2001年2月10日
生徒が登校する以前の研修を保障することが急務の課題
― 狭い職員室に、昼間から缶づめ状態にされている夜間定時制教職員 ―
教育公務員特例法によって、正当に問題なく認められてきた定時制職員の自主研修は、昨年県教委が出した服務通知によって一方的に剥奪された。それにより、定時制の教職員は、生徒が登校する4〜5時間前からきわめて狭く、コンピュータや専門書、実験・実習する場や用具など研修を保障する条件が全くないところに閉じこめられた状態となっている。
狭い定時制職員室に缶づめにされた状態であるため、授業を開始する頃には疲れ切り、健康を害する教職員も現れ始めている。また、実質的な研修を行うために図書室やコンピュータ室、実験室に出入りすることが多くなり、全日制との摩擦が生じていると伝えられている。
このような結果となることは、当初からはっきりと予想されたことであり、今必要とされていることは、全日制が併置されている夜間定時制において、教特法で認められている自主研修(授業が行われていない場合、学校を離れて自宅等の場所で研修ができる)を保障することである。またそれと同時に、定時制職員室を拡大し、定時制専用施設を拡充することである。
今回、希望ヶ丘高校、向の岡工業高校、津久井高校の3校に対し、学校施設課の調査が入り、定時制職員室の拡充に向けた動きが見られる。こうした最低限のことは、今年度中に、すべての定時制で保障されなければならない。
なお、この問題についての詳しいことは以下を参照して下さい。
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