まず、『著作権』とはなんなのか。
『著作権』とは、頭の中で考えたことや感情を、
目で見える・耳で聞こえる形として表現した瞬間に発生します。
たとえば作文。小学校の時、読書感想文などで一度は書いたことあるでしょう。
内容が上手かろうか下手だろうが、作文はあなたの『考え』を『文章』として表したもの。
つまり、作文はあなたの考え・思考を文章として、目に見える形にしたものです。
その瞬間、あなたにはその作文の『著作権』が与えられ、あなたはその作文の『著作者』となるのです。
しかし、著作権が発生するのは文章だけではありません。
図工や美術の時間で作ったポスターにだって、著作権は発生します。
え、申請しないと『著作権』にならないんじゃないかって?
いいえ、そんなことはありませんよ。著作権は目に見える形にした瞬間、発生するんです。
たとえそれが赤ん坊だろうと老人だろうと、申請しなくても発生します。
申請するのは、なにか新しい発明をした場合などの時だけです(意匠権etc)。
ん? じゃあ音楽はどうなのかって?なるほど、音楽は目に見えないから疑問に思った??
もちろん、音楽だってあなたの考えを作ったものですから、著作権が与えられますよ。
難しい言い方をすると、目に見える形として表したもの(小説、絵画、CDなど)を有体財産と言い、
音楽などの目に見えない形であらわしたものを無体財産と言います。