トップ日誌過去ログ>2002年3月

2002年3月


 2002年3月31日(日) 雨 

電車内でビジュアルバンドライブの帰りと思しき三人組の女性たちが話していました。

「アタシの家のスキャナ、ボロいからか、雑誌をダメにしちゃうんだよね」
「えー、どういうこと?」
「カッコE写真を取り込もうとするんだけど、雑誌が破けちゃうの」
「そうだよ、こいつの家の雑誌、肝心なところが破けてんの」
「キリトの手とか破けちゃったし」

そういう場合は保存用と観賞用と多目的用に雑誌を三冊買うべきだよ
と助言しようかと考えましたが、常軌を逸している気がしたのでやめました。

 2002年3月30日(土) 晴れ 

妹 「童話であるじゃない、『ベルヘーメンの音楽隊』って……」

それはどこの話ですか。

 2002年3月29日(金) 雨 

流行というものは一過性でして、
現代の価値観で60年代の最新流行ファッションに身を包んだ当時の方の写真を見ると、
珍奇な格好をしているもんだなあ、と感心してしまいます。
おそらく現代の流行ファッションも数十年後には同様の評価を受けるのでしょう。

個人的には茶髪と細眉は危険だと思っているのですが。

時間ベクトルの逆方向に目を向けまして、
こう、世の中には流行に敏感とされる方々がいらっしゃるわけですが、
先取りすることによって敏感と認知されうる許容範囲はせいぜい数年間であって、
数十年先に流行するファッションに身を包んでいても
「だっせえオトコ連れてんなあ、アレ! ジョニーじゃない!」(横浜銀蝿「ツッパリ High School Rock'n Roll」)
となってしまうことでしょう。

自分の身を振り返ってみると、
センスがないならないでせめてそういうダサさでありたい今日この頃です。

 2002年3月28日(木) 晴れ 

ゼミの送別会に出席してきました。

このゼミは個人的には非常に居心地の良い場でして、
在学中には色々と大切なことを学ばせていただいたように思います。
送別会は和やかに進みます。

「他にドリンクの注文なんかはありますか」
「カルピスをお願いします」
「あ、わたしもカルピス」
「僕はオレンジジュースを」
「あー、下戸が多いので、カルピスを、えーと3つと」
「宮古サワーをひとつ!」
「すみません、私もカルピスを……」
「うーん、では何ならカルピスはピッチャーでお持ちしましょうか」
「そうですね、よろしくお願いします」

などという店員さんとゼミ生のやりとりがあった後、
N野さん(学部3年)から店員さんに向けて発せられた質問。

「あのー、『ピッチャー』って何ですか?

正直言って、彼女がこれまでどのような学生生活を送ってきたのか、
そしてこれから先どのような学生生活を送っていくのか、私には想像しかねます。

 2002年3月27日(水) 雨? 

向かい合って電車の座席に
座っていた小学生同士の会話より抜粋。

「やっぱりお母さまを殴るかバッツリいって眠らせるかしないとダメだよ!」

少年犯罪の萌芽でないことを祈ります。

----------------------------------

で、蹴球日本代表対ポーランド代表戦ですが、
あのフィード&ポストプレーじゃ列強に対しては
どうにもならないと思うんですけれども、どうなんですかね。

 2002年3月26日(火) 雨 

諸般の事情があって、原宿は竹下通りのアイドル生写真店を初体験してきました。

見た目の5倍の写真が隠れている見本写真の展示ホルダーや、
写真の番号を書いた紙を店員に渡して
保管庫から商品を探し出してきてもらうシステムにも驚きましたが、
何よりも驚いたのは見本写真の隙間に張ってある手書きの張り紙です。

「写真を買わないくせに女性タレントについて文句だけ言う女は迷惑だから消えろ」

恐ろしい世界だと思いました。

 2002年3月25日(月) 晴れ 

大学の卒業式がありました。

この日のためにあつらえた一張羅のオシャレスーツに身を包み、
意気揚揚と学位記伝達式へ向かいます。
毎日のように厳しく熱のこもったご指導を賜った教職員の皆様、
濃密なときを共に過ごし語り合った学友たち、
隅から隅まで輝かしい思い出に満ちたキャンパス。
それらすべてが私の人生の美しく貴重な礎となることでしょう。
教職員の方々から贈られる祝辞を聞く私の目に、自然と光るものが浮かびます。
顎を突き出すようにしてそっと天井を見上げ、涙が溢れるのをこらえました。

    学舎を 巣立つ燕雀 送る花

学位記を受け取り教室を離れキャンパスをゆっくり周回した後、
豪奢なまでに咲き乱れる桜並木を仰ぎ見ながらキャンパスを離れます。
さらば忘れがたき我が青春の日々。
嗚呼、再びこの地を訪れるのはいつの日か……。

20秒後、学位記を教室に置き忘れてきたことに気づいた私は道を引き返しました。

あ、本日の日誌ですが、多少の嘘と誇張が含まれています。

 2002年3月24日(日) 晴れ 

フィギュアスケートをテレビ観賞して思うこと。

「照明さんたちはすげー大変だろうなあ」

いや、演技も美しいですが。

 2002年3月23日(土) 雨 

受験を無事に終えた妹、十二単について語る。

十二単ってあるじゃない。
あの、紫式部とかが着ている奴。
昔、何のことだかよくわからなくて、
目の上がたくさん段々になっている人がいるでしょ、
一重まぶたとか二重まぶたのように十二一重まぶたってあるんだと思っていた。

よかったですね。

 2002年3月22日(金) 雨 

「酔っ払い」「払い」って何ですか。

 2002年3月21日(木) 晴れ 

「どんと来い」というフレーズを聞くたびに、
「Don't 恋」と脳内変換してしまいます。

 2002年3月20日(水) 晴れ 

企業研究をしているとどんどん入れ込んでいってしまい、
友人などにその会社の話題を振るときについつい

ウチの会社はさー」
などと口走ってしまう症候群にかかっている私は、
そろそろ就職を決めないとやばい気がします。

 2002年3月19日(火) 晴れ 

T井くん(古武道を習っています)とセルフディフェンス。

T 「知り合いの女性が暴漢に後ろから蹴られてバッグを盗られたらしいんだよ」
私 「物騒な世の中だねー。武道家としては、そういう場合どう対処するの?」
T 「うーん、物を投げるくらいしかないかなー」
私 「でも、そうそう都合よく投げられるものが道に転がっているわけじゃないでしょ」
T 「ああ、俺、昔ポケットに石を詰めて歩いていたから」

物騒な世の中ですね。

 2002年3月18日(月) 晴れ 

今朝、砂浜で走る夢を見ました。

ジョグからダッシュに移行した瞬間
現実世界でも爆発的に足を動かしたらしく、
寝袋の中で足をもつれさせて起床。
右足人差し指の爪を左足の踵に打ち込んでしまい、
爪は剥がれかけ、踵からは出血。

夢から覚めたら負傷しているあたり、
私もあちらの方の人間としてそこそこ仕上がってきたように思います。

 2002年3月17日(日) 晴れ 

喫茶店で相席をした男性二人組。

総合格闘技の稽古をした帰りだったようですが、
相方をソファに座らせたまま締め技の復習をするのはどうかと思いますよ。

傍の席に座っていた金髪の外国人女性は、
公衆の面前で熱烈に抱擁を交わす日本人男性二人を興味深そうに眺めていました。

 2002年3月16日(土) 晴れ 

英語が苦手です。

高校時代、「ジェリコの戦い」というア・カペラ曲を歌おうということになりました。
ジェリコ攻略戦の際救世主が神秘の力を使って城壁を崩した、という内容の歌詞でして、
下記のようなソロがあるのでした。
"♪You may talk about the king of Gideon 〜"

私が歌うと、次のようになりました。
「ゆーめとかばやきーんぐおぶぎでーおーん」

夢と蒲焼。

 2002年3月15日(金) 晴れ 

問い:
本日の日誌はかなり遅れてアップロードされています。
その原因を次1〜3の中から選びなさい。

1. 本命の企業から不採用通知をもらって落ち込んでいたから。
2. 切なくて、河原でハーモニカを練習していたから。
3. やけになってメタルギアソリッドインテグラルにハマっていたから。

解答:
すべて真実です。

 2002年3月14日(木) 晴れ 

ウィンチって知っていますか。
いわゆるひとつのでかい巻き上げ機です。

さて、本日も就職活動で面接に行ってきました。
自社ビルを持っている会社だと、
中身の社員まで立派に見えてくるのが不思議です。

で、帰り際にそのビルを裏側から見上げると、
六階の窓の下の壁面にウインチが!

秘密基地の臭いがプンプンします。

 2002年3月13日(水) 晴れ 

いや、やっぱり図書館は素晴らしいですよ。
何と言うか平たく一言で言うと、

「劣情をそそる」

これです。

 2002年3月12日(火) 晴れ 

ミスタードーナツに行ってきました。

メニューに飲茶が記載されている関係上、
様々な調味料が名前入りの容器に入って各卓に常備されています。
例えば、「辛子」

「ゆきこ」?

 2002年3月11日(月) 晴れ 

現実から逃避したいからなのかどうかはわかりませんが、
近頃やたらと玩具に惹かれます。

例えば、これ。

個人的には、凄い発明だと思います。

 2002年3月10日(日) 晴れ 

あったら不快なもの。

釣銭がすべて一円玉で出てくる自動券売機。

 2002年3月9日(土) 晴れ 

内回りと外回りが存在する山手線に乗っていた、20代前半と思しきカッポー。

女 「ねえ、わたしたちが今乗ってるのって、何回りなの?」
男 「ん〜、『ヒマワリ』かナ☆

屠殺しますよ。

 2002年3月8日(金) 晴れ 

図書館の閲覧室の静寂を破り、二人の老人が小声で会話を始めました。
いわゆるひそひそ話しのレベルで、私個人といたしましては特に気になりませんでした。

が、世の中にはデリケートな人がいるもので、
傍の席に座っていた中年男性が立ち上がり、二人に大声で注意しました。
「お前ら、うるせえんだよ!」

5分後、静けさを取り戻した閲覧室に件の中年男性のイビキが響き渡りました。

 2002年3月7日(木) 晴れ 

フィギュアの世界には何の興味も持ってこなかった私ですが、
ちょっと欲しいかもしれない兵士フィギュアを発見してしまいました。

ベトコンスカウト リン。

 2002年3月6日(水) 晴れ 

ヘザー・グラハムと結婚したいので、
誰か、セッティングしてください。

 2002年3月5日(火) 晴れ 

母の筆跡のハガキが、先月から投函されないまま放置されていました。
「庭の梅も咲き乱れ……」

いや、梅が咲いているのは隣家の庭でしょう。

 2002年3月4日(月) 晴れ 

最近脳味噌がとろけてきているため、
ついつい考えていることをそのまま口走ってしまっています。

「美少女の微笑み、美少女の笑顔、美少女の笑い、美少女の表情……うーん……美少女……」

履歴書を書くときは、逮捕されないように気をつけます。

 2002年3月3日(日) 晴れ 

奥菜 恵 さま

拝啓 日増しに暖かくなってまいりました。お元気でいらっしゃることと存じます。

 先日、岩井俊二監督作品「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のビデオを借りてきました。出演者リストに貴女の名前がありましたが、「ああ、奥菜恵ね」と、私は何の感慨もなくビデオをデッキに挿し込みました。そして45分が過ぎ、エンドクレジットが画面に流れる頃、私の「奥菜恵観」は大きく変貌していました。そう、貴女の演技は素晴らしかった。貴女のたたずまいは幻想的でありながら強く美しく、画面を彩る光はすべて貴女に降り注ぎ、貴女を祝福しているかのようでした。私は凄烈なインパクトを放つ女優、奥菜恵に魅了されていたのです。

 フィルムに残された貴女の影は、岩井監督の的確な指導があったというだけでは説明できない何かを伴っていました。ときに「オーラ」あるいは「存在感」と称される何かです。その正体は、貴女の「自我」ではないでしょうか。なずなという役に収まりきらなかった貴女の想いがカメラを貫き、映画を貫き、観る者の心に届いたのだと考えます。

 脚本を読み込み、監督の指示を深く理解し、与えられた役を演じ切る有能な役者は数多くいます。しかし、作品のテーマを象徴し、作品全体を支配し、観る者に強烈な印象を残す役者となると、天稟に恵まれた少数が残るのみでしょう。そして貴女の小柄な体躯から迸る自我、それこそが役者の天稟なのです。

 貴女の前には未だ多くの技術的課題が山積しています。しかし、飽くなき努力の果てでふと視界が開けたとき、貴女は日本を代表する女優となっていることでしょう。

 貴女の今後のご活躍を、大きな期待そして密かな恋心を持って追って行ける喜びをお伝えして、激励の言葉とさせていただきます。

敬具

平成143月 北@店主

------------------------------------------

という某社の課題作文(テーマ「あなたの好きなタレントへのラブレター」)
を書いていたので、更新できませんでした。

やっぱりちょっぴりたっぷり持ち上げ過ぎかな、と自分でも思います。

 2002年3月2日(土) 晴れ 

そういえば、私のカラオケでの十八番は中島みゆきなわけですが(ウルトラ似ています)、
この前久しぶりに歌ったところ、声が安定しなくなっていました。

このままだと歌えなくなっちゃうかもしれないなー、それも嫌だなー、
と思ったので先日、M本くん(23歳無職)に、
「俺たちでバンドでも作るっぺかー」と言ってみたところ、
「俺も前からそう言っているじゃないスかっ!」とやたらとノリノリだったので、
ちょっと困ってしまいました。

みゆきバンドだなんて、言えません。

 2002年3月1日(金) 晴れ 

pen*さん曰く、

「中島みゆきって、砂漠みたいな歌を歌う人でしょ?」

的確な表現と言えないこともありません。

 

←2002年2月へ  過去ログメニューへ  2002年4月へ→