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「中村文昭の詩空間」連載中! 田村一行・林花子・高橋文・佐々木陽介・ うちのりみ・チョルモン・中右史子 の詩作品がご覧になれます。 鯉渕史子による《豹の目》 「〈しじま〉の轟き── 竹内敏喜詩集『任閑録』」 も掲載。 |
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◎表紙画「明月や…」ラップランド1997 中村文昭
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-中村文昭の編集後記- 20世紀は米国の世紀だと言われてきた。21世紀の初頭の今、唯一の超大国米国はかつてのローマ帝国の凋落の兆しを示している。21世紀の幕開けは二〇〇一年の9.11同時多発テロから幕が上がった。そして昨年から今年にかけて米国発の世界金融恐慌が起こった。たかが10年での二つの大事件である。前者は正義とデモクラシーに関わり、後者は未曾有の金融危機という経済・生活に関わる。特に今、一国がつくった金融危機がこんなにも世界中を悲惨なものに巻き込んでいることに実感を強くしている。景気を回復し就職氷河期を越えたと言われてたかだか一年。今また、内定取消、派遣切りなどの悲惨な日常の事件をもつくり上げている。今年から来年にかけてもっと悲惨なことが起こりそうだ。一人一人が自らの足場をしっかりともって生きていきたいものである。江古田新校舎完成も間近になっている。江古田文学も心をひきしめて、よい企画を打ち出していきたい。(中村) |
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