第十五日目


2000年2月6日(日) 26.1k

 7時40分出発 〜 第三十七番 岩本寺 宿坊 14時到着


 昨晩はかなりゆっくり眠れた。朝は雨の音で目が覚めた。予報通り雨だった。朝食は久しぶりに納豆を口にすることができた。昨日は春巻きがでるなど、ここの食事は他のところではないものが出て、なおかつ美味しい。居心地がすごい良かった。雨具を着込んでいざ出発。

 雨の時は管笠が大変役に立つ。車が多く,容赦なく水をかけられた。5kほど行くと、峠道に入った。両側には店がなく、ひたすら登る。本当は遍路道のシンボル的な道もあるが、足のこともあるのでひたすら国道で行く。「異常気象になると6k区間通行止め」と書いてあったので、てっきり3kだけの登りと思ったら、6kまるまる登りであった。結局3時間歩きつづけ、頂上へ。

 一応売店があったので、ホッと一息。しかし異様に左肩が痛い。ここからはなべらかな下りになったが、今日は足の調子が悪い。2日間続けて頑張ったせいか、雨のせいかよくわからない。とにかく苦しき歩き、昼食は1時間半の休憩をとる。ここから第三十七番は10kぐらいだったが、大変長く感じられた。しかし後から振り返ってみると、それなりに良いペースで歩けた。途中愚痴も出てしまい、なんとか窪川町内に入る。時間は2時過ぎである。今日は峠の山頂時に、第三十七番の宿坊に泊まることに決めたので、納経を終えると、チェックイン。

 本来なら15時からだったけど、大雨であり,前もって電話していたので,O.K.だった。なおかつお風呂も沸かしてくれて有難かった。早速風呂と洗濯を終えると、まだ16時であった。この時間は有効に使わないといけないと思い、靴の点検をしたところ、右靴のかかとがずれてしまって、底がもう見えていた。なんとなく右足かかとも痛かったので、納得した。それにしても左足のかかとは全然減っていないということは、それだけ左足をかばって右足が頑張っていただろう。

 靴の修理屋を探すが、この田舎町にはない。しかし住職さんが僕の登山靴では重たいので,新しい靴を薦める。僕も左足の調子はだいぶ良いので,思い切って買うことにした。しかし小さな町なので、しっかりした靴屋がなく、小さな靴屋が2軒あった。この2軒は1軒おいて並んであって、僕は手前の店に入った。あまり品揃えがよくなく、ここの店では一番高いリーボックのマラソンシューズを購入。もう1軒先を後から見てみると、それなりに揃っていたように見える。しかし後の祭りである。明日からこの靴で頑張ってみようと思う。

 この後SATYに行き,宿坊ではお上さんの調子が悪く夕食がないため、お寿司など購入。部屋にはテレビがないため、今日は早く寝て、明日は少し頑張ってみようと思う。
    17時45分記 


 ・ 第十六日目に進む
 ・ 第十四日目に戻る
 ・ お遍路日記のトップページに戻る