ユタ旅行記第一弾
デスバレー編はここ!
 
 


ユタ旅行記 '98!
part 1

二匹のはぐれメタル
White Rim一巡りの巻
98年3月ー4月
ユタ州キャニオンランズ国立公園
White Rim Road

English Page Is Here!
 

いくつかのイメージはクリックすると拡大できます!


アメリカ中西部に位置するユタ州南部のCanyonlands国立公園はコロラドリバーとグリーンリバーが合流する地点に広がる、かの有名なグランドキャニオンに似た峡谷である。知名度や規模はグランドキャニオンに若干劣るものの、観光化され多くの観光客が訪れるグランドキャニオンに比べ、地元アメリカ人に結構知られた穴場である。穴場というだけにアクセスの便はとても悪く、車なしには全く話にならない。訪れる人々もSUVやキャンピングカーに乗ったアメリカ人の家族連れや夫婦、あるいはレンタカーでやってくる観光客などがメイン。辺りは見渡す限り荒涼とした砂漠地帯で人里はまったく見当たらないが、公園から車で30分ほどの距離にMoabという小さな街があり、そこにスーパーマーケットやレストラン、モーテルが揃っている。

White Rim RoadとはそのCanyonlands国立公園に三つあるエリアの内の一つ、Island In The Skyを巡る一周約160kmにも及ぶオフロードである。全般的に道はしっかりしているため乗用車でも走れなくもないが、所々険しい場所もあり、基本的には4輪駆動車でなければ通ることはできない。また、キャニオンランズへの入園料とはまた別にビジターセンターであらかじめ許可をもらわなくてはならず、ここで途中に立ち寄るキャンプ場の予約もしておく必要がある。

地元の若者やオフローダーフリーク達はWhite Rim Road一周を何時間(?)で回れるか競争をもしているようで、ここは確かにオフロードドライブを楽しむには最高のコースであることは間違いない。ただ一周160キロのオフロードをノロノロ走ると(当然燃費が悪くなる)、ガソリンの残量が気になってくるのは確か。僕らもMoabで満タンにしていったものの、最後はギリギリであった…。一日で一周を走破することは一応可能であるが、多くのビジターは途中のキャンプサイトを経由していく形で2〜3日で回ることになる。

キャンプサイトといってもピットトイレ(いわゆるボットン便所…)があるだけで、ならされた地面にテントを張るというだけの事だ。もちろん水道はおろかキャンプテーブルもごみ箱も公衆電話もなにもない。水、食料を含め、全て持参しなくてはならないが、これぞアウトドアの真髄。当然ゴミも工夫して持ちかえらなくてはならない。キャンプ場は1箇所あたりだいたい4サイトぐらいな上、他のビジターが全く気にならないぐらいに散らばっているのはなかなかの配慮。いざというときには助けてもらえる距離に人がいながらも、普通は全く顔を合わせないという距離感がなにより絶妙。もちろんキャンプ場によっては自分達だけということも大いにありうる。レンジャーは最初のキャンプ場に一人常駐しているだけで、その先のキャンプ場にはいない。車が故障したり、具合が悪くなっても、運良く他のビジターがとおり過ぎないかぎり(一日2回出会えばいいほうであろう…)誰も助けてはくれない。本当に緊急な時(盲腸とか心臓発作とか…)はヤバイが、これぞアウトドア。アウトドアというよりまさしく冒険だ。
 
 


 WhiteRim DAY 1
Arches - Island in the sky - Airport Tower

A

A...Canyonlandsへ向かうハイウェイからArchesを望む

B   B  C

B...断崖絶壁のShefer Canyonを谷底へ降りてゆく。TVのCMのような絶景!
C...日が暮れつつ、初日のキャンプ地Airport Towerへ向かう。


 





White Rim一日目はかなり時間に追われることになった。前日までステイしていたお隣のArchesでのトレール歩きが長引き、Arches(写真A)を後にしたのが15時ぐらい。その後Moabに立ち寄ってシャワー(三日ぶりぐらい…)を浴びて、Canyonlandsに着いたのは随分日が傾いてからだった。さすがにこれから三日間まったく文明から遠ざかると思うと、妙にワクワクしたものだ。

ところでIsland in the Sky地区は峡谷を見下ろす台地であり、Canyonlandsを訪れる多くのビジターは絶壁の上から峡谷の素晴らしい眺めを満喫する。これはもう絶景で、雄大、壮大…言葉では表現できない。ユタ旅行記第1弾の時にはこの眺めにとにかく感動したが、2度目となる今回はついにその景色の中をゆくことになった。川の流れる低地とIsland In The Skyの台地の段差の中間の棚にあたる部分がWhiteRimと呼ばれ、そこを車で通れるように道ができている。これがまさしくWhite Rim Roadなのだ。

Island In The Sky地区とWhite Rim Roadは標高差が200mぐらいあり、峡谷の絶壁に沿って作られたShefer Canyon Roadをおりてゆく。これがまたとてつもない迫力。道幅は車2台がかろうじてすれ違える程な上、ガードレールもなにもないから、道を外れればまっさかさま。勾配も急で、ところどころ道はボコボコである。この峠道を降りればそこからがWhite Rim Roadとなる。

Shefer Canyonを降りた頃にはもうだいぶ日が暮れてしまった。(写真C)最初のキャンプ地であるAir Port Towerまではまだ10キロ近くある。さすが絶壁に沿った道を暗闇で走るのは無謀なため、先を急ぐ。とはいいつつも僕らの事。とくに焦ることもなく、途中写真を撮ったり、Musselman Archという小さな峡谷にできた渡り橋のようなArchで道草したりと…。案の定キャンプ場についたときにはもう日が暮れていた。そこに常駐しているレンジャーにパーミットを見せて、いざテント設営。この日は僕ら以外に誰もいないため、レンジャーから一番遠いサイトまで行って、ホッと一息。僕らとレンジャー以外、半径20キロぐらいには誰もいないと思うと感慨無量。まさしくMiddle of Nowhere。夕食の準備やら荷物の整理やらをしていると夜もすっかり深まった。夕食は満点の星のもと、たらこスパゲッティ−を食べる。ああー最高。
 
 

DAY 2 
 Airport Tower - Murphy's Hogback
? D  E

D...謎の運転手にハイジャックされた我等が4Runner。
E...二日目のキャンプ地Murphy’s Hogbackにて。高台のため風が強い!


 



二日目は寝坊して、ゆっくりしていた。10時頃起きて、寝袋を干したり、テントを片付けたり。ただ相棒は随分と早起きしたみたいで、夜明け前にWhiteRimの崖ぷちまで散歩に行っていたようだ。朝を軽く食べて、いざ出発。White Rim Roadを突き進む。天気もバッチリで、文句無し。残念ながら昨日に比べ曇りがちだったが、写真を撮るのに寄り道したり、崖ップチにたって峡谷をこわごわ見下ろしたりと、大自然を満喫。昼食にはピーナッツバターサンドイッチを食べた。なにか作るのが面倒な時とか昼食はきまってこれ。お手軽な上とにかくオイシイ。日本で言うところのオムスビなのだろう。でも見渡す限りの砂漠、荒地にはサンドイッチが格別。

なにはともあれ、さらに、快適(?)なオフロードドライブが続く。いままではただ見下ろしていた景色の中に自分達がいると思うと不思議な気分。つまりWhite Rim RoadからはIsland in the Sky地区を見上げることになる。高台にあるGreen River Overlookという断崖絶壁上の展望台からWhite Rim Roadを見下ろした写真(下記の左)と、下から展望台を見上げた写真(下記の右)を比べてみればその様子がわかる。実際に下から望遠鏡を覗くと左の写真のように景色を眺める絶壁の上の人が見える。もちろん上からも車ぐらいは肉眼でも見える。
 
 

   
左…Green River Overlookからの壮大な眺め
右…White Rim RoadからGreen River Overlookを見上げるとこうなる


 




二日目のキャンプ(写真E)は小高い丘の尾根の部分にあたるような台地にあるMurphy's Hogbackという所。ここの登り道は結構険しく、20度ぐらいのクライムだ。それでも頼もしい「4じーさん」こと相棒の4駆、「Toyota4Runner」はものともしない。つくづく頼りになる車だ。今朝出発したAirportTowerから50キロ近く離れている上、途中のんびりしていたところ、キャンプについたのは夕方だった。雲行きも怪しく、いつしか空が真っ暗に…。Murphyは高台にあるため、とても風がつよく、テント設営も一苦労。風のせいか、随分と冷え込んだ。ここのキャンプ場では他に2組のビジターが一緒になったが、となりのサイトは望遠鏡が必要なぐらい離れているので、全然気にならない。他の2組は中年の夫婦といった感じであろうか。若い人達だったら声を掛けて一緒にご飯を食べるのも楽しいかもしれない。

夕食にはチカララーメン(餅の入ったインスタントラーメン)を食べた。温まるように卵スープも飲んだ。穏やかな昨日とはうってかわって、かなり厳しいコンディションとなるが、日が暮れる頃には風もだいぶおさまり、一安心。どういう訳か食後すぐにフリスビーをして、走りまわったので腹がたぷんたぷんになってしまった。ただ強風のなかのフリスビーはなかなか楽しい。食後の片付けをして、しばし団欒。真っ暗になってすっかり静まり返ったところで、車のステレオでお勧めの曲を順番にかけるというゲーム(?)をして、曲に聞き入ったり、語ったりして夜が深まっていった。相変わらず風が吹いているため、夜が心配。相棒は木と車の影で心配はなさそうが、自分が最初に設営した場所が結構風当たりのいい場所であったため、少し崖を降りた場所に引越しをすることに。今晩は相棒とも少し離れることになったため、大自然の中での心地よい孤独を感じながらテントに入る。日本から持ち込んだ3シーズンの寝袋ではやはりかなり寒さを感じ、ダウンのジャケットまでたっぷり着込んで、ありったけの洋服を寝袋につめて対処。寝る前にふと今日は4月1日のApril Fools Dayだったことを思い出すが、ちと遅かった…。
 
 

DAY 3 
 Murphy's Hogback - Hardscrabble Bottom
      

F...吹雪の中を果敢に行く4Runner。視程約200m。まさに五里霧中。
G...殺伐とした景色にひどい霧。ここは何処?実際に迷いました…。
H...White Rimの断崖絶壁に立つ。見えます?自称、高所「悦楽」症…
I...ようやく天気が回復して、ホッと一息。やはり高所「悦楽」症の二人…。ひょっとして小便?
 

      

J...CanyonlandsのMaze地区を遥かに望む。来年は行くぞー。
K...夕日で真っ赤に染まる岩肌。ホントに赤い!
L...最終日の川辺のキャンプ地、HardScrabbleにて。夏なら泳げたかな…。
M...素晴らしい夕日。ため息がでそう。


 



Murphyでの夜は風が強く、かなり冷え込んだ。だけど、翌朝はもっと凄かった。まわりが明るくなって目覚めると、なんと雪が降っている。相棒が車のエンジンを掛けたのを聞いて、テントを出る。しばらくヒーターで暖まったが、外は凍てつく寒さ。とりあえず朝食にチカラケンチンうどんを食べて少し温まるが、雪はさらに激しくなってくる。みるみるうちに積もってきたため、雪が止むまで待機するか、頑張ってテントを撤収するか迷う。待っていても止みそうになく、頑張ってテントをたたむことになったが、これには一苦労。寒くて手が動かないし、テントは雪と泥でまみれている。自分も雪と泥でまみれる…。なんとか相棒も自分も頑張って、撤収作業を済ませ、吹雪の中を先目指していざ出発。とはいっても視界が悪く、道も解けた雪でグチョグチョ。4駆でなければ話にならない。これこそオフロード。

高台にあるMurphyからはしばらく急勾配を降りてゆくのだが、ツルツルの道でヒヤヒヤ。ここは運転をさせてもらうことになって、オフロードドライブをしばし満喫。自分の車でないだけにスリップしてぶつけないように慎重に走るが、泥を撥ねながら軽くドリフトしながら快調に進む。相変わらず雪は止まず、霧も出てきて五里霧中。Island In The Skyの断崖絶壁も、峡谷もろくに見えない。しばらく走るとWhite Rimの淵(写真 H)が開けたので、ここでしばし小休止する。さらに先に進むのだが、相変わらず霧が濃く、視界が悪いため、もと来た道を戻ってしまうことに…。なんか見覚えのある道(写真G)だと、二人で話ながらも半信半疑。晴れていれば目印になるCandle Stick TowerやIsland In the Sky地区の絶壁が見えるため、方向もわかるのだが、まるで狐につままれたように迷ってしまった。しばらく走って先ほど吹雪の中を降りてきたMurphyからの急勾配が見えて、ようやく気がついた。やっぱり来た道を戻ってしまったようだ。

Uターンをして、今来た道を戻るころにはタイミングよく晴れてきて、まわりの景色がみえるようになった。迷ったおかげで、いままで霧でなにもみえなかった景色を堪能することができてたのはもうけもの。相棒もちゃんと写真が撮れると喜んでいた。先ほどの淵(写真HとI)まで来た頃にはすっかり青空が広がり、またまた小休止。朝方の雪で泥まみれになったテントや洋服を乾かすことができてこれまた満足。だいぶお腹も空いてきたので、昼食にサンドイッチに豆缶とコンビーフを混ぜたものを食べる。朝方は随分とヤキモキしたが、だいぶ落ち着いた。アウトドアは晴れた天気に限る。

腹ごなしもすんで、テントもすっかり乾いて、天気も良くもうなにも文句なし。淵ギリギリに車を寄せて写真撮影をしたり、朝方の泥道で格好よく汚れた車をまじまじと見たり、峡谷のきつい傾斜にいたビッグホーンシープの群れを見つけて双眼鏡で観察したり、Island In the skyの絶壁の展望台にいる人を双眼鏡で見つけて手をふったりなんかしていた。そうそう忘れてはいけないのが、峡谷の崖ップチからの立小便。これは結構スリル満点。高所快楽症の僕らにとっては最高の便所である。

なにはともあれ、この先はしばらく平穏にドライブが続き、次のキャンプを目指して突き進む。ここら辺では道もすっかり平坦で、かなりのスピードで運転できる。WRCのラリーに最適という感じだ。ただ道がいいといってもあくまで運転している者にとっての話であって、助手席の人にとっては振動も激しいし、時折現れる溝やら大きな岩なんかを避けるために加減速を繰り返すため、結構シンドイものがある。運転に気をつかわない分景色を楽しむことは出来るが、やっぱり運転しているのが一番楽しいかもしれない。今回は理解ある相棒の好意によって、随分と運転をさせてもらう事ができたのは車好き、運転好きの自分にとってなによりだった。オフロードドライブもWhite Rim Roadの楽しみの内の一つである。

快調にとばして、だいぶ次のキャンプに近づいていたところ、ちょっとしたアクシデントが発生。相棒のカメラレンズが無くなってしまった。なくなったというよりも、ちょっと前に車を止めて撮影をした時、レンズをバンパーの上に置いたまま走りだしてしまったのだった。あれこれ30分ほどしてから気づいたのだが、充分戻れる距離だ。Uターンしてきた道を戻ることに。幸いレンズは無事保護された。感動の再会。

日が暮れる頃には今まではるか峡谷の下を流れていたGreenRiverに随分と近づいている。しばらく川沿いの道を走るが、キャンプが目前というところで、もう一山越えることに。Murphyの時の登りぐらいの険しい道をゆっくりかけあがり、山肌沿いの峠道をしばし走る。下のほうに今日のキャンプHard Scrabble Bottomが見えてきた。見えてきたといっても川辺の茂みの中に見なれたピットトイレがあるだけのことだが…。ついに到着。

Hard Scrabble Bottomは川辺のキャンプ。(写真 L)いままでとはちょっと感じが違う。砂漠や荒地にしばらくいたためか、水の流れがなにか新鮮に感じる。川がすぐそばなのでもうちょっと暖かければ泳げたかもしれない。ちょい残念。昨日のMurphyとは違って、風も無く、穏やかなのは一安心。今日は夕焼けが綺麗で相棒は写真を撮りまくっていたが、中でも夕焼けショットは抜群の出来のよう。(写真K M)

夕食には梅スパゲッティ−を作り、White Rim Road最後の夜を飾った。スパゲッティは結構アウトドアで重宝する。お湯を沸かすだけで簡単に作れる上、即席の具とからめるだけで充分。それになにより満点の星によく合うこと。White Rim RoadのようなCow Boyが走りまわるような景色にはやっぱり洋食があうのかもしれない。どんぶりという感じではなかったような気がする。(スパゲッティ−を食べた器はまぎれもなく吉野家の牛丼の器であったけど…)Snappleで乾杯をして、夜を締めくくる。さすがにこの頃は結構疲れがたまっていて、雲一つない満点の夜空と川のせせらぎを聞きながら、すっかりマッタリとしてしまった。相棒としばらくとりとめの無い事を語り、空高く幾重にも飛行機雲を描きながら飛ぶ飛行機を見てしばし呆然。真っ暗なのに、月明かりに照らされた飛行機雲が見え、とても綺麗なのだ。どうやら、ちょうどCanyonlands上空が大きな航路になっているらしく、かなりのたくさんの飛行機が見えた。なるほど、初日のキャンプAirport Towerの名前の由来がわかった。
 
 

DAY 4
Hardscrabble Bottom - Island in the Sky
  

N...何十年も前にガケから落ちた車の残骸。おおー怖。
O...谷底から再び台地へ上る。よくこんなところに道を作ったものだ…。


 

White Rim Road一巡りの旅もいよいよ終わりが近づく最終日。いよいよ現実の世界に戻ることに。なかなか複雑な心境ではあるものの、引き続きユタ旅行は続くのが何より嬉しい。とにもかくにも、最終日のキャンプ、Hard Scrabble Bottomは随分と快適だった。テントを撤収し、荷物をまとめて、White Rim Roadの最後のキャンプを後にする。Hard Scrabble BottomはすでにCanyonlandsの北端に位置するため、出発してすぐに公園の区域を示す看板を過ぎ、ついにCanyonlandsとお別れに。

公園の区域から出てもとかく景色が変わるわけではなく、しばしオフロードドライブが続く。初日にはShafer Canyon Roadという絶壁に出来た道を降りてきたが、今度はIsland In the Sky
まで上ることになる。ただこちらの峡谷はそれほど絶壁にはなっておらず、ちょとした山道のような感じだ。

この峠道を上りかけたとき、遠くになにか色のついた建物のようななにかが見えた。双眼鏡で見るとどうやら車の形をしている!ひょっとして事故か、としばし興奮してしまった。しばらく走って近くまで来ると、車の残骸が急斜面に半ば埋もれているのが見えた。しかも3台。ただ車はとても古びている上、クラシックカーのような形をしている。どうやら随分と昔に事故を起こして道から転落したようだ。乗っていた人は無事だったのか?結構ショッキングな景色ではある。

ここでしばらく車を眺めていると上から自転車に乗った二人組みが降りてきた。どうやら僕らとは逆まわりでWhite Rim Road一周の旅をはじめるとのこと。しかも自転車で!ただ一周160キロのオフロード。自転車だけではとにかくキツイだろうにと思っていたら、案の定後ろからバックアップの車が来た。なるほど、これはメチャクチャ楽しそうだ。今度のWhite Rim Roadはこれだ、と相棒と話す。

White Rim Roadの旅はこれにてオシマイ。

White Rim Roadを後にして、僕らは再びお隣Archesに戻った。ArchesでやりのこしたDelicate Archのトレイル歩きがあるからだ。昼食をArchesにあるパノラマポイントで食べて、いざDelicate Archへ向かう。To be continued…
 




 
 

写真の提供:よっしー&ゆーすき