会議長に請願書を提出しました。 以下に、その請願書を資料として紹介します。

平成14年12月6日

神奈川県議会議長 殿

ゆきとどいた高校教育を実現する県民署名実行委員会 代表     森 敏一
他 12,563人

請願書


1.請願の要旨

 (1)公立全日制高校の入学定員を、希望者数に合わせて増やしてください。
    また、統廃合によるこれ以上の県立高校の削減はやめてください。

 (2)県立高校の30人以下学級を実現してください。
    また、国に対しても、30人以下学級の実施の意見書をあげてください。

 (3)安全で快適な学習環境を確保するため、県立高校に食堂や空調の設置を進めるとともに、トイレ、水道、 危険校舎、シックスクール対策など、日常の安全と衛生に関わることについて改善してください。

 (4)県立高校の教育の充実と保護者負担軽減のため、県教育予算を十分に確保してください。


2.請願の理由

 神奈川の県立高校では、予算の不足から、教材費が不足する、老朽化した校舎施設も修繕できないなど、生徒の教育環境が悪化し、やむをえず、父母からの徴収金も増額しています。
 また、「県立高校改革推進計画」による高校統廃合で県立高校が削減され、県立高校を希望しながら入学できない中学生が激増しています。長期不況の中で、子どものおかれている状況は大変深刻です。一人ひとりの生徒に必要な学力と、成長にみあった学習条件を保障するためには、30人以下学級の実施をはじめ、教育条件の改善を至急行うことが必要です。
 県立高校の削減を見直し、教育予算を確保することを基本に、以上の事項を求めて請願します。

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