stop the second hand
ストップ ザ セカンド
ハンド
カチ カチ カチ カチ
カチ カチ カチ カチ
カチ カチ カチ カチ
カチ カ
「何してる」
「無駄な抵抗」
銀色の腕時計のネジを引っ張った。
秒針は止まった。
「もうじきだよ」
「何が」
「分らないなら いいよ」
音が気になるのは僕だけ。
君は気にしてない。
「時計 止まってるぞ」
「いいのこれで」
「直すか?」
「い、い、の」
ドサ ッ
君がベットに倒れる。
僕が君をふさぐ。
瞳に僕が映ってる。
「不二?」
「これでいいの」
僕が君にキスの嵐を吹かせる。
君が僕をベットに押し付けた。
僕が君のシャツの釦を外していく。
君が僕の唇にキスをする。
君の吐息が僕にかかる。
僕の吐息が君にかかる。
交じり合う2つの影。
日が昇るとどうなるんだろう。
「桜 咲いちゃうよ」
腕時計の針は止まったまま。
時間よ止まれ。
E N D
イイワケ
塚不二・・らしいっすー(汗)
いちおー卒業がテーマなんですが・・(季節外れも大概にしろ☆)
なんつーか『手塚の未来(卒業後)に僕(不二)はいないの?』的なことを言いたかったのよ。
というか『サマヨウ〜』じゃない彼等を書きたかっただけなんだよね。
01.06.12