会話9:跡不二日常編



「…」
「…」
「何か話してよ」
「何か」
「寒いよ跡部」
「悪ィかよ」
「用ないなら帰れば?」
「帰る必要ねーから帰らねぇ」
「居座りは困りますお客さん」
「なら泊まらせろ」
「やだよ―――どこ行くの跡部」
「直接交渉」
「え、やめてよ、母さんに言ったら引き止めるに決まってんじゃない」
「だから行くんだろーが」
「…分かったよ、泊まってきなよ。いいよ下降りてかなくても―――跡部?」
「電話借りるぞ」
「あ、使い方分かるよね」
「何回使ってると思ってんだよ」
「―――やっぱ携帯からかけないわけ?」
「おまえんちのテル番出ると、向こう安心すんだと」
「ナンバーディスプレイも中々考えものだね」
「まあな」
「てゆか君が信頼されてないだけでしょ?こないだおばさん、ウチ来てグチってたよ?最近景吾の帰りが遅いって」
「あのババァ」
「遊ぶなら、もっと上手に遊びなね?」
「うるせぇよ」
「ウチ来るとかしてさ」
「―――いいのかよ」
「口実に使えって言ってるの」
「…電話してくる」
「おばさんによろしくね。あ、母さんキッチンにいると思うから、いちお声かけておいてね」
「分かってるっつの!」
「―――ドアぐらい優しく閉めてよね。もう、可愛いんだから」




イイワケ
へたれ跡部IN幼馴染設定万歳。
02.08.13