2003年11月28日
8月23日と24日に横浜市内で開かれた「第7回関東・東海・近畿『定通父母の会』交流会」に参加された父母と卒業生、在校生の方から集会の実行委員会に寄せられた感想文を、以下に資料として紹介します。
交流会に参加して
横浜 父母
初めて参加させて頂きました。全国から「夜間定時制高校の灯を消すな」と心ある先生方、保護者の方々のみならず、お子さんはとっくに高校を卒業された方(それも全日制高校だった方も)などが集い報告会や熱心なディスカッション。
熱い空気に圧倒されながらも今年3月に定時制高校を卒業した娘の親として、引き込まれる様に聞き入りました。歯ぎしりしたくなりような行政のやり方に真っ向から挑む方々の私心なきお姿に深く感動しました。
「子どもの学習権を侵害させてはいけない」こと、「夜間定時制高校はまさに学校教育の原点である」こと、再度痛烈に感じました。
皆様のご努力に感謝しつつ、私も可能な限り交流会に参加させていただきたいと思っております。
ありがとうございました。
川崎 父母
横浜で開催された関東・東海・近畿定通父母の会に参加させて頂きまして、ありがとうございました。また、ここまでの準傭、大変な事だったと思います。
二日間の短い時の中で、各地の父母や卒業生、生徒さんたちの思いや考えを知る事ができ、今の皆さんの頑張りが伝わって参りました。
私ども川崎は、この一年、夢中で先を歩く横浜の力を借り、助けて頂きながら参りました。この会に参加した事で、同じ思いで活動している方々と手を繋ぐことができ、新たな元気とパワーを貰いました。その上知恵と知識まで授かりましたので、これから始まる、さらなる市教委とのせめぎ合いや、多くの市民の方々への協力要請にもに生かしたいと思います。
今後とも、皆様と共にカを合わせ、今だからこそ、必要な定時制を守りたいと願っております。
埼玉 父母
実行委員の皆様、交流会の機会をありがとうございました。
「横浜なら近い」ということと、各地で「夜間定時制高校」を応援している人々に会って活動を交流し、、美味しいものを食べてリフレッシュしてこよう!との思いで、10代から50代?の世代を超えたメンバーでの参加となりました。
夜の交流会は、大人の「しやべり場」と化し、立場の違いを超え、学校を語り、子を語り、教育を語り、止まらない止まらない。横になって目で参加する人、眠りながら耳で参加する人で熱気溢れ返り、これぞ交流会の醍醐味。熱気に当てられた私は暑くて暑くてなかなか眠れませんでした。翌朝、赤レンガまでの散策をすっかり忘れてしまいました。
愛知の常時20人体制での議会周り、大阪の迅速な行動力、京都の継続力、神奈川、川崎の奮闘ぶり、兵庫の他部制単位制高校の話、横浜の多岐に渡る活動報告を聞き、「夜間定時制高校」への攻撃が益々激化していると感じました。関東地区でもより一層の連帯を呼び掛けている最中です。色とりどりのノボリ旗が、会の充実さを物語っているようでした。より充実し、活発に、迅遠に、楽しく、無理をせず、新たな突破口を積極的に探しまくり、「夜間定時制高校」の良さを語っていきたいと思いました。
来年、大阪で会いましょう!
埼玉 定時制卒業生
私はこの定通父母の会に参加して、とてもいろんな話が聞けて良かったです。
全体交流会ではいろんな意見が聞けたり、今までやって来た活動の経過報告が聞けたり、自分の中でとても参考になる事ばかりでした。そして、分科会の時は「定時制の統廃合について」に参加しました。自分が考えていた統廃合間題とは全然違うものもありました。分科会が終わり少し休憩をとりお風呂に行き疲れを癒しました。そして夕飯の時間になりました。夕飯は外食でした。しかも、懇親会もその場所でやりました。とても楽しい懇親会でした。そしてまた、泊まる場所まで戻りました。自由交流の時間には自分はいろんな人と話しました。そして、次の日はシンポジウム「わたしたちの望む定時制は」というテーマでした。そのシンポジウムもとても楽しかったです。私はまたこの定時制の父母の会には参加したいと思いました。
埼玉 定時制在校生
去年埼玉代表のオマケのような形で初めて参加させていただき、現在の定時制高校における様々な問題について多方面から意見を聞く事ができ、自分自身にとってとても有意義な時間になりました。
今年も高校教育に何かしらの形で携わっている方々からお話を聞かせて頂きたく、また、皆様にお会いしたく参加させて頂きました。今回、私的な都含により開始時間から大分遅れてしまい夜も更けて、熱い議論が始まってからの合流となってしまいましたが、その後の皆様方の温かな気遺いに嬉しく思います。
定時制高校統廃合問題の各都席県の活動、運動方法は非常に勉強になります。私が通う浦和商業高校定時制も県の統廃合計画が策定され、2年近く反対運動をしておりますが、各地域における運動論や政治的な対応等、自分が行なっている方法とは異なる取り組み方に考えさせられます。このような活動をしている時に世間ではノスタノレジーな見方をされてしまいますが、ここではそのような感情的な議論ではなく、保護者として教員として、現場で生きているものとしての定時制の必要とされる意味とこれから見出せる定時制教育の可能性が語られ、将来的に更に必要となるであろう定時制教育の明るい期待にとても共感しました。
また自分が感じたこのような刺激を忘れず、自校に持ち帰り更なる活性化をできればとも思うのです。統廃合問題だけでなく各校の高校教育の現状もこの父母の会では話され、現在必要とされるシステムや、先生方の工夫を加えた授業の対応にとても関心を持ち、一口に高校教育を語る事はできず、高校教育の複雑な現状に衝撃を受けました。
高校教育をキーワードに議論が繰り返される中、時間はいつの間にか過ぎて行き、時計の針は翌日を指していました。その会話自体に私は参加しませんでしたが、白熱した内容に圧倒されてしまい、時間も気にせず聞き入ってしまいました。
このような場に一回りも二回りも違う子ども、生徒が入り込んでしまっても良いのかと気が引けてしまう思いもありますが、多方面からの貴重なお話に勇気と元気をもらい、これを励みにこれからも頑張っていこうと思いました。
愛知 父母
「ぶらつとこだま」でのんびりと・・。車中では女子学生のように?…話が弾みあつという間に横浜へ・
横浜の粋な「定時制っていいよね」のネーム入りTシャツでのひときわ輝くお出迎えを受け「あら…素的ね、愛知もこんなTシャツ作ろうか…」などの声も出ていざ全体会へ。ふあふれんばかりの人と温まる話で感激しました。
愛知 父母
今回初めて交流会に参加し、各地の保護者の皆様にお会いして感動的な語と交流ができ有意義な一泊二日でした。
なかでもシンポジウムでお聞きした、川崎の父母の会の体験発表に熱く感動を受けました夜間定時制における危機的状況を聞き、地元へ帰つて一人でも)多くの人に語り状況が良い方向に進めるようお手伝いをしたいと思います。ありがとうございました。
愛知 父母
8月23、24日の二日間横浜まで出かけて「定通父母の会の交流会」に参加し、他県の父母・生徒・教師の方々の話を聞いてきました。他県でも定時制がつぶされている状況を聞き、この事は愛知だけの問題ではなく、全国レベルの事だなとあらためて感じました。向陽高校定時制がつぶされるという報道に「どうしてなのかな?」と思って動き始めて数ヶ月。よくわからないなりに、一歩前に進むことでいろんな事が見え、知らなかった人と出会い仲間がまた増えていきそうで嬉しいです。
運動は、みんなでじっくり根気よく手をつないでね。やつぱり父母のつながりが欲しいよね〜 子どもだって、大人だつて仲間がいるよね。他県でもがんばっている人たちがいるけど、元は愛知の定通父母の会なんですって!スゴイね〜
夜間の生徒さんがステキに成長して生き生き発言している姿もとても印象的だったよね。向陽高校の運動は教育を守る運動なんだよね。
たくさんたくさん思いつつ行きも帰りもビール付きの新幹線で飲んで食べて笑って話して楽しかったね。また、元気にやっていきましょうね。
大阪 父母
第7回関東・東海・近畿「定通父母の会」交流会が、8月23・24目と横浜で開かれました。何回か参加させて頂いていますが、年々内容が良くなっているように感じました。
今回特に印象に残っためはお母さんの報告でした。わが子が中学1年生より登校拒否で、バッファローの群れのなかからはずれ、砂塵のなかにとりのこされ毎日泣いていたけれども、夜間高校に出会って元気をとりもどし、休まず学校へ通っている過程を涙ながらに語られ、思わずもらい泣きをしてしまいました。
またある先生は定時制の教育は、「逆転のドラマだ」と言っておられ、「ここしか入れなかった」「ここだけが入れた」だから「いつでも辞めてやる」の思いで入学した生徒をどうにかやる気にし、卒業時に「ここに来て本当に良かった」として卒業させる、それが定時制の教育の質・内容を問われているところだとおっしゃっていました。
公教育が多様化され分断される厳しい現状も、各地の報告から知ることが出来ました。個性の尊重や心の教育・生きる力を育むことが出来る定通の素晴らしい教育カを、もっと発信し教育を変えていくのが私たちの役目だと思いました。
交流会が終わって晩の二次会も、みんな遅くまで熱心に教育談義に花が咲き、楽しいひと時も過ごすことが出来ました。
来年は大阪で開かれます。どんな交流会にするのか、皆さんとカをあわせて取り組んでいきたいと思っています。
京都 父母
8月23・24目と『定通父母の会』交流会に京都から5名で参加しました。はじめて関東で開催されたのですが、参加者も多く、熱気あふれた交流会となりました。特に目立ったのは若者の参加でした。話を聞くと、定時制OBや現役の生徒さんたちということで驚きました。OBが申心となって事務局をしているとも聞きました。他校の生徒さんたちとも交流し、廃校反対の請願署名運動などをがんばっておられる様子にパワーを感じ、心強さが伝わってきました。京都も学ぶ所が多いと思いました。
私は『定時制の魅力』を語る分科会に参加しました。授業にボランティア活動を試みたところ、大丈夫かなと心配していた生徒が意外にもお年寄りの方とのコミュニケーションがうまくて、生き生きと活動していたとの先生の報告が印象に残りました。愛知の方が言われる4K(競争・効率・管理・脅追)のない学校、それが定時制です。それは、まさしく、みんなが望む学校だと思います。不登校や障害があるため学ぶ機会を奪われる、そんな理不尽な事は許せません。
もう、これ以上1校たりとも廃校に追いやられる事のない様、みんなでカを合わせ、運動を強化していかなければならないと思いました。参加した皆さんの語を聞きながら、うなずいたり、泣けてきたり、怒ったりしながら、たくさんの勉強をしました。この二日間、本当に意義のある時間を過ごさせていただきました。
夜の懇親会では、京都は寸劇を披露し、喝采をあぴました。来年は、お隣の大阪での開催となります。ぜひ、京都からも多数の方をお誘いして、参加したいと思っています。よろしくお願いします。
横浜と言えばシュウマイ?中拳街でのおいしい食事、そしてシーバスで横浜港まで船旅気分など、とても楽しい思い出です。忙しい中で準備された沢崎さんはじめ、横浜の実行委員会の方々に心から感謝し、お礼申し上げます。