トッケイGekko gecko

[双弓亜綱鱗竜下綱有鱗目トカゲ亜目ヤモリ科]

爬虫類の登攀は地上移動と変わらない。地面や木肌と平行に四肢を伸ばし鱗や鉤爪による摩擦で移動する。ヘビの巻き付き登攀も鱗の摩擦を利用している。いや、この夏出会ったニホンヤモリは、四肢に吸盤状のスパチュラがあってそれを登攀に利用していたが、このビバリウムにいるトッケイも吸盤で壁に張り付いていた。四肢は短く太い。サンショウウオにも近い形態だ。イグアナの話に戻ると、半透明の皮膚がめくれ上がっていた。脱皮である。爬虫類が、際限なく大きくなることが出来るのは、この脱皮というしくみによる。

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