羊とバラ窓(2003)
 
 
2003年度用年賀状版画です。この版画が出来上がったのは既に新しい年になっていたのかもしれません。とにかくぎりぎりまでやる気にならず、とうとう観念して、いかに早く彫り上げるかをコンセプトに仕上げました。そういう考えに基づいているので、あまり威張れたものではないです。出来上がったのが遅かったので、結局多くの人へ年賀状を出せずじまいでした。出せなかった人すみません。ちゃんとよろしくしてやってくださいな。今年の年末にはちゃんとできると良いけれど、さてどうなることかしら。

内容的にはバラ窓というのが気に入ったので、羊にリボンをかけて贖罪(食材?)のイメージです。宗教と宇宙を表現したかったのですが、カーテンのようなものは、授業で扱ったレンブラントだかで見た絵画作品にあったのから着想を得ました。なんというか、私の心の中の種種雑多なものの組み合わせになってしまっているだけのような。

 
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