歯医者さんから受け取った原稿の中にこのマスコットキャラを見つけた時、なかなか可愛かったのでつい動かしてみようかと言う気になってしまったのですが...
これがそう簡単には行かなかったのであります。
余計な事を考えずに、静止画像にしておけばとっくに仕事は終っていたことでしょうに(笑)



ビットマップデータとベクターデータ




画像をスキャンしてFlash に取り込むとビットマップデータになります。これを拡大しましたものが左の画像です。Photoshopなどをお使いの方にはお分かりだと思います。ギザギザになっています。
ビッチマップデータは方眼の数、使用している色数などでデータサイズが決まります。一方右の画像はFlash で制作した画像を同じように拡大したものですがギザギザがありません。
これはIllustlatorやFreehandといったドローソフトと同じベクターデータと言うもので、図形全てを直線か曲線で定義しています。点と点を結んで作られるのでその点が多いほど複雑な線が描けるのですが数が多いほどデータサイズは大きくなります。

このキャラクターを、上記のようにビットマップで取り込んだところ(大きめに取り込んで縮小しました )
すでに.FLA file (Flash の書き出しをする前の元ファイル)の状態で600kほどになっていました。さらに色々加工(ビットマップのトレースと言う処理をすると取り込んだ画像をFlash が自動的にベクターデータに置き換えてくれると言う一見、大変便利そげな処理をしてみたのですが、これがまた問題でして.. )してみますと、あらら、なんとしたこと.....1Mまで膨れ上がってしまったではありませんか。
まだ読み込んだだけで動かしてもいないのに...(^^; これでは先が思いやられます。
動かすからには回転させたり大きさを変えたりと言った簡単な動きだけで無く何かちゃんとした動作をさせてみたかったと言う考えもあり、思い切って元絵をFlash 内部で正確に手動でトレースしてみることを決意。(この時点で仕事としての採算はとれなくなったのかもしれないです.... 苦笑)
ビットマップの画像を下敷きにしたトレース作業は困難を極め、途中、もうやになっちゃった状態を幾度繰り返えしたことか。とにかく無事完了し右の画像のように拡大してもギザギザにならないベクター画像が出来上がりました。
なんだかんだ 諸問題をクリアして... 最終的には1M から僅か17k へと劇的な減量を成し遂げ、重くて拡大するとボロボロで、アニメーションの加工がしにくいと言うビットマップ画像からはとりあえずさようなら〜。

 


そうして出来上がったのがこれです〜
リスの歯磨き、もう1度見る

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