方言 | 共通語 | 使用例または説明 |
だーすけ、だっけ | だから | 「だーすけ きれーなったて」(だから 嫌いになったんですよ) |
だぇふ | 落とし穴 | だいふの訛ったものと思うが語源は不明、子供の時期は冬になると雪穴で落とし穴を作って遊んだ |
たがく | 持つ | 「それたげーてみた おめーけ」(それを持って見て下さい 重いですよ) |
たかげた | 高足駄 | 厚みのある下駄に朴歯の高い歯をつけた下駄、貫一お宮で貫一の履いていた下駄に相当する |
たかぜん | 高膳 | 4脚のぜんを高くしたもの、家長だけ用いる場所がある、足入れ結婚の風習がある隣の菅沢ではこれが当たり前だった。 |
たかのつめ | 浅葱 | 鷹の爪、ネギ属のアサツキのこと(百合科の多年草、田上では自生している) |
たきもん | 薪などの燃料 | 囲炉裏やかまどで燃やす薪などの燃料 |
たくらまる | 着物などがだぶつく | 着物や布団の長さや詰め物の量が多くて部分的にだぶついて膨らむ様 |
たげーく、たがく | 持つ | 「そんげ おめーもん よーたげーてきたね」(そんなに 重いものを 良く持ってきましたね) |
たけげた | 竹下駄 | 竹を割って20cm位に切り先端を削って鼻緒を付けて下駄状にしたもの |
たけすきー | 竹スキー | 竹で作った小型のスキー、靴を止める金具は付かないので乗るのは難しい |
たごめる | 近くに折り曲げる | 「その栗 もぐっけ こっちに枝 たごめれて」(その栗を 採るので こちらに 枝を 折り曲げてください) |
だしのかぜ | 暖かい南風 | 「あったけぇ だしの風 が吹いたっけ降るかもしらねぇ」(暖かい南風 が吹いたので雨が降るかも知れません);日本海側に強い低気圧があると南から山脈を越えた風が吹き降ろし、断熱圧縮で気温が上昇し暖かい南風になってフェーン現象が起きる。 |
たた、おたた | 母親 | 比較的に裕福な家の呼び方、農家は用いない |
ただこき | 無理を言う人 | 駄々をこねる人の意味 |
だっけ | だから | 「だっけ 試験 受かったってや」(だから 試験 受かったんだそうです) *保明生まれの酒井様 |
だっけぇ | だから | 「だっけぇ 駄目ら言ったねっけ」(だから 駄目だといったでしょう) |
だっちあかねー | 未熟者、出来が悪い | 「あそこの嫁 だっちあかねぇっ てや」(あそこの 嫁は出来ない 人だそうです) |
だっちもねー | 不恰好 | 「その格好 だっちもねぇ 格好らねっか」(その格好 不恰好ですよ) |
だてこき | 派手な人 | だては伊達藩の行列が華美であったことから来ると言われている |
たのくさとり | たんぼの除草 | 田の草取り |
たまげる | びっくりする | 「火の玉見て たまげたて」(火の玉を見て びっくりしました) |
たまな | キャベツ | 玉菜の意味 |
だめらて | だめです | 「そんげこというーても だめらて」(そんな事を言っても だめですよ) |
たもぎ | タラの芽 | タラの木(ウコギ科落葉棘のある小木、別名ウドモドキ)の芽、主にゴマ和えにして食べる |
たよさま | 神主 | 神主様のこと、百人一首の烏帽子をかぶった男性も「たよ」と呼び女性は「ひめ」と呼ぶ |
たらかす | だます | 「おめぇさんに たらかされて 大損したて」(あなたに 騙されて 大損しました) |
たれこち | 尿意を催している状態 | 「しょんべ たれこち らっけはよ自動車止めてくれて」(小便が 出そうなので 早く車を止めてください) |
だれこっぺー | 散らかっている様 | 「だれこっぺー られも上がってくれてー」(散らかっていますが 上がって下さい) |
たんがら | 石炭の燃え殻 | 炭殻、汽車に乗っている時に炭殻は目に入る問題があったが今は懐かしい。機関車から取り出した炭殻は線路にまいて保線に利用した、この中には金属もまじり鉱石ラジオの検波器に利用した |
だんきらぼうず | 精進の足りない坊さん | 檀家に嫌われる坊さんの意味か? |
だんごばち | マルハナバチ? | 熊蜂に良く似ているが刺さない蜂、体節を分離し蜜袋を取りだし舐めると甘い、こちらの蜜はほぼ透明で量がある、口の構造は蜂でアブではない |
だんだん | 石段、階段状の様 | 「お宮の だんだん から落ちて 足おったてー」(神社の 階段から落ちて 足を折って しまいました) |
たんつぼ | 痰壷 | 客の来る場所に設置を義務化された時期がある、中国でも同じように痰壷があった。最近の日本人は痰を出さなくなった |
だんなさま | 旦那様 | 田巻様や吉沢様のような大地主を指した |
たんばぐり | 丹波栗 | 大きい実の栗、田上自生の栗はすべて小型だが生家には、当時は珍しい丹波栗の大木があった |
だんびらご | 生まれたての子供 | 動物や鳥などの生まれたての状態を指す |
だんぺ(大人) | 男性性器 | ちょんぼこ(子供)、ちんぼ、ちんぼことも言う |
だんぺごま | 独楽の一種 | 男根様の独楽で糸を捲いて回す、回すには熟練が必要 |
だんぺじみ | 大きいみみず | 大型のミミズ、フツウミミズか?、釣りに使うミミズはシマジミと呼ぶ横縞のたくさんある小型のミミズを使う |
たんぼげた | 田下駄 | ぬかって作業し難い田んぼで履く超大型の下駄 |
たんもや、たんもんや | 呉服屋 | 反物屋の訛ったもの |
ちーけ | 近い | 近いの訛り? |
ちかま | 近所 | 近間 |
ちかもうり | 近道を行く様 | 近回り |
ちぐら | 赤ん坊を入れる藁で編んだもの | 忙しい家では、生まれたての子供はいつもこの中に入れられていた |
ちご | 稚児 | 赤子のことを言うが、神社の祭礼に参加する子供もちごと言う |
ちごう | 違う | 違うの訛ったもの |
ちだらまっか | 血に染まった様 | 「車に轢かれて 血だらまっかなったて」(車に轢かれて 血に染まりました) |
ちち | 乳房 | 「おめぇさんの ちち おっきいね」(あなたの 乳房 は大きいですね) |
ちちぐさ | 地縛り | キク科ニガナ属の多年草、茎を折ると黄色の汁が出るので乳草と言った、黄色の花が咲く |
ちぢこまる | 小さくなる | 「さーめぇてちぢこまったて」(寒くて小さくなりました) |
ちっと、ちょぴっと | 少し | 「ちっと ぐれーもろーて もいいろ」(少しくらい 貰っても いいですね) |
ちっとばか | 少しばかり | 「ちっとばか ぜんかしてて」(少しばかり お金貸してください) |
ちまき | 粽 | 三角形のおにぎり型、熊笹の葉を組み合わせ三角の空間を作りもち米を入れイグサで縛り、これを蒸して作る |
ちまちました | 小型の | こじんまりした様 |
ちゃっちゃと | 早く | 「学校遅れるっけ 朝飯 ちゃっちゃと けぇて」(学校へ遅れないように朝食を早く食べなさい)*山田の細井廣行様より |
ちゃのみじゃわん | 湯飲み茶碗 | 茶飲み茶碗、佐渡と違ってご飯茶碗の意味はない |
ちゃぶでー | 卓袱台 | 四脚の食事用台、飯台とも言う |
ちゅうはん | 昼飯 | ひるめし |
ちゅうはんあがり | 昼食を食べに返る様 | 弁当を持たずに出かけ昼食時に自宅に食べに戻る様 |
ちょうずば | 便所 | 手水場、手洗い場所の意味から来ている |
ちょこっと | 少し | 「ちょこっと 見せてくれて」(少し 見せてください) |
ちょこんと | ちょっと | 「そんげ ちよこんと でねーてもーちっと丁寧におじぎせいて」(そのように ちょと でなくもう少し丁寧にお辞儀しなさい) |
ちょろまかす | ごまかす | 「やしに ちょろまかされて へんなのこーたて」(てきやに 誤魔化されて 変なのを買ってしまいました) |
ちょんちょん | セキレイ | スズメ目セキレイ科の小鳥、長い尾をチョンチョンと上下に振る |
ちんこてー | 小さい | 「わーとこの子 ちんこーて しんぺーらてー」(私の家の子は 小さくて 心配です) |
つあっつぁ | 父 | 主に農家が使った |
つかめーる | 捕まえる | 捕まえるの訛り |
つぎ | 布 | つぎはぎのつぎと同じ意味と考えるが布のサイズに関係なく用いた |
つぎしごと | 針仕事、裁縫 | 布仕事の意味 |
つくし | 穴を掘る農具 | スギナの子ではなく穴を掘る道具、まる鑿(のみ)を大きくしたような形で山芋を掘る時に用いる |
づくづくよーし | つくつくほうし | 「ずくすぐよーし」は柿が熟した意味であり、つくつくほうしが鳴くと柿が熟すと言われていた。 |
づくなし | 根性なし | 芯のない性格を言う |
つくばね | 衝羽根 | ビャクダン科の落葉低木、秋に羽子状の包がついた実を付ける、戦時中はこの実を炒って食べた |
つくばね | 羽子板の羽子 | むくろじの核に鳥の羽を付けて作る |
つけぎ | 点火用道具 | 付け木、短冊状の経木の一端に硫黄を付けた点火用の道具 |
つけな | 大根の葉の塩漬け | 大根の葉を干してから塩漬けにしたもの、冬に備えた保存食 |
つけなに | 漬け菜煮 | 大根の葉を干してから塩漬けにしたものを煮たもの、味噌も醤油も使わない、冬の代表的な食べ物 |
つけもん | 漬物 | 漬物の鈍り |
つつ | 漁具の一つ | 竹で編んだ筒状の漁具、どじょうや蟹を採る道具、いたち用の筒状のわなもある |
つっとおす | 突き通す | 「どじょ おろすとき 錐で 頭 つっとおして まな板に 刺すといいってね」(鰌を おろすとき 錐で 頭を 突き通して まな板に刺すと良いそうです)注;かつての鰌は大きく、鰻のように三枚におろして骨を抜いて食べた *山田の細井廣行様より |
つっとこ | 藁製納豆の入れ物 | 藁束の両端を結び、中間に空間を作りここに煮た大豆を入れて発酵させた、藁には枯草菌である納豆菌が付いているので自然に発酵した |
つなぎおに | 鬼ごっこ | 低学年の典型的な遊び |
つばくろ | ツバメ | 農薬のホリドールが撒かれる前はどこの家にもツバメが巣を作った |
つぶしまめ | 打ち豆 | 大豆を潰したもの、煮物などに入れる、新潟独特の食べ方 |
つべ | 杖 | 杖が訛った? |
つまっこい | きゅうくつ | 「太ったっけぇ ズボン つまっこ のぅたて 」(太ったので ズボン が 窮屈になってしまいました) |
つよ | 梅雨 | つゆの訛ったもの |
つら | 顔 | 面の意味 |
つるしがき | 干し柿 | 柿の皮を剥いて吊るして作る、かつてはどこの家もこれを作って冬の食料とした |
つるったぐり | 末っ子 | 蔓を手繰って採れる最後の実の意味か? |
つれあい | 配偶者 | 連れ合いの意味 |
つんのめる | 前のめりになる | 「足が引っかかってつんのめったて」(足が引っかかって前にのめってしまいました) |
つんもぐる | もぐりこむ | 「雪道で転んで雪の中につんもぐったて」(雪道で転んで雪の中にもぐり込んでしまいました) *山田の細井廣行様より |
ていしゃば | 停車場、駅 | 駅、田上駅はかつては信号所と呼ばれていた。 |
ていりゅうじょ | 停留所、バス停 | 停留所、バス停の意味 |
てー | 手 | 「おめぇさんのてーあったけぇねー」(あなたの手は暖かいですね) |
でーく | 大工 | 大工の鈍った言葉 |
でーぐら | あぐら | あぐらをかくは「でーぐらかく」と言う |
てーげぇ | 大概 | たいがいの訛ったもの |
でーこん | 大根 | 大根の鈍った言葉 |
てーてねぇ | 大変 | 「いっぺー荷物 しょて てーてねぇ かったね」(沢山荷物を背負って大変でしたね) |
でぇどこ | 台所 | 台所の鈍った言葉 |
できもん | 腫れ物 | できものの鈍った言葉、「もの」とも言う |
でくのぼう | 役立たずの人 | 「このでくの坊」(この役立たず) デクは人形の古い時代の方言 |
でこ | 額 | 「おめぇさんの でこ ひーろいね」(あなたの 額 は広いですね) |
でっかち | 頭の大きい人 | 頭部の大きい人を言ったが、体が大きい人も指したようだ |
でっけー | 大きい | 「このでーこん でっけーねー」(この大根 大きいですね) |
てつどう | 手伝う | 「掃除てつどうてくれて」(掃除を手伝ってください) |
でっばる | とび出る | 「おめぇさん 腹 てっばつたね」(あなたの 腹は とび出ましたね) |
てつびん | 鉄瓶 | 茶の湯を沸かすための鋳物鉄で作ったやかんのような型をしたもの、常時いつも湧いていた |
てっぺん | 頂上 | 「あの山の てっぺん までのぼろて」(あの山の 頂上 まで登りましょう) |
てっぺんぐろ | シモフリシメジ | おくきだけとも言う傘の中心部が薄黒い美味な茸で田上では珍重される。キシメジ科キシメジ属。 |
てっぽううち | 狩人 | 鉄砲撃ち、田上では野兎、狐、むじな、てん、いたちなどが獲れた、猪は100年ほど前に絶滅した |
てぬげ | 手ぬぐい | 手拭いの鈍った言葉 |
てまこき | 役たたず | 手間のかかる人の意味 |
てんきあめ | 青空の下に降る雨 | 青空の出ているときに降る雨 |
でんきのたま | 電球 | 「この電気の玉きれたて」(この電球切れてしまいました)。電球だけでなく蛍光灯まで電気の玉と言う |
でんきやすみ | 電休日 | かつては、東北電力が保守を名目で日中丸々停電する、この地域は水曜日が電休日だった |
てんぐばな | 山芋の実 | 対象な三辺の実をつける、これを濡らして鼻につけると一辺が飛び出すので天狗の鼻に例えた |
でんぐり返る | ひっくり返る | 派手に転んだときも「でんぐり返ったと言う」 |
でんぐるま | 肩車 | 「でんでんぐるま」とも言う、この言葉もマイナーな言葉であるが、なぜか愛知県にも同じ言葉を使う場所がある |
てんこ | 上 | 「てんこ向いてあるこぅて」(上を向いて歩こう) |
てんこもり | 山盛り(飯など) | 「はらせいたっけ てんこもりしてくれて」(腹がへったので 山盛りにして盛ってください) |
てんじょ | 天井、上 | 天井の訛り |
でんしんばしら | 電柱 | 電信柱、電話用だけでなく、電力用の電柱も電信柱と呼ぶ |
でんでんぐるま | 肩車 | でんでんは太鼓のでんでんと同じ意味か? |
てんぽこき | うそつき | 「おめぇさん嘘つきらね」(貴方は嘘つきですね) |
てんぽなし | 玄圃梨、ケンポナシ | クロウメモドキ科の落葉大木、不定形で黒茶色の果柄がつき、中身は薄黄色繊維質で噛むと甘い汁が出る、生家に大木があって良く食べた |
てんまり | てまり | 手毬の鈍った言葉 |
と | 動詞の次の「と」を抜く | 「おめぇさん 行ぐ ゆうて こねぇかったねっか」(あなたは 行くと言って 来ませんでしたね)、この例のように動詞のあとの「行くと」の「と」を抜いてしまう |
といたではこぶ | 担架で運ぶ | 担架は常備していなかったので重病人は外した戸の上に乗せて運んだ |
とうが | 小型の鍬 | 唐鍬の意味か?、主に山芋などを割るときに使用した |
とうきび | とうもろこし | 唐黍の意味 |
どうしょば | どうにもならない様 | 「どうしょば じじが死んでしもぅたて」(どうしましょう、おじいさんが死んでしまいました) |
どうしょんだね | どうしてくれるんですか | 「人形の首が取れたねっかね どぅしょんだね」(人形の首が取れましたよ どうするんですか?) |
とうみ | 唐箕 | 箕の機械化したもの、腕で取っ手を回すと風車が回り、この風で穀類の実と殻やゴミなどを分離する農具 |
とうれじ | 東龍寺 | 東龍寺の訛り、護摩堂山のふもとにある禅宗の寺、境内の入り口に巨大な二本の杉の木がある |
どうれもならねー | どうにもならない | どうにもならないの訛り |
とーけぇ | 遠い | 「おめぇさんの家 とーけぇね」(貴方の家は 遠いですね) |
どーしょば | どうして良いかわからない | 「どーしょば 犬死んだて」(どうしましょう 犬が死んでしまいました) |
とおっけ | 遠い | 「学校とうっけて よーれでねーね」(学校が遠くて 大変ですね) |
とかさ | とさか、鶏冠 | 鶏冠が鳥笠に変化したものか?鳥の笠の意味とする説もあるが、とかさは「朱冠」を元にしている由緒ある言葉のようだ。(小林 存著 越後方言七五年、高志社昭和26年版) |
ときいろ | 薄赤色 | トキの羽の色である薄赤色を指す、私の祖母の時代、トキは田上町の東龍寺の近くにも生息していた |
ときしらず | 季節外れの花 | 「もうぐれ咲き」と比べると「時知らず」はとても綺麗な言葉である |
どくだん | どくだみ | どくだみの訛ったもの |
どける | 避ける | 「自動車が ずるっけ そこ どけれて」(自動車が 動くので そこを 避けなさい) |
どご | どこ | 「どご いこんだ」(何処へ 行くのですか)、どこの訛ったもの |
どさゆき | 大雪 | 一晩で1m近く降る雪 |
としとりざけ | 塩鮭 | 歳取り鮭の意味、大晦日に必ず食べる |
としや | 大晦日 | 歳夜の意味、ここでは必ず塩鮭を食べる |
どっけぇ | どこか | 「どーしょば 眼鏡 どっけぇ 行ったて」(どうしましょう 眼鏡が どこかへ 行ってしまいました) |
どったり | 鈍重な様 | 鈍重な様 |
とっつあ、つぁっつぁ | 父親 | 農家が主に使った |
とっびょし | 突拍子 | 突拍子の訛り、とっぴな意味 |
とっぺつもない | とんでもない | 「あんまり とっぺつもなぇ ことばっか言うていると 馬鹿にされるて 」(あんまり とんでもないことを 言ってばかりいると 馬鹿にされますよ) |
どて | 堤防 | かつては、サイカチ川の「どて」がたびたび切れた |
とと | 魚の幼児語 | 「あったけまんまに とと かけてー」(暖かいご飯に 魚 をかけてー)とはじまる子守唄もあった |
とと | 父親 | 古語の「とと」と同じ |
とのくち | 玄関 | 戸の口の意味か? |
とばっちり | 水しぶき、はね | (他人が使っていた)跳ねた水があたる様から水でなくても、他人のせいで不利益を被ることも指す |
とびひ | 飛ひ | 布を織る時に経糸を通すための器具、流線型で対象な木製の器具 |
とよ | 樋 | 樋の訛ったもの |
どよ | 土用 | かつて、土用の丑の日は湯田上温泉は大いに賑わった。うなぎを食べる習慣はなかったが薬師の湯に入ると1年間無病息災になると言われていた |
どら | どれ | 「どら そのきもん 着て見れて」(どれ その着物を 着てみなさい) |
とらばさみ | 獣用の金属製わな | 動作すると金属の金具が両側から締め付ける、人の手足の先なども切れる強力なわな |
とりあし | 鳥脚升麻 | 春に食べる山菜、おもに護摩和えにする |
ドリアン | 子供用小型紐編み器 | 子供用組みひもの編み器、小型で、手で持てるような丸木の中心をくりぬき、上部に6本の釘を打ったもの |
どろくそーず | 原油 | 泥臭水の意味か?、湧いて出ているものを臭水、材料として用いるものを「どろくそーず」と言う |
とろろ | 山の芋を摺ったもの | 山芋と言われている栽培種のつくね芋とは異なる、こちらはアク(銅を含むチシロナーゼ?)が強く放置すると黒っぽく変色する |
とをたてる | 戸をしめる | 「雨がふるっけ雨戸たてれて」(雨がふるので雨戸を閉めてください) |
とんがる | 先が鋭い | 「この槍の先 とんがってるね」(この槍の先 鋭いですね) |
どんぐり | いたどりの茎 | タデ科の多年草、茎を食べた、細くて繊維質の強いものもありこちらはまずく、ヘビドングリと言った。樫や楢、くぬ木の実であるどんぐりは「ずんどぐり」と言う |
どんげ | どれくらい | 「おめぇさんの背 どんげらね」(あなたの背丈は いくらですか?) |
どんげして | どのようにして | 「この自動車どんげしたら ずるね」(この自動車どうしたら 動くんですか?) |
とんび | 鳶 | 鳶職人をとんびとは言わない、そのまとび職と言う |
とんぼぐさ | ツユクサ | 花がトンボに良く似ている |