痛 い 目 に 相 対
2週間振りに家に帰った。ジャージのままで帰ったから、すげーほこりっぽくてもさもさしてた。
「お帰り」
玄関を開けると、2時間前に一緒に帰る?とかほざいてた男に迎えられた。にこにこにこにこ、嬉しそうに含み顔させて笑うから、最早癖になってる対応で悪態応対。
「パイ喰いにきたんだよ」
「はいはい」
含み度倍増されると釈然とせず。だけど取り合えずブーたれて、詰まらなそうな面持ちをキープ。そしたらポンポン、ソファーに腰を下ろすと後ろから頭を撫でられた。
「よしよし」
「・・・何してんだよ」
「ご褒美、試合頑張ってたから」
「俺は子どもか」
「ホコリっぽいしね、ふふ」
いつの間にか隣りに座ってたヤツを、肩をつかんで仰向けにさせて、覗き込む。じんわじんわ、顔に熱が急上昇。こうゆー時の間は激痛。
「ほら、何もしないじゃん、だから裕太はお子様なんだよ」
怯むことなく真っ直ぐの光線は眩しくて、目を閉じて、だけど悔しくて、俺は―――
x x x .
「いつまでもみくびってっと、いつか痛い目見るからな」
ばたばた、2階へ掛けた。悔しい。耳、絶対見られた。くそ、クソ。余裕ない俺は、
「それは楽しみかも、ね」
同じくらい熱くなった顔したヤツのセリフも耳にも気付かなかった。
イイワケ
ユタ不二はなんてか一生懸命なユータが好きかもしれない(笑)とかいって、今痛いユタ不二同時進行さしてんだけどネ☆(あいたー)ちなみにxxxはキスマークの意〜。あ、知ってるって?
02.05.25