アジアアロワナScleropages formosus

[硬骨魚綱条鰭亜綱真骨下綱オステオグロス目オステオグロス科]

巨体にも関わらず、容易に前進している。主前進運動器は体幹部であるが、尾鰭やそれに近接した尻鰭と背鰭が副前進運動器として体幹部の起こす水の打ち付けを補助している。時々は胸鰭で水を掻いたりもする。それにしてもあまり体幹が屈曲せずとも推進するのは、横から見ると広いが縦から観ると狭い、その紡錘形ゆえであろう。ところで、魚類の鰭で、対構造になっているのは、胸鰭と腹鰭である。魚類が陸上に上がって両棲類に分化したとき四肢になったのは、この二対の鰭であるという。もはや水中での体幹運動では、陸上で前進はできない。地面との関係性を持たなくてはならない。(魚類としては、フグやウナギのような移動様式を持つ種もあることをここに追記しておく)

付属動物園入り口にかえる次の動物