サザエさん
火曜日版OP-3-
ここまでの文章を読んだとしても、読者のなかにはまだ「本当にサザエさんの主題化に陰謀が隠されてるとは思えない。筆者の誇大妄想、被害妄想ではないのか?」と疑いを持っておられる方がいるであろう。
そう私自身、政府の陰謀説が誇大妄想ではないかと自分を疑ったり、あるいは被害妄想であって欲しいと願いさえりしたこともあった。しかし悲しい事にこれは事実なのである。次のフレーズでこの説が紛れも無い事実で、決して荒唐無稽な虚言の類ではないことを残酷なまでに思い知らされるのだ!
♪笑う声まで同じね
ヒッポロ系ニャポーン!!
まさか、"笑い声"まで洗脳が施されているとは!言うまでも無く、"笑い"とは人間の本能によって管理される、すなわち視覚・聴覚などの感覚器官から集められた情報が、「原始の脳」と呼ばれる大脳辺縁系によって「快・不快」の判断を下される事によって呼び起こされる感情なのである。そのような"笑い"という感情に人為的操作を加えるとするならば、大量の薬物投与か、外科手術による脳改造という手段しか考えられない。そして、町全員に対しこのような洗脳を施すことが出来る財力や技術を持ち合わせているのは、もはや国家という単位の共同体でしかあり得ないのだ!!
ついにここに、国家主導による恐ろしい陰謀「一億総サザエさん化計画」の存在が明るみにでたのである!!しかし、すでに時は遅かった。この町の洗脳実験を成功裏に終わらせた政府は「火曜日版サザエさん」を打ち切り、計画の規模を日本全土に広げはじめた。局面はもう戻ることのできないところまで進んでいる。あとに残るのは一億の日本国民を掌握することに成功した政府の高笑いのみであった。
♪ワッハッハッハッ 同じね
ついに、このときがやってきた。日本政府はついに、日本全国民に対するイニシアティブを取る手段をその手中に収めたのだ!結果、この物騒な昨今に於いても、カギのかかってない裏口から平気で三河屋が入ってきてもなんとも思わないほど、他者に依存しきった人間を生み出すのである。
4へ続く
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