サザエさんについては書きたいことが山ほどあるが、脈絡無く書くとひどい事になるので、今日はサザエさんのオープニングについて書く。
サザエさんのアニメは、曜日別に二種類あるが、今回は日曜日版のオープニングの方を注目しよう。
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「サザエでございまーす」(前奏) 「ずんちゃ、ずずんちゃ、・・・」
朗らかな第一声。やけに丁寧な口調。毎週毎週自己紹介しなくても良いのでは……。 (1番)「お魚くわえたドラ猫追っかけて、裸足でかけてく…」いきなりの注目ポイント! なにー!どうしてそうなる!? 罪の無いドラ猫を、靴をはく心の余裕さえも忘れて追いかけんとする人妻の、何処らへんが「陽気」なのか? 「みんなが笑ってるー」当然だろう。 「お日様も笑ってるー」 哲学で言うところの形而上の表現か? このフレーズで注目すべきは”今日も良い天気”の”今日も”と言うところだろう。 この辺りで、画面は名所めぐりから東芝ビルがある市街地へ…。 徒歩で街まで来ている、と次に分かる。 「財布を忘れて…」財布が無ければ街まで徒歩だろ? 「…愉快なサザエさん」勘弁してください。 「みんなが笑ってるー」笑うな、みんな! サザエが余計図に乗る! 「子犬も笑ってるー」子犬にまで笑われるフグタサザエ(人妻、1児の母)。 「るーるるるーるー、今日も良い天気」 1番でもそう歌ってるように、”今日も”良い天気だそうだ。 画面中央より少し上の辺りに、横一列に並んだ磯野家の面々。 サザエは妙にいかり肩で、しかしノリノリでその場足踏み。 …!? また瞬間移動! さらに詰め寄る磯野家! 「エイドリアーン!(※)」 しかしそうおもった次の瞬間! |
………。
何が起こったのかわからず、呆然とたたずむオレ。
しかし徐々に、目の前で繰り広げられた恐怖のダンスが、終焉を迎えたことを理解する。
オレは助かった!
奴に勝利したのだ!
悪は必ず滅びるのだ!!…と思ったら、直後の提供で元気な事が確認されるけどネ!!
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しかし、サザエさんのオープニングに隠された本当の意味を、あなたは見ぬけているだろうか?
曲始めの、サザエでございます、の一声で聞くものに“サザエ”という人名の刷り込みを行う。
そしてサザエの食事中の猫に虐待を加えると言う行為を、お天道様(神道において神を意味する)まで認めているという事例から「サザエ>神」の構図を人々に潜在的に示唆する。
大衆は空に浮かぶ気球形サザエさん核弾頭の脅威におののき、サザエの動物虐待を制止する事も出来ず、ただ作り笑いを浮かべるのみ。
当然、街までは財布をもたず無賃乗車、バスジャックなどの暴挙の限りつくす。
さらにサザエは鳥獣等にもその支配を広げつつあり、子犬ですら人面犬のごとく笑い出す始末。
そして、奇妙にくねりながらこちらに近づいてきて、拳を振り上げ、鉄槌を叩きこまんとするその時に、余裕綽々の表情で、物理学を無視した方向(画面左下へ向かって)消えていくのである。
これを見た大衆は、「あの一撃が入ったらやられていた。サザエには勝てない。所詮我々は、サザエに生かされているに過ぎないんだ。」という思考を閾下意識に埋め込まれ、無気力無警戒な人間へと洗脳されていくのだ!
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「サザエさんのオープニングは、日本国民にサザエの恐怖を毎週毎週刷り込むための、政府の陰謀であるであろう!(断定推量)」
コレニテドロン
シガニー・ウィーバー主演のホラー映画4部作。
主人公リプリーが、宇宙の果てから何度でもやってくる地球外生命体のしつこいアプローチに手を焼くラブコメディ。
いやがるリプリーに無理やり接吻をしようと、口の中から口を出すシーンはあまりにも有名。
→ 第二回
初出:1999/05/05
修正:2000/10/01