2002年11月29日


「定時制5校を減らさないで!」 川崎市教委に請願書を提出


 11月14日の『朝日』『毎日』『読売』各紙の朝刊地方版で伝えられたように、川崎市立定時制高校の保護者、生徒、卒業生、教職員、市民らによって結成された「定時制高校を守る市民の会かわさき」は、11月13日川崎市教委に対し、「現在の市立定時制5校を減らさないで」という内容の請願書を提出した。

 市教委は今年の3月、「市立高等学校教育振興計画(案)」を公表したが、それによると現在市内にある夜間定時制5校を、2校に削減し、そのうちの1校は夜間であるものの、残りの1校は午前、午後、夜間の3部制とするとしている。入学者総数は、現在と同程度とするとしているが、夜間の定員は大幅に減少し、市内に2校では働きながら学ぶ人や障害を持っている人が通学できなくなるとして、大きな反対運動が起きている。

 11月26日に開かれた定例の教育委員会において、「市民の会」と川教組高校部の請願書2通が報告され、今後意見陳述、審議が行われることとなる。



第1回 街頭署名 253筆集まる  多くの市民に統廃合問題をアピール


 11月24日、川崎駅前で「定時制高校を守る市民の会かわさき」として初めて、街頭署名が行われました。約1時間半ほどの間に、253筆の署名が集まりました。

 在校生や卒業生、横浜父母の会、他団体の方からの応援も得て、総勢18名で、「定時制をつぶさないで!」の横断幕を広げ、駅前を通った多数の市民にチラシを読んでもらい、定時制を統廃合する問題をアピールすることができました。夜には、「何気ない気持ちでチラシをもらったが、家で改めて読み返し、統廃合の問題を知りました。頑張って下さい」という激励の電話を頂いたと言うことです。

 「市民の会」の事務局によると、今後12月1日には武蔵小杉駅前、12月8日には武蔵溝の口駅前で、ともに午後1時半から街頭署名を行う予定です。

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