会話10:メイツ日常編



「不二」
「なあに」
「ねえ不二ってば」
「聞いてるよ」
「のさー、俺最近思うんだけどさー」
「うん」
「最近思うんだけどさ」
「だから聞いてるって」
「あ、うん」
「で、何?」
「え、あ、うん、と」
「うん」
「うん」
「うん?」
「や、だから、何か、不二、最近ちょっとさ」
「うん」
「…ぶう」
「なに、変な顔して」
「だってだってさー、最近ぜってー冷たいよー」
「何が」
「不二が!」
「僕?」
「冷たい冷たい、つーめーたーい!よ!」
「ふうん」
「だって何か俺が言っても聞いてないっぽいし、リアクションちょー薄いし」
「で?」
「で、ってか…え、ちょっとヤだなって」
「ふうーん」
「独り言っぽいのってヤじゃん?」
「ふうーん」
「あの、不二?」
「ふうーん」
「え、あの、えっと、不二?」
「別に、いいけどね」
「不二?」
「大体さ、僕が本読んでる時に話しかけてくる方がどうなの?って感じじゃない?」
「え、あハイ」
「相槌打って、しかもちゃんと聞き取ってるんだからそれで良くない?」
「いいです」
「だよね」
「はい、スイマセンでした」



イイワケ
1年振りのメイツ日常編は、こんなんだ。微妙?(笑)
普段温厚な人は、怒るとヒステリで大変なんですよってお話。
03.11.29