Fazerのカスタム

ゼファーのカスタムへ

正直Fazerに関しては、ぺーにょさんより譲り受けた時点で、そのカスタムはほぼ完成の域に近づいていたと言っても過言ではないのでここではそれぞれについての説明だけということで。

1.足回り

@.フロント

正直これがこのバイクの一番の売りといってもいいぐらいの大カスタム。Y’sGEARのV−max及びXJR1300用として出ている倒立フォークキットをそのまま取り付け。ただし、まずフロントカウルと干渉してしまうため、ステーを追加して5cmほど前方斜め下にカウルをASSYでオフセット。キーシリンダーの位置が3cmほどずれたためハンドルロックは右のみ。フェンダーは倒立用が必要になりYZF−R1純正を無理付けしてある。また、タイヤサイズも、フロント純正110から120にコンバートされている。ちなみに見えているMOSキャリパーは600純正である。

変化はというと、まずフロントの剛性が極端に上がったため、コーナリングでフロントを軸に、車体がしなってリアが流れていくような挙動になっている。バネレートもノーマルより固くしてあるため、ブレーキングでハイグリップタイヤの限界までふんばってくれることもあり、MOSキャリパーの性能をふんだんにつかえるようになった。

A.リア

リアはサスペンションを「fg」というメーカー(マイナー。デビルテクニカが輸入販売)のフルアジャスタブルをしようしている。下の方の画像(後で見れるから飛ばなくても可)にフレーム左側に取り付けたリザーバータンクが見えるかと思う。

セッティングは車高調で3cmほどあげた状態から縮み側のダンパーを少しやわらかめにし、伸び側を標準にしてある。最初のぺーにょさんセッティングでは縮み側が一番ソフトになっていて、コーナーであけるとすぐフルバンプし、ドリフトしながら立ち上がっていくセッティングになっていた。対し、オレはジムカーナをやることもあり、あまり姿勢変化がきついとすばやい切り返しで限界を超えやすく危険なのと、アクセルを開けたままコーナーに進入すると如何ともしがたいアンダーステアが出るので2ノッチだけ固いセッティングに変更した。

ノーマルと比べてどうなっているかというと、これがエキサイティングと気難しいの50/50といったところである。エキサイティングというのは車高アップにより、フロント過重が大幅に増え、セパハンの効果ともあいまって、コーナーでのおさえこみが効くようになった。逆に車高を上げたため、車体のディメンションが大きく変わり、キャスターが2度近く立つ形となり、コーナーで突然切れ込む傾向になっている。ただしこれを一言で気難しいと片付けてはかわいそうか。初期のR1のような、攻めるために飼いならす必要のある、決して万人向けでない...(以下省略)という味付けだ。

なお、リアはタイヤ周りはノーマルだが、チェーンを1サイズ細いものにコンバートし、駆動系のフリクションロスを図っている。スプロケはFにZEP400用、RにFZ400用を使用。これによってぺーにょさん曰く、「後輪出力で3psは稼げる」とのこと。ただし、400用のスプロケで100ps近く受け止めるので、減りが早いね。半年で人殺せるほど研ぎ澄まされます(笑

2.コックピット周り

写真を見ていただければお分かりのとおり、原形とどめてません(爆

まずフォークが流用改なので、突き出し量が5cmほどもあり、そこにSOUPUPフルアジャスタブルのセパハンがガシッと。すっきりしたトップブリッジ中央にはヨシムラのデジタル水温計。セパハンといえば別体マスター。しかしクラッチ側にもなにやら?実はクラッチは油圧に換装されちゃってます。両方ともマスターはお決まりのNISSIN。なお、アクセルワイヤーが目立ちぎみだが、ぺーにょさんの薦めでハイスロは入っていない。

あと目を引くのは追加メーターたちなんだけど、左がデイトナ油温計、右上が吸気温計(ただの市販の気温計です。気分気分♪)。

3.吸排気チューン
@.K−factory Quattro TEMAGE

マフラーにはフルエキでKファクトリーのフルチタン手曲げマフラーが入っている。記念すべき1本目であるため、オプションとしての手曲げでなく必要性からの手曲げである。さらに写真を見て分かるようにサイレンサーの焼き色は難易度の高いナナメ焼き。ちなみにこのフルエキ1本の定価で400ccの中古バイクが1台買えてしまったりする。音はバッフルを外している為、101db前後の結構爆音ぎみ。集合方式が4−2−1なので低速からトルクを感じることができる。そして、超肉薄のチタンを使用することでノーマル比7〜8kgの軽量化も果たしているため、コーナーの切り返しが軽い軽い!

A.K&Nエアクリーナー

吸気は更なる効率を求め、エアクリーナーBOX撤去の上、キノコ形のK&Nのチャージャークリーナーを装備。それに伴い、メインジェットはノーマル比+30番となっている。

とにかく音がすごい。排気音が大きいためごまかされがちだが、ノーマルのCB400SFのエンジン音並みのシュゴーという音を立てて空気を吸う。そりゃそうだ。この網を通して最大で1秒に120リッター(12000rpm時)もの空気を吸い込むのだから音もでかくて当たり前か。

一般に吸気をこいつにすると低速がなくなるというが、そこは4−2−1集合のK-factoryのおかげ。

3.油圧クラッチ

次はゼファー時代からあこがれていた油圧クラッチである。

右の写真を見ると、左上からアールズのホースが伸びているのがお分かりだろうか。これは市販のセミ油圧クラッチキットと同じで、クラッチワイヤー終端に横から油圧をかけて上に押し上げてクラッチを切るタイプである。

タッチは非常に重いが、左腕が鍛えられるのと、フルードを足す以外メンテフリーなのがありがたい。ただ、ハウジングがぶれているため、時々変なトコでクラッチがつながり、発進エンストをこくのが璧にキズ。

いっしょにスプロケカバーも変わっていてなかなかかっこいいでしょ?

4.ポジション

@.OVERバックステップ

上記のとおり、セパハンになっていて前傾姿勢になっているが、それにあわせてOVERのバックステップがついている。ただ現状では右側がぺーにょさんのコケによりボルトが曲がってガタガタなのと、左側のチェンジペダルのリンク接合部が曲がってしまっていてセッティングによってはリンケージと干渉してシフトダウンできなくなるので次にお金が入ったらまず治すべき場所だが、いとけんが補修パーツを持っているとのウワサも。

上の画像の右下のほうにわずかに確認できるが、左プレートのヒールガードはドライカーボン製。ドライカーボン好きの管理人にはたまらない小技だったり。

A.シートあんこ抜き

車高を大幅にあげて、足つき性が悪くなってしまったために、あんこ抜き。ついでに張替えもやっちまえってなことで、ライダー部は黒のパンチング地。タンデム部には赤の合皮シートを屠る。マシンが赤なので、シートに色がつくととってもおしゃれ。でも最近色あせがひどく、悩みの種である。

シートについては近日中に写真アップ予定。

5.猫耳

見てのとおりである。CBR1100XXのウインカー埋め込み式ミラーを強引につけている。周りからの視認性抜群だし、ブルーミラー交換で自分の視認性も抜群。ハードなすり抜け時には負け犬(負け猫?)仕様に折りたたまれることになる。ちなみに意味はないが前方に倒れる(垂れ耳仕様にも変身可能)技もあり。

だが周りからはミラー壊れそうだよといわれる。取り付け角度がブラックバードより急なのでミラーだけ浮かせて水平にしているので中の配線がチラリズム。確かに壊れかけにもみえるけど。

とはいえ1番の利点はどこに行っても目撃情報が寄せられること。どうやっても特定される個体だけに、「昨夜246でシグ○ルやってたろ」とか情報が寄せられてしまうのである。ま、K察に特定されなければいいでしょう。

ちなみにライトをつけると、右目に青いスモールとH4ハイビーム、左目にH3ロービームが入っていて、普段の走行は「ちょっと荒くれ旅猫」ってかんじです。

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sho-yasu2002