君 の 背 中 の ツ メ ア ト 誰 の
「背中」
「ん?」
「乾、背中に多分ニキビある」
余りにも僕の相手をしてくれないものだから、僕は柄にもなく拗ねた。話しかけてもそっちのけで、何となく相槌を打つ、そんな感じ。なんてゆうかシャクだから、意表を突いた反撃をしたかった。
「ニキビ?」
「うん、多分。シャワー沁みるでしょ」
「・・・何で俺も知らないことを不二が知ってるんだ?」
僕は苦笑した。僕の口から言わせたいんだろうか。それとも本当に分からないんだろうか。眼鏡が邪魔をして、時々僕は分からなくなる。
「こないだ、そこに僕が傷付けちゃったでしょ」
乾は何のこと?って顔してる。僕はアノこと、って顔をしたけど通じなかったみたい。
「背中、僕引っ掻いちゃったでしょ」
僕は乾の前に手のひらをかざし、指で引っ掻くまねをした。漸く通じてくれたようで、乾はああ、って顔をして、それからふむ、って顔をつくった。
「痛かったぞ結構」
そっちも痛いだろうけど、こっちだって痛いんだよってゆう印。忘れてたくせに意地悪げに乾は笑った。僕はそんな君の顔が存外好きだったりするから、小憎たらしく笑ってやった。
イイワケ
某乾馬鹿に捧げます(誰とは言わんけども)ラブラブだよ☆もー最近ラブラブ物書き過ぎててちょっち麻痺してるでよピカフィンガー。参っちんーぐ(どうした自分)
02.04.18