2003年3月7日


 

県公立高校入試で、7663人の不合格者を出す 

全日制の二次募集の枠を広げて!横浜市立定時制の募集再開を指導して」


 県公立高校(全日制175校、定時制1校、別科1校)の03年度一般入試の合格発表が3日に行われました。全日制の合格者は、3万1325人で平均倍率は1.24倍、昨年比0.05ポイント増であり、1997年に複数志願制が導入されてから最高の倍率となりました。 それを反映して、今回の入試の不合格者は、7,663人にのぼりました。

 このような大量の不合格者が出た問題で、県教育運動連絡センター、横浜市立定時制高校の灯を消さない会、不登校の親の会、日本民主青年同盟県委員会などが4日に、県教育委員会に全日制の高校の2次募集の枠を広げること、横浜市立定時制の募集再開を市教委に働きかけることなどを緊急に申し入れしました。

 『しんぶん赤旗』によると、県教委は「7,663人の不合格者が出たのは予想外に多かった」としながら、二次募集での枠を広げる考えはないと答え、同席したみわ智恵県会議員の「全員の進路を最後まで保障するよう、市町村教委をきちんと指導するように」という求めに対しては、県はこれを約束したとのことです。

 また『しんぶん赤旗』は、参加者からの次のような声を紹介しています。「私学への選択ができない子どもも多数いる」「昨年のように千人を超える無業者を出すのか」「公立の枠が少ない」など。

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