で、会場では噂通りP−3やAIBOが展示されてたり、メイドさんみたいなスカート付きのロボットが動いてたり。残念ながらP−3は展示されてるだけで歩いてるところ見られなかったのですが、メイドさんロボの指の関節は凄かったです。操縦者がリモコンでロボットの両手の各指を一本ずつ、微妙にコントロールしている光景は、結構衝撃でした。それこそ、もうほとんど「パトレイバー」の世界です。
展示物を一通り見終わった後は、「ロボットがなぜ“ヒーロー”になりえたのか」というテーマのシンポジウムを見ました。出演者は漫画家の里中満智子さん、安彦良和さん、映画評論家の石上 三登志さん、とかなり豪華だったのですが、入場料が展示コーナーとは別に2000円もとられるせいか、人の入り具合はいまひとつ。ですが、トークの内容はかなり熱かったです。たとえば、「日本でロボットが身近な存在として受け入れられるようになった、大きな要因のひとつとして手塚治虫さんの『鉄腕アトム』があると思うんですが――」と、里中満智子さんがいかにもなテーマから話を始められたのですが、
「――私は (省略、印象的だったエピソードを紹介したりしてアトムの魅力について延々と熱く語る)なので鉄腕アトムが大好きだったのです。が、同年代の男の子たちは当時、ちょうど同じ雑誌に連載していた『鉄人28号』のファンが多く(省略、アトムと28号の違いや、アトム派の女子と28号派の男子との言い争いの想い出などをさらにさらに熱く語る)、その後も、ロボットを扱った作品は『アトム的』なものと、『鉄人28号的』なものの二種類に分けられと思うのです」
……といった具合に、個人的な意見を述べる上で過剰なほどに思い入れを込めて語られる辺りに、思わず世代を越えて共感するものを感じてしまったりしました。また、安彦良和さんは、ご自身が関わったロボットアニメのお仕事に絡めて色々なお話をされてたのですが、中でも熱かったのが、
「――私が前々から実現して欲しいと思っているロボットは、ガンダムの中に出てきたハロというロボットなんです。耳をぱたぱたさせたり転がったりして、「ハロハロ! 元気カ?」といった質問を発して、持ち主が「うん、元気だよ」と応えたら「ソウカ」と簡単な返事を返す、といった程度のロボットはもう、簡単に作れるハズなんですから。やっと昨年、ガンダム20周年の記念でやっとハロ型の貯金箱が作られたりはしたのですが、耳は開かないし、お金を入れてもしゃべらないしで、本当にただの貯金箱なんですよ。それが残念で……」
……と、ハロが作られていないことを実に悔しそうに語られていたのがとても印象的です。ガンダム世代としては、これだけでもお金払った価値がありました。
その後は昨晩、お酒を飲んでるときにふと話題になった「遠い空の向こうに」という映画を観るために日比谷へ。ここでも駅から徒歩2分の劇場を探して 寒い中、道に迷って15分くらい余計に歩いたりしたのですが、なんとか到着。ただ、「あー、多分こっちの方角です、ええ、多分」とか言いながら先を歩く私の事を、凄く不安そうに見つめていた滝川さんの表情が忘れられません。 ちなみに、映画の内容に関しましてはリンク先を参照してみてください。凄く良かったです。私は感動のあまりぼろぼろ泣いてしまったので、滝川さんに驚かれてしまいました。でも、頑張って努力して成功する青春物語、こういうの弱いんですよ……。
そして、映画を見終わった頃には陽もとっぷりと暮れていたので、名古屋にお帰りなる滝川さんとお別れして、私も帰宅しました。それにしても、滝川さんは滅多に上京されない方なのに、よりによって私のような段取り悪いヤツに連れ回されて大変だったと思います。どうもすみません……
……と、昨日と今日の行動をかなり濃縮した上で連日更新してみました。いやー、久々に色々と濃い体験しましたです。でも、逆に言えば普段の私って本当に密度の薄い日々を過ごしているんだな、ってことが良く分かりますね。
ららら〜♪ 淡泊な人生〜♪
●今日は角川春樹事務所の担当氏と打ち合わせ。とりあえず、全体の十分の一弱ですが書き上げた部分をお渡しして、OKを頂いたのでこのまま書き進むことになりました。 そんな訳で仕事は頑張ってまーす。
●打ち合わせの後は担当氏に連れられて、栗本薫さんの舞台を観に行くことに。途中、この舞台を観るために上京された、滝川羊さんと合流し、ここには書けないような近況を語り合ったりしました。憧れの栗本さんに会うということで、私も滝川さんも緊張しまくり。別に打ち合わせた訳でもないのに二人ともばっちり背広なんか着てたりして、その緊張ぶりがあまりにも分かりやすかったらしく、担当氏に苦笑されたり。で、劇場に到着した私たちは開演前にほんの少しだけ栗本薫さんにご挨拶させて頂きました。
わたくし:「ま、魔界水滸伝のおかげで人生が変わりました!」
滝川さん:「グイン、全巻読んでます!」
栗本さんは、そんなただのファンと化した二人にニッコリ微笑んで下さいました。人生を変えてくれた人、というのは誇張でもなんでもなく、栗本薫という作家がいなければ、私は小説家に憧れたりはしなかったでしょう。遠い世界の憧れの人にご挨拶できて、本当に幸せです……。
帰宅した今でも、ちょっぴり舞い上がってまーす。
●ちなみに、栗本さんが書かれた舞台ということで、「お耽美な世界だったらどうしよう」と、実はちょっぴり不安だった私なのですが、今回の舞台は「ナマコの方程式」というタイトルの、コメディでした。べたなギャグを怒濤の勢いでかましてくれるお芝居が個人的にかなりツボだったので 楽しかったでーす。
●その後は担当氏や滝川さんと一緒にお酒飲んで来ました。普段あんまし人と会う機会がない私は、ここぞとばかりにしゃべりったり飲んだりしたので気分良く酔っぱらってまーす。
●ちなみに、明日も滝川さんとデェトする予定なので、もう寝まーす。
おやすみなさい。
で、一週間ほど調べた結果、どうやら当HPは一日に30ヒットくらいしてるらしいです。また、会社や学校からアクセスしてる人もいらっしゃるようで、週末にはちょっとアクセスが減っていますね。
……と、こんな事を書くと 「アクセス解析してるなら、会社とか学校から繋いでるかなんて、リモートホストで分かるのでは?」という素朴な疑問を抱かれる方もいらっしゃるかもしれません。ですので一応お答えしておきますが、リモートホストやリンク元などの情報は さっぱりわかりません。私が利用してるアクセス解析では、有料サービスを選択しないと、そういうのは調べられないんです。リモートホストはともかく、リンク元はちょっと知りたかったんですけどね。
ですがまあ、アクセス解析を導入後の私は、「へー、私のHPを見るのに使われてるブラウザで、一番利用者が多いのはIE5.0かあ」などといった、やけに地味な情報が入手可能になり、ますます どうでもいいような部分だけ充実したネット環境を満喫中です。
「俺はサザエさんかー!?」とか思いながら慌てて家に引き返し、再びゲーム屋さんに入る私。さあ今度こそ買うぞ、とおもむろに財布を取り出す私を見ながら、笑いを堪えるような表情を浮かべている店員。さすがに少々恥ずかしかったので、思わずレジの横に視線をそらすと、何とそこには 「PS2、発売日当日にお渡し出来る番号は1〜300番までです」などと書かれた紙が貼ってあるのに気付きました。うわ、私も発売日に買えるんですか! こりゃ驚き! もうすっかり入手は無理と思いこんでいただけに、嬉しさ倍増ですーー!。
ああ、予約しておいてよかった〜♪
折しも、その当時は国産パソコンゲームの黄金時代。家庭用ゲーム機の性能が現在とは比較にならないほど低かったこともあり、面白いゲームがやりたかったらPCを買わなきゃいけなかったんです。 現在では安価で高性能な家庭用ゲーム機が普及したおかげで、PCでゲームをやるメリットといえば女の子が脱ぐということ以外にはあまり思いつかなく ていうかほぼそれだけになってしまいましたが。
で、何しろ熱中してたもんですから、「想い出のPCゲーム」などを数え上げようものならキリがありません。「夢幻の心臓U、V」、「マンハッタンレクイエム」、「抜忍伝説」、「サバッシュT、U」、「ラプラスの魔」、「アドバンスド ファンタジアン」、「ジーザス」、「地球戦士ライーザ」……etc。 何と申しますか、それこそこのようなHPを見ると、当時の不毛な情熱が否応なしに呼び起こされ、思わず目頭が熱くなってしまうくらいです。ああ、ああ、こんなゲームもあった、あのゲームは思わず徹夜しちゃったっけ、こっちのゲームは迷路が難しくて方眼紙にマップをメモしながらやったんだよな、だけどゲームに費やした時間を もっと有意義なことに使っていれば、オレの人生少しは変わってたんじゃないかな……。
などとまあ、ちょっと学生時代を思い返したりしてみたのですが、そんな学生時代の想い出の中に「ブルトン・レイ」というRPGがあります。短いシナリオがたくさんつまった、小説でいえば短編集みたいなRPGだったのですが、このゲームは後に発売された「シナリオエディタ」を使ってオリジナルのシナリオを作成できるのが特徴でした。なにせその後、小説を書いたりしてる私ですからなかば当然のようにシナリオを作りまして、あまつさえそれを兄に頼んでいくつかのネットにアップロードしてもらったりしたものです。そんな事を考えると、あるいはゲームに没頭した学生時代も、いまの仕事に繋がる何かを私の中に育んでくれていたのかもしれません。
というか、せめてそうとでも考えなきゃやってらんないやって感じなんで、そういう事にしておこうと思います。
時節柄、デパートの食品売場はバレンタインフェアみたいな催しをやってまして、辺りにはチョコレートの香りがぷんぷん漂っています。私はさほど甘い食べ物が好きな訳ではないのですが、さすがにこうも露骨に嗅覚を刺激されたらやっぱりチョコが食べたくなりますね。しかも、買い物をしながら店内をふらついていると、ちょうどいいタイミングで「ビターチョコレート」と書かれた袋が目に付きました。甘いのニガテだけど、チョコは食べたい――そんな気分が高まっていただけに、こりゃもう、買うしか!って感じです。
そんな訳で、帰宅後、わくわくしながらチョコを開封。さっそく一口食べてみると、さすがはビター味のチョコレート、ほんのりとした苦みの後に、一瞬遅れて甘みが……こない! ていうか、めちゃ苦い!
いくらビターとはいえ、なんでこんなに苦いかな、と思いつつ改めてチョコの包みを見てみると、そこにはしっかりと「調理用」の文字が……。要するに、私が買ってしまったのは、お菓子などを作るときに使う、砂糖抜きのチョコレートだった訳です。はは、そういやこのチョコ、パン粉と同じ棚に置いてあったっけ……。
そんな訳で、久々にマジボケをかましてしまい、最初から最後まで成人男性としてどうかと思う行動をとってしまった本日の日記、人生は甘くないや、と無理矢理オチをつけた程度では消せないディープなトホホ感に包まれつつおやすみなさい。
そのついでに話題のドリキャスソフト、「バイオハザード コード:ベロニカ」も当然のように買ったりしたのですが、それはさておき、ふと気がつけばレジの横に「PS2、予約受け付け開始しました」などという貼り紙が! 入手困難が予想されるハードだけに、予約できるならしておきたいところなので、早速申し込んでみると……私の予約番号は、231番。つまり、発売当日、その店に231台のPS2が入荷しない限り、私が購入出来るのは当分先になるということらしいです。簡単に言うと、発売日に入手するのはまず無理ってところでしょうか。
というか、この番号じゃ発売日はおろか、三月中の入手すら怪しいんじゃないかなあ……。まさか、予約した瞬間に「当面は手に入らない」という気配が濃厚になってしまうとは思いませんでした。
うーむ、これじゃ何のために予約したんだか。
●ここ数日、何だかラーメン気分なので、「結構有名なんだけど、今まで行ったことのないお店」にチャレンジ中。とりあえず、恵比寿の某店は結構おいしかったのですが、渋谷の某店は物凄く油がきつくて閉口しました。さすがに20代後半になると、こってり系の味付けはツライものがありますね。
●ドリームキャスト、結局買ってしまいました。そんな訳で以前購入しておいた「ベルセルク」を早速プレイ。うう、こりゃ面白い。読み込み早いし、グラフィック綺麗だし、原作の雰囲気も崩されてないし(一部に、ちょっとサービス過剰かな、みたいな部分はありますが)。こりゃ明日発売の「バイオハザード コード:ベロニカ」も期待大な感じです。世間ではいかにもダメなハードみたいなイメージありますが、実はドリームキャストって凄かったんですね。
●でも、ドリキャス買った代わりに、旅行は断念するしか。 いいんです、次の本が出たら、その時こそ温泉へ! 豪華な温泉旅館に泊まって、伊勢エビでも貪り喰ってやるのですーーー!
という訳で、いつかゆっくりと温泉につかりながら、「は〜極楽極楽」などと呟くその日を夢見て明日も頑張りたいと思います。