Kevin君は脳腫瘍の手術に成功して
スリランカにかえってきましたが当地での医療態勢が万全でないために一年間の医療ビザで再度オーストラリアに発ちました。ところが、労働許可の取得が難しかったために各方面に協力を依頼していましたが1998年2月17日にセント・アガサ・アド セント・ビンセン・デ・ポール教会が移民局にはたらきかけてケビン君のご両親の労働許可の取得ができました。

Mr. Gary C. Ellis の報告FAX全文

ケビン君のご両親からの現況FAX (1998.02.22)


募金合計

日本円 887,719円

スリランカ・ルピー 59,657 Rupees(約119,000円)

アメリカ・ドル 340.00 Dollars(約40,800円)


1998年5月17日

Prof. Garry Warne - RCH - Meloburneよりメールが入りました。
Pharmacia & Upjohn company がケビン君に無料で成長ホルモンを提供してくれることになりました。ケビン君はMRIのスキャンテストをしましたが腫瘍の再発は見られませんでした。ケビン君は元気なようです。

1998年2月17日

本日、セント・アガサ・アンド・セント・ビンセン・デ・ポール教会のおかげで
労働許可を取得できました。

1997年11月5日

本日、オーストラリアへ出発しました。

1997年9月25日

オーストラリア大使館で一年間のMedical Visaの発給を受けました。古川洋・眞理も一緒に行きました。 スリランカではDDAVPが入手不可能であったため、停電や不測の事態を気がかりでしたがこれでとりあえず医療環境については心配が減少しました。オーストラリアには、10月の初めに出発する予定です。同時に移住申請もする予定で何とかこのVisaのステイタスのままでも就業ができるように今後各方面にお願いして行くつもりです。

Kevin君は本当に元気です。この間助けていただいたオーストラリアの人々に感謝しています。

1997年8月27日

家族写真です。 クリックするともっと見られます。

1997年8月25日

古川がKevin君の家にいきました。Kevin君は最近朝になるとのどの渇きをうったえることがありますが、今日も元気でした。 日本脳炎の予防接種がホルモン剤の関係でできないのでご両親は心配しています。

1997年8月21日

大田区役所の土建公環部執行委員会から区役所の有志の多額のカンパがとどきました。ありがとうございました。

1997年8月19日

古川家がオーストラリアに行ったのでKevin君の薬(DDAVP)を買ってきました。メルボルンのロイヤル・チルドレンズ・ホスピタルでは、プライス医師とJ.ウィディスンさんにお会いできました。ケビン君のことはいつも気にかけている様子でできることがあれば何でも協力するといってくれました。プライス医師からスリランカのオーストラリア・ハイ・コミッショナー宛ての手紙をあずかりました。

1997年7月11日

Kevin君は今日も元気です。

1997年6月16日

今日、Kevin君とご両親がコロンボの古川宅を訪ねてきました。

今日、Kevin君とご両親がコロンボの古川宅を訪ねてきました。Kevin君は大変元気で3月の出国の直前には始終泣いていたのが嘘のようです。手術が成功して元気になったとたんに Naughty boyになったそうです。古川宅には14歳になるマルルチーズ犬がいますが、しきりにちょっかいを出して遊んでいました。

手術の直前には医師から「99%保証できない」といわれ暗澹たる気持ちで手術をむかえたということですが、手術後3日目にやっと担当の医師から生存を保証されて喜んだことを語ってくれました。また、あと4日遅れて病院に到着していたらKevin君は生きていなかったとも言われたそうです。 ご両親は、皆さんのご支援が大変助けになって、おかげさまでDDAVPというスリランカで入手不可能な薬を冷蔵にして持ってこられたということです。この薬は、あと8ヶ月分はあるそうです。また今後の定期検診はだいたい3ヶ月に一度程度で良いのですが、今、ガンパハにはホルモンの専門医がいないので若干不自由をしそうです。その他の日常的に摂取しなければならない薬については、成長ホルモンを除いてスリランカで手に入るということです。ただし、とりあえずのところはオーストラリアの子供病院から薬を購入してきているということでした。これらの薬の購入費用にも皆さんの寄付金が使われています。日本からの送金がなければ薬を買うことはできなかったと語っていました。ご両親がしきりに感謝のことばを述べていました。「みなさん、ありがとうございました!!」。

1997年6月9日

今、アヌダラプーラという日本でいえば京都のような、かつてのスリランカの首都に両親とともに滞在しています。彼の家は、コロンボの近くのガンパハという町にありますが父親の兄弟が住んでいてその子供が Chiken Poxにかかっているということで、あと一週間ほどはアヌダラプーラにいる予定です。ガンパハに帰ってきたらわれわれもKevin君に会えます。



手術をした病院:オーストラリア・メルボルン

ロイヤル・チルドレンズ・ホスピタル  すばらしい病院です。

Royal Children's Hospital

Flemington Road, Parkville, Melbourne, Vic 3052,Australia

Tel: +61-3-9345-5454 Fax: +61-3-9345-5868


氏名: ヒサン・ケビン・デ・アルウィス・セネビラトナ

誕生日: 1995年6月13日

病名: 嚢腫様頭蓋咽頭腫  Cystic Cran Opharygni Oma

国籍: スリランカ

性別:   男

手術日: 1997年3月26日


LINK天笠雅春(Dr.HSNOOPY)ホームページ - 脳外科の先生のサイトです