2001年2月3日

  2000年3月、神奈川高教組の本部執行委員長選挙に立候補した、中陣唯夫(本会代表)が他の候補者とともに発表した、定時制教育に関する政策を、資料として掲載します。



働きやすい職場を実現し、定時制教育を充実させよう!

                            組合を組合員の手に取りもどそう

定時制生徒に豊かな教育を!

1.1学級の生徒定員を当面、20人以下にさせます。
2.養護教諭の専任配置を、緊急にすべての定時制に行わせます。
3.すべての生徒に、教科書無償配布・給食費補助を保障させます。
4.定時制生徒の就職難解消に取り組みます。
5.定時制生徒に対する奨学金の枠を広げさせます。
6.東京と同様、修学旅行費用に県の補助を出させるようにします。

施設・設備の抜本的改善を!

1.グランド照明の抜本的な改善を緊急にすべての定時制に実現させます。
2.障害を持った生徒のために、職員定数加配やエレベーターなど各種施設・設備の充 実、改善を行わせます。
3.定時制の専用研修室・休養室を実現させます。
4.定時制で完全給食が実施されて以後、20年以上にわたって放置されている伊勢原高校の給食棟(食堂)を緊急に建設させます。

夜間定時制の存続・発展を!

1.小規模になっても定時制への希望者がいる限り募集停止をさせず、通いやすい状態を維持させます。
  機械的・一方的な統廃合に反対します。
   「2年連続入学者15名以下の定時制は募集停止」という基準の見直しをさせます。

2.重点校と非重点校との差別化を改めさせます。
3.「3年修了制」、「定通併修」、「実務代替」などの強制に反対します。
4.教育課程の編成にあたって、行政の介入を許さない取り組みをします。
5.働きながら学べる定時制の良さを広く県民に知らせる入学者募集の活動に県費を支給させます。
  組合も募集活動に尽力します。


働きやすい定時制の職場を!

1.定時制の勤務時間については、打ち合わせ時刻までは、研修と位置付けさせるようにします。
  1日研修を保障するように運動します。

2.教員の授業の持ち時間を週当たり10時間以下にさせます。
  定時制に課題集中校と同様、教員を加配させます。非常勤講師時間数を確保させます。

3.定時制の人事異動については、定定間異動を含め、「希望と承諾の原則」を貫かせます。
4.すべての定時制に、東京・埼玉と同様、定時制の専任で事務職員を配置させます。
  現業職員については、非常勤化を阻止し、専任配置を徹底させます。

5.定時制の部活動のコーチ(嘱託)の定数および予算を増やさせます。

   私たち6人は、これらの諸要求の実現のためにたたかいます。

以上

トップにもどる