1992年5月25日


3年間で定時制全校の夜間グランド証明の改善を



 1992年度県教育予算のなかに、定時制の夜間グランド証明改善費用1億1千5百万円が盛り込まれた。しかし、この費用では92年度は、希望ヶ丘校と横須賀校のわずか2校が改善されたにすぎない。

 一部には、県予算の10%マイナスシーリングのもとで、2校分の予算がとれただけでも大前進で、満足すべきだという声もある。一方、この2校以外の学校のなかには、「うちの学校はいつになったら改善されるのか、1年で2校なら定時制全体の改善は10年以上かかるのか」や「昨秋の県交渉後の報告では、3年後くらいで定時制全校の改善ができるということではなかったのか」という不満の声が出されている。

 そこで、この間の経過を簡単に振り替えってみよう。


 定時制の劣悪な移設・設備、とりわけ夜間グランド証明の改善は、高校百校新設やその後の既設校のリフレッシュ・改築を口実に延び延びにされてきたといってよい。組合等の強い働きかけもあり、90年度に入りやっと夜間照明に調査費がついた。

 しかし、調査はなかなか実施されなかった。抗議や運動の結果、調査が行われたが、それも91年に入ってからの学校が大半であった。そのため、91年度は調査結果の集計が遅れているということを口実に、全く改善に着手することなく、1年間のブランクが意識的につくられた。県当局のこうした姿勢は、組合との交渉で厳しく追及され、施設課も「グランド照明については、92年度より遅れを取り戻すため、18校分を3年間で改善していきたい。照度アップで経費もかかるが、実施したい」と回答せざるをえなかった(91年10月21日、県交渉メモより)。


 しかし、92年度に入り、県当局は県予算の10%マイナスシーリングを強調し、92年度改善は2校だけにしたいと大きく後退した。

 一方、様々な矛盾や問題点の指摘がされている「単位制による新構想高校」については、あくまで神奈川工業高校に併設するために、92年度本格設計の予算を計上している。この単位制高校の建設には、70億から80億をかけるといわれている。マイナスシーリングを強調するのならば、まずこの予算こそ検討されなければならない。

 定時制高校の夜間照明の改善は、この予算の1/6で可能である。県当局が昨秋の県交渉の回答を遵守し、3年間で定時制全体の夜間グランド照明の改善を行うよう、強力に運動を進めていくいことが今強く求められている。

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