●こないだの日曜日には、コミケに行って五代ゆうさんの個人誌を買ってきたりしました。でも、どうやら「パンツァードラグーン」(セガサターン)や、「東京魔人学園剣風帖」(プレイステーション)といったゲームを題材にした小説らしいので、元ネタになったゲームをプレイしてから読もうと思っています。
●……とかいいつつ、私は現在パソコンの「西風の狂詩曲」というゲームに激ハマリ中だったりするので、他のゲームに手を出すのは当分先になりそう……。
とまあ、相変わらずどうでもいいような日常をお伝えしたところで、1999年の日記更新はおしまい。
みなさん、2000年にお会いしましょう〜。
なかにはかなりレアな画像もあったりするので、よかったら一度ご覧になって下さいませ。
『スペースチャンネル5』みたいな気になるソフトも出てきたし、いずれ安くなったら本当にドリームキャスト買おうかな……。いや、さすがに現状ではまだまだ買う気しませんけど。
●ここしばらくは資料を読んだり、予定している新作とジャンルが近い先行作品を読んだりしながら、日々を過ごしております。そろそろ、試しに書き出してみようかな。
●私はアステルのPHSを使っているんですが、着メロ本ではアステルの機種がほとんど扱われていないため、なんだか悲しいです。せっかく三重和音が出せるのに……。
●PC部屋をちょっと整理してたら、「マイト&マジック6」などというゲームが出てきました。めっちゃ面白いRPGなんですが (まじで、初代ウィザードリィに匹敵すると思う) 「Superior Temple of Baa」というダンジョンが攻略できなくて、泣く泣く断念したんだっけ……。英語版で購入して、辞書を片手にプレイした日々の記憶がよみがえり、ちょっとだけ懐かしくなりました。
PCもパワーアップしたことだし、時間ができたらもう一回チャレンジしてみようと思います。
それが、長い長い三日間の始まりでした。
ちなみに、私がそれまで使っていたPCのスペックはというと、CPUがペンティアムプロ233MHz、メモリ96MB、HDD4GB……といった具合で、実のところ通信と文章書きだけを目的とした場合、特に不自由を感じることもありませんでした。
で、私がこの日秋葉原で購入したパーツはというと、CPUがペンティアムV533EB、メモリは128MB、HDDは20GB、グラフィックカードはAGPでVRAM32MBのやつで、さらにSCSIボード、CD-R、そしてMO、カラースキャナ……といった具合。これだけのスペックがあれば、仕事もはかどるゾ! ていうか、仕事以外の用途を重視していることが見え見えのスペックですか?
しかしまあ、秋葉原というところは、PC関連のパーツが安いことは確かなのですが、同じパーツでも店によってえらく値段が違うことでも有名なところです。しかも、「ある店ではCPUは安いが、HDDは高い」、「また別の店ではメモリが安いが、CPUは高い」、「ある店では基本的に全部のパーツが高いが、その日は特別セールを実施中、といった感じで、複数のパーツをなるべく安く買おうと思ったら、どうしても何軒かのショップを廻って値段を見比べなければならないんですね。いちおう、こういうページでいくつかのパーツは値段を調べてから行ったのですが、目をつけていたパーツが品切れだったりするともう大変。この日の場合、予定していたHDDがどこに行っても売り切れで、午前11時ごろに秋葉原に到着しながらも、買い物が全部終わったのは、午後4時近くでした。はっきり言ってこの時点で早くも疲れていたのですが、それでもまだ、新しいPCが組み上がるというワクワク感の方が、わずかに上回っていました。
で、買い物を終えた私と兄は、秋葉原にほど近い兄の家で、早速PCの組み立てに入ったわけです。いつもはこういう時、何から何まで兄にやってもらっていたのですが、今回は「いい加減、少しは自分でも組み立て方を覚えなさい」という兄の言葉に従い、可能な限り私自身の手でPCを組み立てていきました。そしてSCSIのつなぎ方や、各ボードの差し方や、マザーボードの設定の仕方などを、一通り間違えた後にやり直したりしまして、なんとか見た目だけはPCを組み立てることに成功したのが夜の8時ごろ。「やったあ、できた!」と感涙しながらおもむろにスイッチオン……動かない!!
しかしまあ、さすがに自作PC初心者の私が組んだマシン、動かなくても当たり前でしょう。むしろ、いきなり動いた方が驚きです。ですから、「ふむ、何を間違えてるのかな」とか何とか言いながら兄がPCの設定を調べ始めたのですが……それでも結局、どこが間違っているのかが判明しませんでした。
とりあえず、その後も2時間ほどかけて色々試した結果、どうやら「マザーボードの初期不良らしい」という結論に至りまして、この日はPCの組み立てを中断せざるを得なくなり、ひとまず私は帰宅することに……。
その翌日、私はまたもや朝から秋葉原に直行。マザーボードを購入した店に行き、「これ、初期不良だと思うんですけど!!」と、やや強気な態度で店員に問題のパーツをつきつけましたさ! 私から事情を聞いた店員は「ふむ、それは確かにおかしいですね」といいながら、私の持参したパーツをチェックすると……問題なく動作するではありませんか。
私、しばし絶句。
なぜ? なにゆえに? 昨晩、数時間に渡って兄と二人で試行錯誤しながら色々試し、それでも動かなかったパーツが、店に持ってきた途端、どうして何の問題もなく動くんですか!?
しかしながら、「ひょっとしたら、マザーボードじゃなくて、PCケースについている電源との相性問題かもしれませんね」という忠告を店員から頂いた私は、ひとまず兄にそれを報告。「んじゃ、○○店で、一番高いPCケースを買ってきて」という兄の指示に従い、それはもう高級なPCケースを買って再び兄の家に行きました。ちなみに、兄は私と違って一流企業に勤めるまっとうなサラリーマンなので、この日は会社。兄の帰宅に合わせて兄の家に到着したのが夜の8時。そこから再び、PCを組み立て始め、どうにか形にしたのが夜の11時ごろ。そこから今度は、ウィンドウズのインストールで再び悪戦苦闘し、なんとかそれを終えたのは真夜中の2時過ぎ……。
またその翌日、出社した兄の家で留守番しながら、とりあえずPCの具合を確認し、どうやら問題なさそうだということに。またもや夜になって、帰宅した兄に車を運転してもらい、PCを自宅へと運んでもらいました……。
……とまあ、自分でこうして書いているうちに、つくづく兄に悪いことしたなと思いながらも、苦労のすえに高性能なPCを入手できた喜びをいまはかみしめたいと思います。
兄さん、ありがとう!!
で、おでんを食べながら早速「二の巻」のイラストに目を通し、そのあまりの素晴らしさに感涙。 特に、267ページの表情なんて、作者の僕ですら「そうか、小平太はこの時、こんな表情を浮かべて……」という感じでハッとしてしまいましたです……。
岡崎つぐお先生、本当にありがとうございました。
今夜のビールは、格別です。
●掲示板の方でもちらっと書きましたが、ひょっとすると次回作は「女王様」シリーズではなくなるかもしれません。まだ詳しい時期は確定ではないのですが、実は先日、角川春樹事務所の方から原稿の執筆依頼を頂けまして、そちらの執筆に入ることになりそうなんです。
何しろ、私は デビュー四年目のくせして 業界内ではまだまだ駆け出しという身分ですので、講談社以外の出版社でお仕事をさせて頂くのは今回が初めての経験。講談社の担当氏も、僕にようやく他社からお声がかかるようになったという事を喜んで下さり、「せっかくの機会ですし、頑張っていい仕事しなさい。あと、他社から受けた初めての仕事で、締め切りに遅れるような事があっては絶対にダメですよ」との叱咤激励を頂きましたので、気合いを入れて締め切りを守りたいと思います。いえ、もちろん、「女王様」も書きますし、来年中に出せるように努力します。ええ、本当に。今度こそ。たぶん。恐らく。
ともあれ、これを機会に、私ももうちょっと仕事の幅を広げられたらいいな、という想いもありますので、来年は今年以上に頑張らないといけないと、決意を新たにする次第です。