空間の音色 (1996)
 
 
やけくそで描いた、抽象系の絵が、こともあろうか、何かの展覧会で賞を貰ってしまった。本気で描いたときは認められなくて、投げやりに描いたら、賞賛されるというのは複雑です。

なぜ、投げやりだったのかというと、アクリル絵の具のあまりの原色さにもう我慢がならなくなってきて、まともな絵を描く気が起こらなかったのです。

妊婦の体型と、チェロを重ね合わせてみました。双子を身籠もっている様です。

 
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