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センチメンタルグラフィティ
(SS、恋愛SLG、NECインターチャネル)
泣く子も黙る伝説的クソゲー。ソフトより関連グッズのほうが遥かに売れたとか発売後3
日で新品が半額になったとかその手の話題には全く事欠かない素敵なゲーム。ゲームなんていず
れは値の下がる物だから、自分が定価で買ったゲームが結構早く値崩れしても全然気にならないほうな
んだけど、このゲームはあまりに早かったので僕ですらちょっぴり損した気分になった。まあ、個人的
には十分に楽しませてもらったのでいいんだけどね。普段なら思いつくままに筆を進めるところなんだ
けど、このゲームに関しては突っ込むところが多すぎるので、ちゃんと順を追って書こうと思う。
最初に断っておくが僕はこのゲームが大好きである。が、もし僕が開発責任者だったら
こんなゲーム絶対発売させない。このゲームに対する僕の立場は以上の言葉に集約されている。
まずはオープニングムービーから行こうか。オープニングはヒロインである12人の少女達がかわる
がわる出てきては踊るというまったく持って不可思議なものである。その余りの不気味さのため彼女達
の踊りには死霊の盆踊りとか暗黒太極拳などという数々の蔑称がつけられている。そもそも
オープニングムービーと言うものは本編の内容を彷彿させるとか、本編に対して伏線を張るなどの効果
を狙うべきだと思う。が、このゲームにおいてはそういったものが全く感じられないのである。いった
い何のつもりなのかと色々考えてみて僕は一つの結論に達した。あのオープニングは制服を見せるため
にあるのだと。彼女たちには通っている高校の設定があり、制服の設定も当然ある。だがゲーム本編で
は制服の出番がほとんどない。悩んだスタッフの皆さんはオープニングで制服のファッション
ショーをすることにしたのであろう。ムービーが12人分の制服がずらっとならぶシーンで終わるこ
とから考えてもムービーの主役は制服であると考えて間違いないはず。まあ結果は不評だったわけだが、
僕はあれはあれでなかなかいいと思っている。ちなみに、従来のオープニングが果たすべき役割である
本編に対する伏線の効果をこのムービーが放棄しているかと言うとそういうわけでもない。踊りに気を
取られがちで気がつきづらいかも知れないが、後ろで流れている歌をよく聞いてみると、ちゃんと本編
の内容を彷彿とさせるような内容になっている。まあ、オープニングに関してはこれくらいかな。
オープニングムービーが終わると(勿論飛ばせるよ)、タイトル画面になる。さあ、本編を始めよう。
主人公は東京在住の高校3年生で、小・中学校時代に12回も転校を繰り返している。この段階で、夜
逃げでも繰り返しているのか?と突っ込みたくならなくもないが、まあ気にしないことにしよう。で、
高校3年生に進級する直前の春休みに一通の手紙が届く。差出人は不明で手紙の中身は・・・・・・・・・・・・
覚えてないや。確か昔の約束がなんたらとか書いてあって“あなたに逢いたい”で締めくくられ
ているんだったと思う。で、もし現実の僕にこんな手紙がきたら、質の悪い悪戯かあるいは人違いだろ
うと思って破って捨てておしまいだろう。人によっては心当たりが思い浮かぶ人もいるだろうが、2・
3人がいいところではなかろうか。しかし、この主人公は転校先1つにつき1人、計12人が思い浮か
んで、しかも探しにいこうと旅立つのである。僕から見れば相当に変わり者だ。で、全国12ヶ所を回
ってそれぞれの土地で女の子達との再会を果たすわけだが、なぜか主人公は手紙の話を切り出さない。
手紙の差出人を探しているのにおかしいじゃないかという意見をネット上でもよく目にした。だってそ
んなことしたらゲームにならないじゃん、と僕は思う。それ以上の理由が必要なのだろうか?まあ無理
して理由をこじつけるならば、主人公としては相手の女の子が手紙の主ではなかった場合、場の雰囲気
が悪くなると思って話を切り出さなかったのかもしれない。まあ、そんなわけで手紙の主を探すと言う
当初の目的はしばし忘れよう。
で、ゲームの流れとしては平日はバイト(自動的にやってくれる)をして金を稼ぎ、金曜日の晩に電話
でデートの約束を取りつけて土日でデートをすると言う感じ。勿論こっちから出向かなければならない
ので金も時間もかかる。移動の基本は高速バスとヒッチハイクで、泊まる場合は当然野宿。そうしない
と金がなくなる。長期休暇中は出先でもバイトをすることになる(何故か東京から遠くなるほど時給が
よくなる)。要するにバイトをして金を稼いでは全国12ヶ所をめぐって女の子のご機嫌を取るという
ゲームなわけ。ちなみに全員のイベントをある程度進めておかないとベストエンドには進めないように
なっている。同時攻略可能なゲームはいくらでもあるけど同時攻略しないといけないゲームは結構珍し
いかも。しかも全員だし。
女の子たちには好感度とせつなさというパラメータが用意されていて、好感度はハートの大きさ、せ
つなさはハートの色で表される。デートをすると好感度が上がり、その上がり幅はせつなさが高い時ほ
ど大きい。せつなさはしばらく会わないでいると上がっていき、好感度が高いほど上がるスピードが速
い。このことから分かるように、好感度を効率よく上げるには適当な間を置いてデートをする必要があ
る。ハートの色が赤紫以上が目安かな。ハートが赤紫になると留守電にメッセージが入るのですぐ分か
る。まあ、序盤は結構ゆとりを持ってスケジュールを組むことが出来る。が、女の子たちの好感度があ
る程度上がってくるとせつなさの向上スピードも上がってくるのでだんだんゆとりがなくなってくる。
金曜日の夜には留守電ラッシュをかけられるし。留守電のメッセージを一件再生すると何故か一時
間も経過するし、女の子たちとデートの約束をするために電話しても一時間経過する。留守電ラッシ
ュを食らうと電話が使えないためデートの約束を取り付けることが出来ない。さあ困った、どうしよう。
製作スタッフのみんなは考えた。留守電を全部まとめて一時間で再生できるようにすればいいんじゃな
いかと僕は思うんだけど、スタッフの皆さんは遥かに画期的な解決案を思いついた。約束をしてなくて
もデートできるようにすればいいじゃないか、と。そんなわけで(本当か?)各女の子の地元をうろうろ
しているとある程度の確率で突発デートが出来るようになっている。せつなさが高い時ほど会いやすく
なってはいるが、セーブロードをせいぜい3回もやればせつなさが低くてもまず会える。ちゃんと約束
をしておいたデートと突発デートの内容は全然違いはないので、電話でわざわざ約束を取り付ける必要
はほとんどない。かくして自宅の電話は再生専用となる。大体彼女たちはこっちの都合などお構い
なしで日時を指定してくるので、電話すると翌日の朝10時に来いとか平気でいいやがる。
その相手が札幌だったり長崎だったりすると物理的に到着は不可能で遅刻確定。そう考えると電話
で約束をする場合もセーブロードは必要だから手間は省けないし、約束に縛られて柔軟な対応が出来な
くなるのでデートの約束はしないほうがいい。ちなみにデートの約束をした場合、正午
とかの約束だとしても彼女たちは何故か朝の6時からスタンバイしている。ついでにいうと
突発デートの場合も同様に、彼女たちは朝の6時から町を徘徊している。どう考えてもおかし
いんだけど、まあゲームだからね、約束の時間までうろうろするのも面倒だし、これはこれでいいんじ
ゃないかと僕は思う。
デートには通常デートのほかにイベントデートがあって、てゆーか通常デートなんてやる必要ないん
だけど、まああって、イベントデートには特別なグラフィックがつく。が、このゲームはギャルゲーで
ありながらなんとCG鑑賞モードがない。個人的にはこれが一番がっかりした。
かわりにVoiceTestがついてるけどはっきりいってうれしくない。まあ、今更愚痴を言ってもしかたな
いか。で、イベントデートは昔の思いで話のものが4つと季節限定のメインイベント(お祭りとか。実
際の祭りの時期とは結構ずれているらしいが)が3つあって、それらをこなし終わると(10月〜11
月くらい)女の子達から手紙が届くようになってエンディングに向けてのイベントがスタートする。各
女の子達はそれぞれ昔果たせなかった約束や伝えられなかった思いなどがあって主人公との再会を望ん
でいたのでそれらを実行に移し始めるわけ。手紙は全部で3通届くのだが、3通目の手紙をもらった後
にデートをしてしまうとその女の子とのハッピーエンドが確定してしまうので(他の女の子とは通常エ
ンディングしか迎えられない。通常エンディングというのはゲームの冒頭に届いた手紙の主が分からな
いまま終わってしまうやつ。)直前でセーブしてその後はセーブせずにクリアすると同時攻略が可能。
ちょっとわかりずらいかな。前に同時攻略をしないとハッピーエンドにならないと書いたと思うけど、
最終的にエンディングを迎える女の子は一人なわけで、どこまで戻ってやり直す必要があるかというの
が3通目の手紙をもらってからデートをするまでの間ということ。3通目の手紙は全国各地から届くん
だけど、その後そのうちの誰かとデートしてしまうと、他の女の子とデートしてもイベントが起きなく
なるの。クリアしたという記録は最後にセーブロードしたファイルに残るので、相手が確定する前に最
後のセーブをしておけば、クリアした記録を残して且つ別の女の子とのエンディングが狙えるというわ
け。ちなみ12人全員の同時攻略も可能、というか容易。そうそう、Win版ではオンリー
プレイも出来るらしい。でも、このゲームの醍醐味は全国12ヶ所を行脚することにあるんだからそん
な改悪をしてもしょうがないのにね。
で、その3通目の手紙イベントを見た女の子から最後の週(3月の頭)に手紙が届く。留守電攻撃のせ
いでこの手紙の存在に気づきづらいので注意しないとハッピーエンドを見そびれる。ハッピーエンドで
は女の子が“手紙を出したのは実は私なの”という話をしてくれる。はじめは会うつもりで来たらしい
んだけど決心がつかなくて結局手紙をポストに入れて帰っていったみたい。かなり上のほうで手紙の内
容について書いたけど、あの後ネットで調べたところ手紙の内容は“あなたに会いたい”だけだってさ。
昔の約束が云々というのはVoiceTestに入っている音声の内容の一つだった。
それにしても不思議なのはどうやって主人公の家を突き止めたのかだよな。一回や
二回の転校ならまだしも12回も転校してるんだぜ、普通消息不明になるだろ。どこに転校していった
かなんて記録が何年も学校に残ってるとも思えないし、長崎や福岡などの最後のほうの人たちならとも
かく青森・仙台・札幌などの初期の人たちは無理がある。実はこの点に関して僕はある仮説を立て
ているんだけど、それについては後述することにする。ハッピーエンドの話をしてたんだっけ。えーっ
と、手紙の件を告白してくれてキスシーンになって、最後に東京に帰る主人公を見送る時に自分の身に
つけているものを主人公に持たせてくれて終り。ものは人によってブローチだったりペンダントだった
りキーホルダーだったりする。キャラによっては4月から東京に出てくるような話をしてくれる。全員
だった気もするけど覚えてない。センチ2の情報を見る限りでは結構な人数が東京の大学・短大等に進
学しているのでその人たちはそういう話を1のエンディングでしてくれたんじゃないかと思う。
そんなこんなでめでたしめでたし。いやー、いいゲームだった。・・・・・・・・と、おもえるか
どうかはあなた次第。
せっかくだから各ヒロインのストーリーでも紹介しておこうかな。北から順番に。全部かいていると
きりがないんで昔話の部分だけでも。
札幌のヒロインは沢渡ほのか嬢。5月14日生まれの牡牛座のO型。身長160cm、スリーサイズB79W56H80。
私立祥桜学園高校在学中、馬術部所属。以上信用できる筋からの情報の抜粋。昔、馬に乗っていて落馬
した時に主人公に助けられる。主人公はその時怪我をして入院。で、宿題のプリントとかノートとかを
ほのかが持ってお見舞いにいっているうちに仲良くなり、交換日記をはじめる。やがて主人公が転校す
ることになるが、最後の交換日記を主人公に手渡せないで終わってしまう。そんなお話。
青森のヒロインは安達妙子嬢。1月19日生まれの山羊座のA型。身長158cm、スリーサイズB84W59H86。
県立青垣高校在学中、部活動なし。安達酒店に下宿をしていた主人公とその家族。なので、妙子と主人
公は幼なじみ。ままごとなどをしながら仲良く暮らしていた。が、小学生にあがったころから友達に冷
やかされるようになり、二人の仲は気まずくなる。そんな時に黒板に相合い傘の落書きをされて、頭に
血が昇った妙子は主人公にひどいことを言ってしまう。妙子は主人公に謝りたいと思っていたが、なか
なか言い出せず、そのうちに主人公は引っ越していってしまう。そんなお話。
仙台のヒロインは永倉えみる嬢。7月20日生まれの蟹座のB型。身長154cm、スリーサイズB80W58H83。
私立萌黄女子高校在学中、部活動現在はなし、過去にオカルト研究会に所属していた。子どものころか
らUFOとか幽霊とかの話が大好きだった。転校してきた主人公と仲良くなった彼女は、お化けが出る
と評判の旧校舎に一緒に肝試しに行く。で、記念に旧校舎で拾ったラムネのビンを埋めて、大人になっ
たらこのビンを探しに来ようと約束する。そんなお話。
横浜のヒロインは星野明日香嬢。6月21日生まれの双子座のB型。身長153cm、スリーサイズB80W60H86。
私立清華女子高校在学中、部活動なし。流行に敏感で情報通の彼女は情報誌を片手にクラスの友達を連
れて遊びに行く毎日を送っていた。主人公もその遊び友達の一人として一緒に行動するようになった。
そんな日々のなかで、主人公のことが気に入った彼女はある日、二人だけで映画を見に行こうという話
を持ち掛ける。で、約束の日、主人公は突然の引越しのため荷造りに追われて約束の場所に行けない。
一方、明日香も風邪をひいてしまい行くことが出来ない。お互いに連絡を取るために電話をするものの
同時にかけてしまったためつながらない。明日香の風邪が治って学校に行った時には主人公はもう転校
した後だった。そんなお話。
名古屋のヒロインは山本るりか嬢。8月22日生まれの獅子座のO型。身長165cm、スリーサイズB82W56
H84。県立水塚高校在学中、部活動なし。彼女は明るくはきはきとした性格で友達も多かった。主人公も
そんな彼女の友達の一人となり、みんなで遊びまわっていた。そんなある日、理科の授業で使った教材
を主人公とるりかで片づけることになった。その時、重たいアンモナイトの化石を運んでいたるりかは
棚に納める直前で化石を落として割ってしまう。主人公が接着剤でくっつけてごまかすことにするが、
後日ばれてしまい、問い詰められる。主人公はるりかをかばって自分が壊したことにした。そんなお話。
金沢のヒロインは保坂美由紀嬢。2月16日生まれの水瓶座のA型。身長156cm、スリーサイズB85W58H84。
県立茶山高校在学中、美術部所属。まじめでおとなしい性格の彼女と主人公は転校して間もないころは
ただのクラスメートであったが、CD屋でたまたま同じCDを買いにきているところに出くわしてから
仲良くなる。呉服屋の娘である彼女は、いつか自分で柄をデザインしてみたいという話を主人公にする。
で、主人公と、自分でデザインした浴衣を着て花火を一緒に見に行こうと約束する。もちろん実現せず
に主人公は転校。そんなお話。
京都のヒロインは綾崎若菜嬢。9月16日生まれの乙女座のA型。身長165cm、スリーサイズB84W57H85。
私立紫雲女子高校在学中、弓道部所属。当時図書委員をしていた彼女とは本を借りに行った時に仲良く
なる。名家のお嬢様である彼女の家は締め付けが厳しく、小学校に車で送り迎えがついており、自然と
友達とも疎遠になりがちであった。そのことを気の毒に思った主人公は、姫の強奪作戦を実行し、迎え
の人が見ている中で見事連れ出すことに成功する。その後、家に帰った彼女は罰として土蔵に閉じ込め
られる。悪がきな主人公は綾崎家に忍び込み、土蔵の中にオルゴールを届ける。そんなお話。
大阪のヒロインは森井夏穂嬢。4月19日生まれの牡羊座のO型。身長162cm、スリーサイズB83W58H84。
私立笹峰女学院高等部在学中、陸上部所属。小学生のころから走ることが好きだった彼女。陸上大会の
リレーの選手を男女一人ずつ選んだ際に、たまたま学校を休んでいた主人公が、特別に足が速いわけで
もないのに男子の代表となる。皆がまじめに選ばなかったことに彼女は憤りをみせる。走ることに真剣
に取り組んでいる彼女の様子を見た主人公は、大会までに少しでも速くなろうとして、彼女と一緒に練
習をはじめる。努力のかいあって主人公と彼女は仲良くなる。で、例によって例のごとく大会前に突然
転校することになった主人公は大会には出れず終い。そんなお話。
高松のヒロインは杉原真奈美嬢。3月12日生まれの魚座のA型。身長158cm、スリーサイズB78W56H81。
県立白井坂高校在学中、植物研究会所属。当時病弱で(今でもだけど)学校を休みがちだった彼女。主
人公の家がたまたま彼女の家に一番近かったということで、転校生なのにプリント等を届ける役を言い
付けられる。そこで彼女と知り合いになる。学校に来ても友達が少なく、詩集ばかり読んでいる彼女だ
ったが、ある日、怪我をした小鳥を見つけて保護する。そして主人公と一緒に小鳥の世話をするように
なり、仲良くなる。が、小鳥が飛び立てるようになるまで回復する前に主人公は転校となり、彼女の机
にガンバレと彫って去っていく。そんなお話。
広島のヒロインは七瀬優嬢。12月18日生まれの射手座のB型。身長160cm、スリーサイズB85W56H85。
県立朱之宮高校在学中、部活動なし。この子が一番記憶があやふや。今までもかなりうろ覚えだったが
この子は本当にほとんど覚えてない。夏休み中に仲良くなったんだけど、夏休み明けには主人公が転校
してしまったことと、流星群を一緒に見ようとかそんな約束をしたんじゃなかったかということだけ、
かろうじて覚えている。
福岡のヒロインは松岡千恵嬢。11月23日生まれの蠍座のAB型。身長162cm、スリーサイズB88W57H87。
私立黒曜館高校在学中、部活動なし。いわゆる不良で学校にも来たり来なかったりだった彼女。主人公
はたまたま隣の席だったため知り合いになる。その後、文化祭の責任者を決めた時に、転校してきたば
かりの主人公と欠席していた彼女とに押し付けられる。始めは気乗りしなかった彼女だが、どうせやる
なら皆を驚かせてやろうと思い、ライブを開くことにする。で、主人公と一緒に準備を進めていくうち
に仲良くなるが、当然のように主人公は文化祭を前にして転校していく。そんなお話。
長崎のヒロインは遠藤晶嬢。10月31日生まれの天秤座のAB型。身長168cm、スリーサイズB83W58H83。
県立誠林女子高校在学中、管弦楽同好会所属。お金持ちのお嬢様で、子どものころからヴァイオリンを
習っていろんなコンクールで賞をもらっていた彼女。放課後の音楽室で一人で練習をしていた彼女の様
子に惹かれた主人公は毎日のように音楽室に通うようになる。始めは警戒していた彼女もしだいに心を
開き始め、主人公にヴァイオリンを聞かせるのが楽しみになってくる。そうこうしているうちにコンク
ールの日が近づき、彼女は主人公を招待するが、直前になって主人公は転校していく。そんなお話。
以上、かなりうろ覚えだけど大筋では間違ってないと思う。で、上にかいたような思い出話をデート
中に少しずつ思い出すイベントが計4回起こるわけ。
で、最後に、彼女たちがどうやって主人公の居場所を突き止めたかの仮説を述べて締めくくろうと思
う。最初は青森の妙子。主人公に無性にあいたくなった彼女は転校していった先の町をたずねてみるこ
とにした。で、行った先の町にはすでに主人公は住んでいなかったものの、主人公が住んでいた当時に
仲良くしていた女の子がいたとの情報を得た。で、その女の子(転校順をよく覚えてないが、えみるか
ほのかだと思う)をたずねてみた。その女の子も主人公のことが気になっていたため、次の転校先へ一
緒に探しに行くことになった。で、以下同様に転校先を回るたびに女の子が一人増え、最後にやってき
た東京で彼女たち12人はとうとう主人公の家を突き止める。が、このまま全員で乗り込んでいって、
主人公争奪のバトルロイヤルを繰り広げるというのも芸がないと思った彼女たちは一つのかけをするこ
とにした。すなわち、冒頭で出てきた例の手紙を主人公の家に残していき、主人公の訪問を受けた女の
子が勝ちという一発勝負である。この賭けだと近場の横浜や最後の転校先である福岡が有利であるよう
に思われるが、そこはそれ、彼女たちは皆、主人公の記憶に一番深く残っているのは自分であるとの自
信があったので、賭けが成立したわけ。後は本編の通り。彼女たちの最大の誤算は、主人公が12人全
員を訪ねた上に手紙について全く切り出して来なかったことであろう。かくして結局争奪戦を繰り広げ
ることになった彼女たちは留守電攻撃や水着戦術(色気でつる)、さらには偶然を装って主人公と同じ
乗り物に乗るなどの方法で主人公を篭絡にかかるのであった。以上が僕の仮説。
プチカラット(PS,PZG,タイトー)
ブロック崩し風のパズルゲーム。千切って落として高得点。タイトーのパズルゲームといえばパズル
ボブルが有名だけど、このゲームはブロック崩しとパズルボブルを足して2で割った感じ。天井からぶ
ら下がっている宝石をボールをぶつけて消していくんだけど、根っこにある宝石を消すとそこから下の
宝石が全部落ち、高得点が狙える。何回かボールを跳ね返すか、跳ね返しそこなってボールを落として
しまうと上から宝石が競り下がってくる。自機がいるラインよりも宝石が下に来るとゲームオーバー。
高得点を狙うにはなるべく宝石をためる必要があるんだけど、いざ千切って落とそうとしても(根っこ
の宝石を消すことを千切るという)上手くボールをぶつけられなくて死亡などと言うこともよくある。
普通のブロック崩しならば、ボールを下に落とさない限り基本的には死ぬことはないわけだが、このゲ
ームの場合はただ打ち返しているだけではいずれ宝石が迫ってきてやられてしまう。そのあたりが面白
いと個人的には思う。
モードはストーリー(COMとの対戦)・対戦(2Pとの対戦)・腕試し(クリアタイムや千切り数で段
位認定)・タイムアタック・無制限(ひたすら消しつづける)などがある。ただ、このゲーム対戦はそれ
ほど面白くない。対人・対COMによらずね。逆転がねらいずらいから、ちょこちょこと千切って攻撃
してると相手が勝手に自滅するし、逆にピンチに陥るとやる気が失せる。やはり腕試しが面白い。あと
このゲームをやる時は普通のコントローラーじゃなくてボリュームコントローラーがお勧め。ナムコが
発売しているので手に入れよう。僕はこのゲームのためにわざわざ買った。
登場キャラは全部で12人いて、それぞれ各月の誕生石を持っていて、それにちなんだ名前がついて
いる。ストーリーモードでは各キャラが誕生石を賭けて対決する。12個揃うとなんでも願いが叶うと
いうありきたりなお話。パズルゲームだからお話なんてどうでもいいんだけどね。で、あと隠しキャラ
でパトラ子というのがいる。クレオパトラフォーチュンとかいうタイトーのパズルゲームのキャラらし
い。個人的に好んで使ってるのがアクアさん・パトラ子・パール&デールの3人。対戦モードだと攻撃
パターンとか違うんだろうけど腕試しばかりやってるからあまり関係ない。ビジュアルと音声の問題だ
ね。一応数キャラ分ストーリーモードをクリアしたけど内容は全然覚えてない。
アルカノイドって確かタイトーのゲームだよね?そう考えるとこのゲームってアルカノイド作った人
とパズルボブル作った人がなんか新しいパズルゲームは出来ないだろうかって話し合って出来たのかな
などど思ってしまう。確か今廉価版が出ていたと思うので興味のある方はボリュームコントローラーと
セットで買ってみて下さい。そうそう、某ゲーマーズのマスコットキャラの名前(妹分のほうね)とこの
ゲームのタイトルは良く似てるけど、こっちの方がさきなので真似したのはむこう。別に真似したわけ
じゃないと思うけど。