いらない、もう僕には必要じゃないよ。
だからバイバイ。



廃 棄 物 処 理 場 で
会 い ま し ょ う





“知らない人みたい”

そう感じたら、もう他人って証拠だと思うんだけど、どう思う?僕は最近君をそうゆう目でしか見れてないんだけど、原因は主に君にあるんじゃないかって思うんだ。君は思い当たる節すらなさそうだよね。こうゆう空回りって、すればするほど空しさを呼んでると思うんだけど、それについてはどう?

“惚れた弱み”

そんな魔法もそろそろ効れそう、そう言っても何のことを言ってるのかも、君は分かってくれないかな。






「帰るか」


気を利かせて言ったセリフなのか、そうじゃないのか僕には到底理解出来ないけど、それに従う僕。2人きりの帰り道。別にいいけどね。もう慣れたもん、何の変化ももたらそうとはしない君に。


「じゃあ明日」


分岐点に差し掛かると、決まって言うセリフ。


「うん、じゃあバイバイ」


お返しって訳じゃないけど、僕も決まって同じセリフを返す。そしていつものように、1度も振り返らない後姿を見送る。角を曲がって消えるまで。

慣れたけど、好きにはなれないよ。






「もう、やめよ」


自分で断ち切る、だってこうでもしなきゃ何も変わらないのを知ってるから。僕を愛そうとしない君の隣りにいるのは、些か疲れた。期待したり、待つのことより、期待外れのほうが辛くて、募る期待を滅茶苦茶に踏みにじられるのが痛い、だから、


「やめよ、ね」


泣いたら最後、知ってるから、振り向く君が容易く推し量れるから、だから僕は泣かないよ。


「・・・分かった」

「うん、じゃあバイバイ」


笑顔で帰り道みたいに見送る。振り向かない後姿を見送る。でもこれももう最後だ。もう僕は裏切られることはないから安心だ、安心だ―――なのに、どうして涙が出るんだろう。角を曲がる前に、もう君が見えないよ。見えない、ちゃんと見送りたいのに、見えないよ。


「・・・ッ・・・・う・・手塚ァ・・・!」


君が好きでしょうがない、こんなにも君が好きでしょうがない。






僕が捨てた君に、あそこへ行ったら会えるかな。また拾うことが出来るかな。

後悔を捨てて、君を拾いたい。












イイワケ
アタシの大好きなお方、まいたけみつ様こと茸子ちゃんからの8282リクでございます。「wnl」になってから初のリクだったんで、オッシャやったるわー!!!と、張り切ってたのにドーーン玉砕パタリ。ごめんね茸子ちゃん、なんかもぉ・・・ほんとゴメンーー!!
実はコレ、昔書いて放置してたやつにちょっと付け加えてみたなんてこと秘密です。ええそりゃトップシークレッツです。アッハッハ(笑えない)
02.01.24